興業
プロレスの収入で信者を救う神様。
最初の設定では農業神だった筈だが・・・。
興業
「凶器攻撃。悪役レスラーグレート・リサに勝てるレスラーはいないの?」と聞く。
悪役レスラーってヒールレスラーやってるよりは素手で戦う方が余程怖いが。
「いや~。ファンクラブの会員がやっと1万人超えました。儲けが10万ディルス」
4万ディルス使って課金してくれた神官達にお酒飲ませないといけない。
「お酒で神官のご機嫌が取れるなら喜んで酒代出すよ。ファイトマネーが300位」
チャンピオンになったからと言って報酬は300ディルスであるから節約しないと。
「凜教の道場増やさないと。諸君には働いて課金してくれないと困ります」
「任せて置け。聖典を売りに出し信者を増やす」6月8日神様プロレスの興行である。
「全く。神様プロレスって株式なんだ?買い占めても良い?私達も株主になりたい」
ミサとユリは神様プロレスの株の30%を買い占め沸騰株主になったのだ。
人類アカデミーも給料はくれるが、研究資金はほぼ自腹であるので儲けないと。
「一応実験用の宇宙草は作ってあるんですよ。成功すればどんな惑星や隕石でも」
生命の溢れる星になるだろうが取り敢えず人間の知力を30%アップさせる薬草も。
「筋力アップのたこ焼きでレベルアップしたミノタウロスとの試合だよ。やらせなし」
て事はミノタウロスが宇宙チャンピオンになる可能性があるのか?
「手加減はするけどやらせはないよ。私悪役だから善のミノタウロスのは負けるかも」
勧善懲悪はプロレスの世界だが、見込みありそうならやらせもありだよ。
「凜。覚悟。おめえ様を倒して明日のプロレスの星になるのだ」やらせではない。
やらせもありかなと思ったが一応勝つつもりで見せ場作りに励んでいた。
だが油断していたのだろう。一瞬のスキを突かれてミノタウロスの体当たりで昏倒した。
「やったぁ。俺がチャンピオンだ」ミノタウロスは大喜びするがこの敗北で。
「やっぱファン辞めさせていただきます」などと言う者が増えファンは4千人減った。
神官は300名位であるが、雪辱戦に弟子を刺客に送り込んでチャンピオンの座を。
「良い?信者は多ければ良いという訳ではないです。少数精鋭化ですよ」
信者を3千人にまで減らそうと決意して凜の悪い噂が意図的にばら撒かれたのだ。
この3千を真の精鋭にするつもりだった。
教団の為に金を貢いでくれる富裕層の団体に鍛え上げるつもりである。
「あのう。信者の条件月収1000ディルス以上ってハードル高くないですか?
金儲けの宗教の何が悪いと凜は本気で信じていた。
金がないと貧しい者は救われぬ。なら教団が金儲けして仕事と住処を探すしか。
「凜さん。俺は公務員だぜ。信者にしてくれよ。神官になっても良い」
6月10日、信者を精鋭化するべく信者の勧誘を控えていたが2千人回復した。
「困るんですよ。うちは金儲け主義の邪悪な宗教ですよ。良いんですかね?」
「構わん。お前について行けば俺らは大金持ちになれる。さあ修行だ」修行と言っても。
うち農業の神だから信者は農業やってくれないと困るんだが大丈夫だろうなぁ。
「ふふっ。うちの庭は全て芋畑ですよ。上納金は納めるし勧誘活動も行います」
そして6月15日、ミサとユリは経費節減に成功して小説の2巻目を発売したのだ。
凛の宗教活動を応援する為に宗教の本を発売したが売り上げは6万部のみ。
そのうちの2割にあたる1万人が入信を希望して受け入れられた信者になった。
神様プロレスであるから神官や信者にプロレスの技を叩き込み訓練している。
「訓練に耐えられない者は破門するよ。うちはプロレス団体なんだからね」
そうは言っても精鋭3千で武装して革命祭りでアピールしようかと思っていたのだ。
「我々凛軍団は宇宙プロレス界をひっくり返す。これからは我々の時代よ」
困るんだけど。プロレス界をひっくり返して後リサ帝国に各胴着ブームを・・・。
「プロレスは格闘技よ。訓練終わったら弱小のプロレスの試合に乱入して名を上げる」
「本当に乱入するんですか?勝てなかったら恥かきますよ」と弟子は文句言う。
6月20日、訓練を終えた弟子達は軍団を引き連れて弱小プロレスの試合に乱入した。
「乱入だと?俺らのような弱小プロレスに乱入してこいつら何がしたいんだよ?」
「蹴散らせ~。我々は神様プロレスの新弟子達だ。乱入して名を上げるべく来たのだ」
「乱入は認めるけど俺達なんかで良いのか?俺達弱小プロレスだぜ」
「怖いのか?うちは女子プロだ。弱小でもそちらは男のプロレスだろう」
「別にお前らが良いならこちらは問題ないが試合でセクハラだとか言われても困るぞ」
