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魔法少女サクラ #12

 その日、サクラは時計塔の前でアザミとキリとナズナとエリカとシュロと共に魔法の擲弾発射器を使ってガーベージマン達と戦っていました。

「ハアッ!」サクラが魔法の擲弾発射器を撃ちました。

 サクラの放った魔法榴弾を受けてガーベージマンの一体が倒れました。

「よし!」サクラが言いました。

「この調子なら行けそうだね!」アザミが言いました。

「うん!」サクラが言いました。


 カエデはココロの研究所の前でモエとアンナとマシロと協力してその場にいたガーベージマン達を全滅させていました。

 そしてアンナとマシロはその場を離れていきました。

「まさか警察庁に助けられるなんて……複雑なところだね。」カエデが言いました。

「さすがに今はお互い協力するしかないからね。」モエが言いました。

「とりあえずアスカさんの所へ急ごう!」カエデが言いました。

「うん!」モエが言いました。


「よーし!」ナズナが魔法の擲弾発射器を撃とうとしました。

 そこへ一発の暗黒弾が飛んできてガーベージマンの一体が倒れました。

「えっ……?」ナズナが言いました。

「これは……。」エリカが言いました。

 さらに連続で暗黒弾が飛んできてガーベージマン達が次々と倒れていきました。

「闇の力……!」サクラが言いました。

 最後のガーベージマンが倒れ、強化されたローズが姿を現しました。

「ローズ!」アザミが言いました。

「その姿は……!」サクラが言いました。

「フッフッフッフッフッ!今日こそあなた達と決着をつけてやるわ。」ローズが言いました。

「闇の力が……強化されている。」エリカが言いました。

「マスターの力よ。」ローズが言いました。

「マスター……?」サクラが言いました。

「だったらアンタを倒してそのマスターってヤツも倒すまでさ!」アザミが言いました。

「フフフ……!」ローズが言いました。「そんなことが出来るかしら?」

 六人がローズに向けて次々と魔法の擲弾発射器を撃ちました。

 六人の放った魔法榴弾がローズに直撃して爆発が起こりました。

「やったか!?」アザミが言いました。

 炎の中からローズが姿を現しました。

「フフフ……!」ローズが言いました。

「そんな……!」サクラが言いました。

「ウソ……?」ナズナが言いました。

「今の攻撃を受けて平然としていられるなんて……!」エリカが言いました。

「おう……。」キリが言いました。

「くっ……!」シュロが言いました。

「今度はこちらの番よ。」ローズが言いました。

「ハアッ!」ローズが掌から暗黒弾を放ちました。

「危ない!」ナズナが魔法の結晶で壁を作りローズの攻撃を防ごうとしました。

 魔法の結晶はローズの放った暗黒弾を受けてバラバラになって飛び散りました。

「ああっ……!」ナズナが言いました。

「マスターの力にあなた達の力が通用するハズ無いじゃない。」ローズが言いました。

「くっ……!」サクラが言いました。

「次の攻撃で終わりよ。」ローズが言いました。

「それはどうかな?」そう言ってレンゲが姿を現しました。

「何……!?」ローズが言いました。

「レンゲ……!」サクラが言いました。

「フッ!ハアアッ!」レンゲがマジカルレイピアでローズを二度切りつけました。

「ウッ……!ウウウッ……!」ローズが怯みながら後退しました。

「バカな!」ローズが言いました。「マスターの力を借りたこの私がダメージを受けるなんて……!」

「レンゲの特殊能力だ!」サクラが言いました。

「よし、これだ!」そう言ってシュロがレンゲに魔法の擲弾発射器を投げ渡しました。

「お……!」レンゲがマジカルレイピアを手放して魔法の擲弾発射器を受け取りました。

「これは……?」レンゲが言いました。

「それを使ってアイツを撃って下さい!」エリカが言いました。

「分かった。」そう言ってレンゲが魔法の擲弾発射器を構えました。

