魔法少女サクラ #11
レンゲを除いた闇の力に対する防衛チームのメンバーが闇の力に対する防衛チームの部屋で待機していました。
そこへケイトリンがやって来ました。
「また来たな!」アザミが言いました。
「今度はどうしたの?」サクラが言いました。
「“ジーニアス”の魔力がこの施設のすぐ傍まで迫っています。」ケイトリンが言いました。
「何……!?」アザミが言いました。
「いよいよこちらも動かざるを得なくなりましたね。」エリカが言いました。
「おう。」キリが言いました。
「チッ!しょうがないな!」アザミが言いました。
「それでもまだ私の動く時ではない。」シュロが言いました。
「良いから全員で行くぞ。」アザミが言いました。
「えー。」シュロが言いました。
「しょうがない、か……。」ナズナが言いました。
「変身!」六人が変身しました。
とある広場で多数のガーベージマン達が破壊活動を行っていました。
そこへレンゲが駆けつけました。
「変身!」レンゲが変身しました。
「行くぞ。」レンゲがマジカルレイピアを構えて言いました。
サクラ達六人が時計塔の外に出ました。
そこには多数のガーベージマン達がいました。
「結構な数だな。」アザミが言いました。
「これは倒し甲斐がありそうですね。」エリカが言いました。
「一気に決めちゃうんだから!」そう言ってナズナは多数の魔法の結晶を召喚し、その先端から魔法弾を放って攻撃を行いました。
ガーベージマン達はナズナの攻撃を受けてもビクともしませんでした。
「ええっ……!?」ナズナが言いました。
「アイツら……出来る!」キリが言いました。
ガーベージマン達の一部が魔法弾を放ち、残りのガーベージマン達が六人に向かって歩き出しました。
ナズナが魔法の結晶で壁を作って飛んでくる魔法弾を防ぎました。
アザミが爆発を起こして向かってくるガーベージマン達の一部をふっ飛ばしましたが、残ったガーベージマン達が迫ってきました。
「チッ……!」アザミが言いました。
サクラとキリが前に出てガーベージマン達と戦い始めました。サクラがガーベージマン達にパンチを当て、キリはマジカルクナイでガーベージマン達を切りつけましたが、瞬く間にガーベージマン達に囲まれてしまいました。
「くっ……!」サクラが言いました。
「どけー!」シュロがマジカルハンマーを手にガーベージマン達に向かっていきました。
「シュロ……!?」サクラがそう言って後ろに下がりました。
キリも後ろに下がりました。
「ハアーッ!」シュロがマジカルハンマーを持ったまま回転し、周囲のガーベージマン達をふっ飛ばしました。
「マジカルクラッシュ!」さらにシュロはガーベージマンの一体にマジカルハンマーを振り下ろしました。
そのガーベージマンは爆発しました。
「凄い……!」サクラが言いました。
「重力を操作することでマジカルハンマーを自在に操っているんですね。」エリカが言いました。
「なるほど。」サクラが言いました。
倒れ込んでいたガーベージマンが立ち上がり、後方のガーベージマン達と共に魔法弾を放ち始めました。
「もう……防ぎきれないじゃん!」ナズナが言いました。
六人は物陰に隠れました。
「どうする?」キリが言いました。
「突っ込むかい?」アザミが言いました。
「いや……!」サクラが言いました。
「突っ込んで勝てる相手じゃ無いでしょ。」シュロが言いました。
「うーん……!」ナズナが言いました。
「私に良い考えがありますわ。」エリカが言いました。
「えっ……?」サクラが言いました。
エリカがマジカルファンを構えました。
「マジカルサモン!」エリカがマジカルファンを振って無数の魔法の擲弾発射器を召喚しました。
「これは……?」サクラが言いました。
「かつて研究チームが開発した魔法のグレネードランチャーの試作品ですわ。」エリカが言いました。
「魔法のグレネードランチャー……?試作品……?」アザミが言いました。
「そっか……!エリカは元々研究チーム所属だったんだっけ……?」サクラが言いました。
「連射が効かない上に魔力の消費も嵩みますが、身を隠しながら一体ずつ確実に敵を倒していくには丁度良いですよね?」エリカが言いました。
「じゃあ……いっちょやるか!」そう言ってシュロが魔法の擲弾発射器を構えました。
「ハアッ!」シュロが物陰から身を乗り出して魔法の擲弾発射器を撃ちました。
魔法の擲弾発射器から放たれた魔法榴弾がガーベージマンの一体に直撃し、そのガーベージマンが爆発しました。
「効いてる!」サクラが言いました。
「アタシ達も続くよ!」そう言ってアザミが魔法の擲弾発射器を取りました。
他の四人も魔法の擲弾発射器を取りました。
六人は散りながら魔法榴弾を放ってガーベージマン達を攻撃しました。
「ハアッ!」アザミが魔法榴弾を放ちました。
「アレ……?ちょっと上過ぎたかな?」アザミが言いました。
「フッ!」シュロがアザミの放った魔法榴弾にかかる重力を増加させました。
アザミの放った魔法榴弾が急降下してガーベージマンの一体に直撃しました。
