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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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9部 和平

思ったより支持されてるこの話。

この話だとなぜサッサと返済しないのだろうと突っ込まれる。

それは日本の借金と称するものと一緒だと思うが。

9部 和平

ローゲン・ハルチャーはのぼる領の領有を認められる代わりに後リサ帝国の家臣になる。

「我々はルーミス様とリサ姫に忠誠を誓います」食料さえくれれば誰でもいいのだが。

「兵を食わせることが出来る者こそが主なのだ。後リサ帝国万歳~」豊かだなぁ。

10年前の飢饉の時に、妹を救うべく棒切れ1つ持ってダンジョンに篭って3年。

同じ境遇の仲間を集めて強請り集りをしながら資金を蓄え宇宙船を買い。

3年もかかって操縦方法を学んで海賊デビューしたのが昨日であるのだが・・・。

「てリサ帝国分裂しちゃったから辺境の国まで面倒見きれないのよ」

ここは謝り倒すしかないところだろうが、何で為政者辞めたのに財務官僚に文句言う?

役職に就いたら、誰かが辞めてくれと言うまでは勝手に辞められないと言ってた人が。

まあ辞表だして雲隠れすれば済む話だが、辞表受け取らない上司も昔はいたようだ。

「俺らにとってリサ帝国の栄光は伝説なんですよ。もう一度皇帝になってくれたら」

「そして未来永劫独裁者に苦しめられる事になるの?そんなの楽しくないよ」

いやリサ姫政治家なんだから楽しくないからって仕事サボられると迷惑なんだが。

「いや私はお金の計算は得意だから。算盤8段、リサ流槍術家元」

趣味で槍の稽古してたら後継者のいない家元がリサを家元にしてしまったのだ。

「算盤8段?私は10段よ。リサ教団の神官騎士団で帳簿ばかり見ていたから」

「ふふっ。書類の悪魔と呼ばれた私が算術で妹に負けるとは」ちょっと悔しいな。

「私は書類の天使とでも名乗りましょうか?宗教家だから奉仕活動もしたいですよ」

「諦めなさい。国利民福よ。国の利益とクライアントたる国民を守るのが義務よ」

「分かってますけどぉ。グチくらい言ったって良いじゃん。私は人間だよ?」

恋の女神だろ?あんたはと思ったリサだが取り敢えず愚痴は聞いておくことにしたのだ。

機嫌を損ねて謀反されたらのぼる軍より手強い敵になる事は明白だからだ。

「あはっ。部下の前でこんな愚痴を垂れると、士気が低下するから言えないのですよ」

私が聞いてやらないといけないのかと思うリサだが正直シエルの愚痴は聞きたくない。

でも私も書類の神だし、信者の懺悔は聞くのが義務なのだと諦める事にしたのだ。

「そんな訳で神官に対する予算を増やして下さい。薬草を備蓄する設備が足りないです」

え~?信者から高いお布施取ってるのに私や後リサ帝国の財布当てしてるのかよ。

「最近はみかじめ料禁止ですから。僧侶は檀家からお布施を受け取れないんですよね」

大体みかじめ料が駄目で檀家のお布施は合法だというのが分からん。

お布施にもちゃんと税金かかるんだよね?宗教法人は税制で優遇されてると聞くが。

お賽銭とかにもちゃんと税金かかるんだろうか?

「まあ今年から僧侶は月給30ディルスで国に雇われることになったんですよ」

だから国に施設作ってもらうか冠婚葬祭による礼金で教団を運営しないといけないのだ。

僧侶が教団に納める上納金を稼ぐ為8ディルスの給料でコンビニでバイトする。

資本がある者は教会の運営費で、修行の奉仕活動の軍資金を集めているのだ。

「僧侶は弱体化したほうが良いからね。僧侶と王と独裁者に権力与えすぎるとヤバい」

後神様もだろと思うが、信心深い後リサ帝国の民はそんな事言わないのだ。

「ローゲン・ハルチャー。我々に従えば当面の食料と生活費は保証するよ?」

国庫にある7ジョディルスの税金を見れば納得してもらえると思うのだがどうだろう?

