ルーシーの借金返済
おネエの王がいて何が悪い?
ルーシーの借金返済
12月2日、取り敢えずルーシーは地域通貨宇宙コインを紙幣で発行したのだ。
メイド喫茶の収益55兆ディルスではとても220ジョの大金を返済することは不可能。
宇宙コインを40兆ディルス発行して株を買い、資産を増やすしか道はないのだ。
「凛。お金を持っていたら貸してほしい。ルーミス帝を倒して宇宙の平和を取り戻す」
いやそのお金持って夜逃げされたら困るんだけど夜逃げしないでよね?
「私が信用できないというのか?夜逃げなんざ貧乏人のやることだ。金持ちだぞ。私は」
いやあんた一度夜逃げしたじゃん。でも300京ディルスくらいなら用意するよ。
地域通貨凛札を発行して2ジョくらいにはなるかなぁと思うが要するに宇宙規模なら。
要するに同じ地域で凛札が大量に出回らなければ良いのである。
1都市100億凛札くらいなら幾ら出回っても値崩れしない筈である。
昔地域通貨で事実上の独立国を建国しようとした人がいたのだが失敗したようだ。
やってる本人は詐欺だと思っていなかったと思うのは俺だけだろうか?
「地域通貨は値崩れし始めたら詐欺だからなぁ。余り大量に発行はできんよ」
ところで蜀漢帝国2のあった地域は水着共和国の王ビキニ国王が支配していた。
「ビキニ王が当方に下着共和国がガルマニア地方に建国されました」取り敢えず通貨で。
「じゃあ5ジョディルス貸すが、利子は凛札で返すんだぞ」この凛札縛りが効いた。
何としても株に投資した凛札を回収しなければいけないということである。
取り敢えず敵対的買収に励み資産を増やす事に熱中するが12月5日朝には増えた。
「どいつもこいつも金を積んで買収を諦めてくれという。10ジョディルス儲かった」
そりゃ良かったが、地域通貨回収する為に利子は支払えよと凛は念を押すのだ。
凛札の信用度が上がれば凛札で売買の決済が出来るから凛王は豊かになれるのだ。
「任せておけ。ビキニ王を倒して水着共和国を乗っ取るのだ」
そして積極的に水着共和国の株を買い占めて敵対的買収の末会社を空にされた。
従業員は全員解雇。
設備は外に持ち出し株価が急落する。
まあそんな事は分かっているのでさっさと売り飛ばして会社に大損させたのだ。
「文句なら会社を空にして株価を引き下げる原因を作った社長を恨め」
このルーシーが恨まれる覚えはないが、40ジョ儲かった。借金の返済に当てよう。
30ジョを国に返金させて国は大規模な定額給付金を行うのである。
「定額給付金やる余裕があるなら借金減らしてほしいよな」と言う国民である。
「アイツラ借金を返済させた金額が30ジョディルス。定額給付金は10ジョディルス」
気にすることはねぇ。
アイツラしこたま儲けてるんだから多少俺たちに還元してくれたって良いだろう。
「てめえ。凛札はディルスほど人気はないんだ。返済が滞ると価値が半減する」
5ジョディルスを返済しておくが、凛札買い戻すのは苦労した。
「でも取り敢えず5ジョは返済した。暫くは買収した企業の株を上げることに」
水着共和国の民は地球の迫害を逃れて300年前地球を脱出したコスプレイヤーだ。
この子孫が数を増やし3京人にまで膨れ上がっていた。
この株が下がりまくっていて買いどきなのであるが貧乏で手が出せないらしい。
宇宙コインでいいなら株買うぞと提案するが流石に拒否られたのだ。
「ビキニ殿下。コスプレがしたいならメイド喫茶の支店造りましょうか?」
一応過去は知らんぷりで水着共和国を乗っ取るべく宇宙コインの鋳造を認めさせたのだ。
「俺ら後リサ帝国に逆らうつもり無いぜ。でも豊かにはなりたいなぁ」と言うのだ。
この国では水着やブルマの店が2大財閥として国を牛耳っているのだが。
「大変です。リサっち財閥に水着共和国の企業の株はあらかた買い占められています」
アイツラどこまでも私達の邪魔をするつもりか?月5ジョも儲けてまだ不満なのか?