「あっ……!」ローズが言いました。

「ハアッ!」レンゲが魔法の擲弾発射器を撃ちました。

「ウアアアアッ……!」ローズがふっ飛ばされました。

「よし!」サクラが言いました。

「ヤツに更なるダメージを与えたぞ!」アザミが言いました。

「はい!」ナズナが言いました。

「これなら行けますよ!」エリカが言いました。

「くっ……!」ローズが立ち上がりました。

「ん……?」レンゲが言いました。

「あっ……!」サクラが言いました。

「良い気にならないで!」ローズが言いました。「マスターの力はまだまだこんなもんじゃないわ!」

「な……!」サクラが言いました。


 とある通りでフウが多数のガーベージマン達に追い詰められていました。

「くっ……!」フウが言いました。「このままじゃ……!」

 そこへスイが姿を現しました。

「やあ。」スイが言いました。

「スイ……!」フウが言いました。

「今は何も言わないで。」スイが言いました。

「うん!」フウが言いました。

「変身!」スイが変身し、フウも再度変身しました。

「マジカルブレイド!」フウが魔法の刃を放ちました。

「アビズマルマジカルシュート!」スイが暗黒魔法弾を放ちました。

 フウとスイの攻撃によってガーベージマン達が次々と倒れました。

「やっぱりスイは……!」フウが言いました。

「言っちゃダメ。」スイが言いました。

「うん……。」フウが言いました。

「私は敵だけど……助けるよ。」スイが言いました。

「じゃあ私も……!」フウが言いました。

「ダメ。」スイが言いました。

「意地悪……。」フウが言いました。

「だって悪だもん。」スイが言いました。

「じゃあ……何も言わないから……。」フウが言いました。

「うん。」スイが言いました。「行くよ?」

「うん!」フウが言いました。

 フウとスイは残ったガーベージマン達に向かって走り出しました。


「ウアアアアアアアアッ!」ローズが全身に闇の力を漲らせました。

「な……!」サクラが言いました。

「なんて……闇の力……!?」ナズナが言いました。

「アレだけの闇の力……想像を絶する攻撃力になりますよ!」エリカが言いました。

「そんな……。」キリが言いました。

「くっ……!」レンゲが言いました。

「次の攻撃で今度こそあなた達は終わりだわ!」ローズが言いました。

「もう……為す術は無いワケ……!?」アザミが言いました。

「あるよ。」シュロが言いました。

「えっ……?」サクラが言いました。

「私の特殊能力を応用してここにいる全員の攻撃力を集める!」シュロが言いました。

「そう言えば……!」サクラが言いました。

「でもま、ここにいる全員の攻撃力を合わせられるかどうかは実際にやってみないと分からないけどね。」シュロが言いました。

「マジか……。」アザミが言いました。

「でも……今はそれに賭けよう!」サクラが言いました。

「ハアアアアアアアッ!」ローズが空中に浮かび上がりました。

「行くぞ!」そう言ってシュロが空中に魔法の重力場を発生させました。

「な……!」ローズが言いました。

「みんな、あそこに向けて攻撃を放つんだ!」サクラが言いました。

「ハアッ!」サクラが魔法榴弾を放ちました。

 サクラの放った魔法榴弾が魔法の重力場の中で爆発し、魔法弾を形成しました。

「サクラに続け!」そう言ってレンゲが魔法榴弾を放ちました。

 レンゲの放った魔法榴弾の爆発がその魔法弾に取り込まれました。

「行きます!」そう言ってエリカが魔法榴弾を放ちました。

 エリカの放った魔法榴弾の爆発がその魔法弾に取り込まれました。

「成敗!」そう言ってキリが魔法榴弾を放ちました。

 キリの放った魔法榴弾の爆発がその魔法弾に取り込まれました。

「それじゃ私も行きますか!」そう言ってシュロが魔法榴弾を放ちました。

 シュロの放った魔法榴弾の爆発がその魔法弾に取り込まれました。

「ランクアップ!」ナズナが《ライトニング》のカードでランクアップを行いました。

「ハアッ!」ナズナが魔法榴弾を放ちました。