借金は有志諸君の努力により返済してしまったけど予算組む時に5ジョ借金する。

「いやこの状況で借金残しておく意味が分からなくなってきた」だが借金はしないと。

1代で莫大な借金を背負い、国を奪われた先代もいる事だし油断は出来ない。

「いや~。5ジョディルスくらいなら返済できますからねぇ。水道の整備を行おう」

タイムアウトの魔法で時を止めて1ヶ月間水道工事をさせたが2月2日完成した。

「これで美味い水を飲めるぞ。水道設備に10ジョディルスも注ぎ込めばどの国でも」

美味い水が飲めるかもだが、借金も5ジョディルス増えたので国民は憤慨するのだ。

「あれだけ税金納めて寄付までして借金返済してやったのにまだ足りないのかよ」

「そう言うな。美味い水なら良い作物が育つぜ。川の水よりマシだろう」

ご改革には莫大なお金が必要なのでありこれからも借金はするだろうと宣言したのだ。

「学校の授業料免除してやるぜ。税金も30%減税する。文句ないよね?」

文句言ったら税金は上がるのではないかと国民は思ったのだが備えて貯蓄に励むのだ。

「ああっ国民に疑われてますよ?サッサと税金減額して国民の人気取りしましょう」

て訳でタイムストップの間部下にやらせておいた税金減額の宣言をしたのだ。

ネットで税金の50%分のポイントを付与して国民は大喜びするのだ。

「障害者雇用とかにも力を注がないと。見捨てて司法に訴えられたら困るし」

「ルーミスちゃん。この国ファンタジーの国ですよ?魔法何とかならないんですか?」

「1万ディルスかかると言われた」とルーミスが言うと嘆願者が目を輝かす。

「1万ディルス?支払います。魔法をかけて下さい」他の国なら兎も角後リサ帝国なら。

「それ月々なんですか?それとも1回だけ?」「1回だけだ」と医療班は答える。

「それ支払うでしょう。就職さえ出来れば5年で返済できる金額ですよ」

「リサお姉ちゃん。では本日付で補給班に配属になりましたこのルリが治療を」

魔法で次から次へと治療していくと、障害者が少なくなったのだ。

「国民天才化計画により障害者の数を少なくする。ファンタジー世界ならそれが出来る」

取り敢えず職業訓練を受けさせ、知力を高める魔法のたこ焼きを食べさせる。

「おお。夢から覚めたようだ。どんどん俺の理解力が上がっていく」と大喜び。

因みに自閉症スペクトラムは、天才も排出することがあるのであえて治療しなかった。

それなりの教育を受けさせて、病院に通院させておけば何とか親の仕送りで生活出来る。

「生活保護って最近は申請すれば誰でも貰えるから」働けない者は助かるよ」

でも最近は在宅ワークも流行ってるし、遊び人もネットの仕事は喜びそうだなぁ。

今の日本は在宅で30万稼げる人が出てくる良い時代である。

「後リサ帝国なら月10ディルスは稼げると思うよ?サラリーマンだけが仕事じゃない」

昔の日本はサラリーマン至上主義で芸能や芸術を軽視する傾向にあった。

実際芸能では食えない時代だったし、サラリーマンの安定収入思考は仕方がない。

地下アイドルが低収入でもメジャーデビューを目指して活動できる時代じゃなかった。

本人が良くても親が無理やり辞めさせて勉強させられる時代である。

英雄虎の人にもサンタクロースにも誰がなっても良い時代なのだ。後リサ帝国なら。

「自閉症スペクトラムって治せるんですか?流石に精神的病は魔法で治療できないかと」

自閉症スペクトラムは病ではなく特性だという人も多いので治療が出来る病院が・・・。

作者が通ってる精神病院でもアスペルガーの患者は初めてだと言われたそうであるし。

「それにアスペルガーは賭けなんですよ。天才が生まれるか凡人が生まれるかの」

天才になれないアスペルガーの人は国が徹底的に教育しないと大成は難しい。

作者からして国の援助は有り難く使わせてもらってるがそれでも47歳まで無職だ。

正確には46歳だがもうすぐ誕生日が来るので。

「病人も回復魔法で減らすし、若返りの秘薬もファンタジー世界でなら作れるのだ。

聖なる水着はせいぜい200年位しか持たないので確実に若返る納豆薬を処方すると。

12歳見た目の若さを維持できると言われてるが、納豆100パックくらい食べないと。

心労でかえって老けそうであるからサプリで飲むことをおすすめするらしいが。

「若返りの納豆をバーンの店で販売しなさい。売上の10%は上納するのよ」

200京まで増えれば後は減少傾向になるかもしれない。人間の寿命を伸ばすべきだ。

2月3日、ネットで若返りの薬200京分は完売。

だが1度服用すると10年若返るので、聖なる水着で16歳の美貌を維持している。

因みに若返りの納豆を服用すると16歳未満では成長が10年止まる。

そして本人は50歳で聖なる水着で若くなった人が服用すると再計算されてガチになる。

元の若さが16歳という事に再計算され、10年間は16歳の肉体年齢が維持される。

「ルーミスちゃんに呂布ちゃん。若返ろう」ほぼ全員が若返りに同意した。

エルフやドワーフやゴブリンも若返りの納豆を買い求めているが若さは夢である。

然しこの蘇生魔法が使える国では多少の事故では人が減らないのだ。

200京位で人口を抑制して食料を集め直さないと飢饉が起きた時食わせる事が・・・。

「定年退職ないと若者の雇用が深刻になるんですがそれでも良いんですか?」

バイトの供給源の若者も減るから最低人口200京人はいてくれないと困るのだが。

「ローゲン・ハルチャー。そなたに任せる。外宇宙から人口10京人を移民させなさい」

「これ以上人口増やしてどうするんだぁ?」お戯れもいい加減にしないと怒るぞ。

やっぱ人口は抑制しないといけないが、それでもエルフが40京ドワーフが30京。

増えまくってるなぁと思うがこれ以上増えたら食わせられない。

宇宙は大飢饉により滅びるだろうと思われるので、これ以上は増やせないのだ。

食料探しの予定です。

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