試合にかこつけて胸や尻を揉みまくってやろうかとも思ったが真面目に試合しよう。
舐めてかかって万一全滅したら物凄い屈辱だしあいつら腕に覚えがあるんだろうな。
「一世にかかれ。女の子でも容赦するな。泣いて降参するまでボコボコにしてやれ」
「お~」珍しく観客が湧くがここで男の対戦相手ボコボコには出来てもやらん。
どうせ女だから手加減してやったのだと逃げるに決まっているから試合はしないと。
「こら逃げ回るなぁ。何の為に乱入して来たんだ?」だと言うが逃げるのも策だ。
まともに男連中と技の掛け合いしたら何人かは再起不能にされてしまう。
「凜さん。出番は譲ります。止めを刺して下さい」「OK」ちゃっちゃっと倒す。
「こいつらマジで強い。俺らの手に追える相手じゃないぞ」乱入はガチだからなぁ。
特にブックもアングルもないガチの乱入だとどうストーリー作れば良いのか困る。
「え~い。俺が出る。あいつらの方が強いのは確かだ。だがせめて一矢報いろ」
このまま押されっぱなしでは男のプライドが傷付くし興行的にも弟子が辞めちゃう。
「勝てる自信が無ければ男のプロレスに殴り込みかけたりしませんよ」
頃合いを見てボッコボコにされた弱小プロレスは経営が行き詰まり神プロに吸収された。
「ちょっと待てぇ。幾ら弱小とは言え女の子に負けるだと?神プロの奴らめが」
これで復讐戦を企画しないと男のメンツは丸つぶれだし強力なレスラーを探さないと。
舐めてかかって弱いレスラー派遣して敗北したら傷口が深くなるだけである。
「俺が出る。宇宙プロレス男性チャンピオンモアイ大佐が」まあ負けるのは仕方ない。
正直最近の女の子は強いから俺でも勝てるかどうかわからない。
だがここで逃げたら男のプライドはズタズタだしアングルでワザと負けてくれるように。
「て訳で300万ディルスで男の立場を守ってくれとモアイ大佐が要求してます」
「今の私がモアイ大佐に勝っても神様プロレスを維持出来ない。要求を呑もう」
て訳でモアイ大佐と激戦の末上手く負けて場外乱闘にまで発展して敗北したのだ。
「強いですねぇ。流石は凜さんだ」「モアイ大佐が八百長を持ち掛けたの嘘なのか?」
「八百長は持ち掛けられましたよ。プロレスですからね。アングルで取り決めてあれば」
でも本気で戦っていたからどう負けようか悩んでいたのも事実であるのだ。
「いや~。まだ格闘技じゃ女の子が男には勝てませんね。打撃技の1撃で倒れる」
取り敢えず報酬の300万ディルス信者で山分けしてご機嫌をとっておいたのだ。
「あの私達強くなりたいんです。弟子にして下さい」良いけど授業料高いよ。
「月謝月30ディルスよ。それでも良いなら訓練するし嫌ならやめるよ」
7月1日、国の税収は貯金15ジョディルスになり10ジョ定額給付金に配った。
「ミサとユリ。凜ちゃんが料理教えて欲しいんだって。弟子の栄養食を用意するとかで」
乱入騒ぎで信者が5万人、神官が8千人に膨れ上がったからお妃教育しておかないと。
「私の弟子は何処の王族や神に嫁いでも恥にならない様に教育します」
取り敢えず神様プロレスの総本部手に入れる為に荒野に出て空き城探さないとなぁ。
取り敢えずルーミスシティに道場を開いているが食わせる事が困難になって来てる。
「ミサにユリ。それとどっかに良い城の物件ない?部下を養う為に領地が必要です」
「後リサ帝国に反抗したトロールの城ならありますよ。引っ越して売りに出されている」
「おう。早速買おう。勉強も楽しいけど神様プロレスを1流企業にしないとな」
て訳でトロールの城を即金で買い取ると無一文になるがプロレス興行考えないと。
「強豪のプロレス業者と同盟を結んで金になりそうな試合組んでもらうしか道はない。
今弱小プロレスを鍛えまくっているが、人類アカデミーの研究テーマはプロレス興行。
「大変です。プロレス連合が神様プロレスに挑戦状を叩きつけました」
「刺客を全員倒したら1千万ディルス賞金を出そう」て訳でチマチマ倒すのだ。
「負けた方が良いんだけどうちも財政難だし城奪ったから食料目当てで人が来る」
傭兵3千名が凜の元へやって来たので狩りをする事にして猪を手に入れたのだ。
「100人倒したぁ。約束の1千万ディルスくれると嬉しいんだけど」
「持っていけ。鍛えなおして男の面子を守ってみせるぞ」悔しがって復讐を宣言した。
「て訳で凜ちゃんの栄養食だよ。たっぷり食べて強くなりなさい」コツだけ聞いた。
仮にも人類アカデミーの生徒である。一度教わればそれなりに覚える事は出来るのだ。
凜ちゃんグッツを売りに出して大儲けしよう。男社会を打倒するのだ」
凜はトロールの城を拠点に神官と信者を集め始めて魔術師が千名配下加わったのだ。
国家の大儲けの予定です。