「まあ仕方ないぞ。水着共和国は貧乏な国だからな。リサっち財閥に頼らんと」
豊かにはなれないし、シエルとルリは学校でリサ姫と共に勉強しているらしいが。
「イカサマ博打の店を開こう。日本のカジノなら丁半博打あっても良いと思う」
そして12月15日、こんなのイカサマに決まってることは誰もが承知しているのだ。
競馬とか競輪競艇ならイカサマは出来ないがカジノなんて機械の操作次第で幾らでも。
て訳でルーシーを可哀想に思ったらしい有志達が50ジョディルスをつぎ込んでくれた。
「定額給付金当てにして無茶する奴が多くて困る。税金取れればどうにでもなるけど」
でもこれで借金は140ジョディルスになったので50ジョで宇宙コインを保証した。
「宇宙コインで支払っても良いのか?今すぐ支払うよ」宇宙コイン50ジョ分支払う。
これで残金90ジョディルスだ。これくらいなら真面目に働いて返済できそうだ。
5ジョディルスで相変わらず敵対的買収に励むので企業も警戒して株を売らない。
「銀行よ。金を貸してくれ。泥船財閥の経営権を買い戻すから」て訳で30ジョ借りた。
「金の力でリサっち財閥本社の株も買い占める」12月20日株の51%を買い占めた。
「え?油断した。この会社私の会社じゃなくなったの?」会社の金に手はつけない。
確か30ジョディルスほど貯め込んであった筈だが、使ってないなぁ。
「私が株主総会で失脚しない限り増資は出来るのよ?会社の金で増資してみようじゃん」
「緊急株主総会でフォートレスは罷免。新社長にルーシーを任命する。
やば。リサ姫の100ジョの株が人質に取られた。
返せって言ってもどうせ返還はありえないだろうなと思ったので諦めたのだ。
「リサ姫の株は返してやれ」と言うルーシーの情けで株だけは帰ってきたが置き場所が。
「て訳で保管料1ジョディルスで王宮の宝物庫に納めさせてもらえませんか?」
100ジョディル分の株券を保管できる家は王宮しかないのだ。
「リサ姫。私腹切ってもいいでしょうか?」余りの屈辱にフォートレスが申し出るのだ。
「駄目に決まってる。無職になっちゃったけど新しい就職先なんとか考えよう」
そしてリサ姫16歳の1月1日、全ての借金を完済して15ジョディルスも貯め込んだ。
「あいつ。あんなに金集め上手なら最初から真面目に働いて儲けりゃいいじゃん」
リサは高校1年の教科書読破しながらルーシーに文句言うが会社の金どうなったのだ?
まさかとは思うが借金返済の原資リサっち財閥の会社の金なんじゃ?
「会社の金は部下の給料に使いました。正当です」などと言うので調べてみたら。
「あのルーシーさんの給料だけなんで3ジョディルスなんですかね?」
「社長ならそれくらい貰うだろう。リサ姫の月給だって10ジョディルスじゃない」
私は株の配当と優待券しか貰っていない。
貴様のような汚職企業と一緒にするなと思うが取り敢えず水着共和国に左遷をする。
「御温情に甘えて水着共和国に水着売って大儲けしてみせま」と任地に旅立つ。
ピーヒャロはこのフォートレスについて行き首都ハイレグシティで商売を始めた。
コスプレは金のかかる趣味なので自腹で買っていたら、裕福な家庭でないと無理だ。
俺もぶっちゃけ認めたくはないが世間的にはおネエ系だし買ったことあるんだよ。
ブルマとかスク水とか高くて俺の経済能力じゃ5千円くらいまでしか買えない。
しかも大量生産の水着やブルマだからコスプレイヤーだと注文したり作ったりする。
まあ最近は金なくて新しいの買ってないが一品物注文したら一桁違うだろう。
「しかし今時給料20ディルスの国なんてあったんだなぁ。この国で1ディルス」
「10万円です。確かに所得低いですが暮らしが成り立たないほど貧乏では」
そう思うがこの物価では後リサ帝国にくる商人はいるかどうかわからんな。
「来るんじゃないか?人件費後リサ帝国の20分の1だぞ」と言うピーヒャロ。
「この国で工業製品作って売り出せば人件費がかからないから大儲けだぞ・・・」
だがこの水着共和国の給金は下げないようにしようと思うフォートレスであった。
後リサ帝国で労働者不足になった時にコイツラ雇えれば後リサ帝国が助かるのだ。
「最近国も株の買収に走り、300ジョディルス分を買い漁りました」
「だとすると税金取る必要性ないね?減税してあげたら国民も喜ぶと思うよ」
「考えておくわ」ルーミスは取り敢えず新たな国水着共和国に聖なる水着を売りつける。
女の子のコスプレに憧れる少年少女がこの水着を買い漁り20年ローンで女性になった。
そしてビキニ殿下はビキニを着込んでおネエの王ビキニ1世として共和国を守るのだ。
水着共和国の野望の予定です。