「おお……!」アザミが言いました。
「奈落の太陽神たるこの私がいる限り、このチームに敗北は無い。」シュロが言いました。
「頼もしいですね。」エリカが言いました。
レンゲは向かってくるガーベージマン達をマジカルレイピアで切りつけました。そしてガーベージマンの一体をマジカルレイピアで突いてふっ飛ばしました。
離れた場所に立つガーベージマン達がレンゲに向けて魔法弾を放ちました。
レンゲは後ろに跳びながらマジカルレイピアを振って飛んでくる魔法弾を次々と弾きました。
レンゲは着地した場所の近くに立つガーベージマン達をマジカルレイピアで切りつけていくと、横に跳んで移動し、その場所の近くに立つガーベージマン達も次々と切りつけていきました。
少し離れた場所に立つガーベージマンの一体がレンゲに魔法弾を放ちました。
レンゲはマジカルレイピアでその魔法弾を防ぐと、マジカルレイピアを地面に突き立てました。
「マジカルブレイド!」レンゲはマジカルレイピアを振り上げることで魔法の刃を召喚し、それを飛ばして魔法弾を放ってきたガーベージマンを攻撃しました。
そのガーベージマンは魔法の刃を受けて倒れ、爆発しました。
さらにレンゲは襲い掛かってきたガーベージマン達を次々と切りつけました。切りつけられたガーベージマン達は倒れて爆発しました。
残ったガーベージマン達がレンゲの前に集まりました。
「フッ!」レンゲは前方にマジカルレイピアを投げ、マジカルムーブを発動しました。
「マジカルレボリューション!」レンゲは錐揉み回転しながらガーベージマン達に体当たりを行い、多数のガーベージマン達を倒しました。
そしてレンゲは落ちてきたマジカルレイピアを手に取り、残ったガーベージマン達を切りつけて倒しました。
そこへサクラからの通信が入りました。
「どうした?」レンゲが言いました。
「時計塔が襲撃を受けてる。」サクラが言いました。
「何……?」レンゲが言いました。
「上手く応戦してるけど、一応手が空いたら戻って来て。」サクラが言いました。
「分かった。」レンゲが言いました。
レンゲは時計塔へと戻ろうとしましたが、そこへまた多数のガーベージマン達が姿を現しました。
「仕方が無い。相手をしてやるか。」そう言ってレンゲはマジカルレイピアを構えました。
とある通りでモエがガーベージマンと戦っていました。
「マジカルボール!」モエが魔法弾を放ちました。
そのガーベージマンはモエの攻撃を受けて爆発しました。
「よし……!」モエが言いました。
「フッフッフッフッフッ……!」そこへココロが姿を現しました。
「ココロ……!」モエが言いました。
「どうだ、強化された私のロードの力は?」ココロが言いました。
「目標発見!」モエが魔法の通信機を取り出して言いました。「支給応援を……!」
「仲間を呼ぶとは、小癪な。」ココロが言いました。
「ココロ……あなたの暴挙をここで終わらせる!」モエが言いました。
「私の方こそ終わらせてやる、神の力で!」そう言ってココロが《アース》のカードを取り出しました。
「それは……!」モエが言いました。
「ハッハッハッハッハッハッハッ!これが私の究極の力だ!」そう言ってココロが《アース》のカードをマジカルチェンジャーに挿入しました。
「見るが良い!私こそが魔法少女の頂に立つ最強の魔法少女!超然の魔力を纏い世界を震撼させる!」ココロが言いました。
「ああっ……!」モエが言いました。
サクラは物陰から飛び出して魔法の擲弾発射器を撃ち、別の物陰へと隠れました。
サクラの放った魔法榴弾がガーベージマンの一体に直撃し、そのガーベージマンが爆発しました。
「ん……!?」サクラが自身の持つ魔法の擲弾発射機を見て言いました。
「壊れた?」サクラが言いました。
「この武器は試作品で、耐久性にも問題があるのです。」エリカが言いました。
「こっちも撃てなくなっちゃった!」ナズナが魔法の結晶でガーベージマン達の攻撃を防ぎながら言いました。
「受け取れー!」そう言ってシュロが余っていた魔法の擲弾発射器をナズナに投げました。
「よっと!」ナズナがシュロの投げた魔法の擲弾発射器を受け取ってそれを撃ちました。
「ありがとうございます!」ナズナが言いました。
「フッ!」アザミが魔法榴弾を放ってガーベージマンの一体を倒しました。
「よし!」シュロがサクラに魔法の擲弾発射器を投げようとしました。
その瞬間、ガーベージマンの一体がシュロに魔法弾を放ちました。
「シュロ……!」エリカが言いました。
「うっ……!」シュロが魔法の擲弾発射器を投げるのを止めて飛んできた魔法弾をかわしました。
「覚悟!」キリが魔法榴弾を放ってそのガーベージマンを倒しました。
「もういっちょ……!」そう言ってシュロがサクラに魔法の擲弾発射器を投げ渡しました。
「助かる!」そう言ってサクラが魔法の擲弾発射器を撃ちました。
サクラの放った魔法榴弾を受けてガーベージマンの一体が倒れました。
「よし!」サクラが言いました。
「このまま押し切るよ!」ナズナが言いました。
「うん!」サクラが言いました。
おわり