 ナズナの放った魔法榴弾の爆発がその魔法弾に取り込まれました。

「よっしゃあ!」そう言ってアザミが魔法榴弾を放ちました。

 アザミの放った魔法榴弾の爆発がその魔法弾に取り込まれました。

「よし!これで全員の攻撃力が一つとなった!」サクラが言いました。

「そんな……バカな!」ローズが言いました。

「行っけーっ!」シュロがそう言うと同時にその魔法弾がローズへと飛んでいきました。

「くっ……!ウアアアアアアアッ!」ローズが両腕でその魔法弾を受け止めようとしました。

「ムダだ!私達七人の攻撃力が一つとなった攻撃!防ぎきれるハズが無い!」サクラが言いました。

「闇の力……マスターの力は絶対よ!あなた達の力なんかに負けるハズが無い!」ローズが言いました。

「ハアアアアアアアッ!」ローズがその魔法弾を止めました。

「な……!」サクラが言いました。

「ハアアアアアアアッ!」ローズがその魔法弾を打ち消しました。

「そんな……!」サクラが言いました。

「残念だったわね!マスターからお借りした闇の力は相手の攻撃を一度だけ無効にすることが出来るのよ!」ローズが言いました。「マスターの闇の力は決して屈することは無い!」

「そんな力が……!?」サクラが言いました。

「次の攻撃で今度こそ終わりよ!」ローズが言いました。「私の勝ちだわ!」

「希望は……消えない!」ナズナが言いました。

「何……!?」ローズが言いました。

「ナズナ……!?」サクラが言いました。

「この瞬間、《ホープ》の効果発動!」ナズナが言いました。

「《ホープ》の効果……!?」ローズが言いました。

「攻撃が無効になった時、その攻撃力を倍にしてもう一度攻撃を行うことが出来る!」ナズナが言いました。

 空中に再び魔法弾が生成されました。

「攻撃力……倍……!?」ローズが言いました。

 その魔法弾がローズに向かって飛んでいきました。

「くっ……!でも……それで私にダメージを与えられたとしても、私を倒すには至らないわ!」ローズが言いました。

「ウウウウウウウウッ……!」ローズがその魔法弾を受け止めようとしました。

「これでトドメだ!」そう言ってアザミがマジカルムーブを発動しました。「マジカルデモリッション!」

「な……!」ローズが言いました。

「マジカルデモリッションは対象の無生物を破壊し、さらに相手にダメージを与える必殺技……!」サクラが言いました。「その威力は……!」

 その瞬間、その魔法弾が爆発しました。

「ウアアアアアアアッ……!」ローズがその爆発でふっ飛ばされ、地面に叩きつけられました。

「ウッ……!ウウウウッ……!」ローズが元々の姿へと戻りました。

「マ……マスター……!」ローズはそう言って姿を消しました。

「勝った。」サクラが言いました。

「ああ!」アザミが言いました。

「おう!」キリが言いました。

「大勝利ですね!」ナズナが言いました。

「良かったです。」エリカが言いました。

「これで平和は守られたな。」レンゲが言いました。

「まあ私のおかげかな?」シュロが言いました。

「勝ったーっ!」サクラが言いました。


 ローズはダークマスターの元へと戻りました。そこには二人の少女達がいました。

「マスター……!」ローズが言いました。

「ご苦労だったな、ローズ。」ダークマスターが言いました。

「申し訳ありません、マスター!」ローズが言いました。

「気にするなローズ。」ダークマスターが言いました。

「はい……。」ローズが言いました。

「魔法少女達には及ばなかったとはいえ、私の力も覚醒させることが出来た。ひとまずの目的は達成したと言える。」ダークマスターが言いました。

「そうです……ね。」ローズが言いました。

「ミント、オリーブ、そしてローズよ。今後はお前達三人で力を合わせこの世界を破壊していくのだ。」ダークマスターが言いました。

「はい。」ローズとミントとオリーブが言いました。


 おわり

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