魔法少女モエ #15
その日、モエはオインクと時計塔で話をしていました。
「どうにかしてコレを外す方法は無いかな?」モエがダークアダプターを指して言いました。「このままじゃしんどいよ。」
「オインク……。」オインクが言いました。
「やっぱりここで考えていても始まらないか。外に出てあの人を探そう。」モエが言いました。
とある路地にミサがいました。
「あー!また次なるアートのインスピレーションが湧いてきちゃった!」ミサが言いました。
「変身!」ミサが変身しました。
「マジカルアート!」ミサがマジカルブラシから魔法のペンキを出し、マジカルアートを生み出しました。
「マジカルアート『悪夢の迷宮』!」ミサが言いました。
モエがオインクと共にとある通りを歩いていました。
「あの人……どこにいるかな?」モエが言いました。
「オインク……。」オインクが言いました。
「あれ……?」そう言ってモエが足を止めました。
「この場所……さっきも来たような……。」モエが言いました。
「オインク。」オインクが言いました。
「ひょっとして……同じ場所をぐるぐると回ってる?」モエが言いました。
「オインク。」オインクが言いました。
「もしかして……私、闇の力のせいで方向感覚も無くなっちゃったのかな?」モエが言いました。
「オインク。」オインクが言いました。
「でも……オインクまで……?」モエが言いました。
「オインク。」オインクが言いました。
「そっか。オインクには元々方向感覚が無いのか。」モエが言いました。「よく分かんないけど……。」
「オインク!」オインクが言いました。
「ん……?」モエが言いました。
悪夢の迷宮が姿を現しました。
「アレは……!」モエが言いました。
悪夢の迷宮が鳴き声を上げました。
「どうしよう?」モエがダークアダプターが接続されたマジカルチェンジャーを見ながら言いました。
「オインク!」オインクが言いました。
「そうだよね。やるしか無いよね!」モエが言いました。
「オインク!」オインクが言いました。
「変身!」モエが変身しました。
「よし……!」モエがダークアダプターを見ながら言いました。「闇の力は発動してない。」
「オインク!」モエが言いました。
「オインク!」オインクがマジカルテックナイフを召喚しました。
モエがマジカルテックナイフを構えました。
「どうやら闇の力は不安定みたいだね。だったら発動する前に……!」モエが言いました。
「ハアーッ!」モエが悪夢の迷宮に向かって走り出しました。
近くの建物の屋上からミサがモエと悪夢の迷宮の戦いの様子を窺っていました。
「フフフ……!私の新作をそう簡単に倒せるかな?」ミサが言いました。
「ハアッ!ハアッ!」モエがマジカルテックナイフで悪夢の迷宮を二度切りつけました。
悪夢の迷宮はモエの攻撃を受けて怯みましたが、すぐに体勢を立て直してパンチを繰り出しました。
「ウアアッ……!」モエが転倒しました。
「オインク!」オインクが言いました。
「くっ……!」モエが立ち上がりました。
悪夢の迷宮が再びパンチを繰り出しました。
モエはマジカルガントレットで悪夢の迷宮の攻撃を防ぐと、マジカルテックナイフで反撃しました。
悪夢の迷宮がモエの攻撃を受けて怯みました。
「マジカルボール!」モエがマジカルガントレットを装着した左手から魔法弾を放ちました。
悪夢の迷宮がモエの攻撃を受けて爆発と共にふっ飛ばされました。
「やるわね。」ミサが言いました。「でも、私のアートを甘く見ちゃダメよ。」
悪夢の迷宮が立ち上がりました。
モエがマジカルテックナイフを構え直しました。
悪夢の迷宮が両手から魔法線を放ちました。
「な……!」モエが言いました。
「ウアアアッ……!」モエは悪夢の迷宮の攻撃を受けて転倒しました。
「オインク……!」オインクが言いました。
悪夢の迷宮がモエににじり寄りました。
「くっ……!ウウッ……!」モエがよろめきながら立ち上がりました。
その瞬間、ダークアダプターから闇の力が溢れ出しました。
「うわっ……!」モエが言いました。
悪夢の迷宮が足を止めました。
「オインク……!」オインクが言いました。
「何……あの力?」ミサが言いました。
「ウウウウウッ……!」モエがその場でもがきました。
「オインク……!」オインクが言いました。
「抜け出せない……!」モエが言いました。
「ウウウウウウウウッ……!」モエが姿勢を低くしてマジカルテックナイフを構えました。
「オインク……!」オインクが言いました。
「ウウッ!」モエが悪夢の迷宮に向かって走り出しました。
悪夢の迷宮が向かってくるモエに対してパンチを繰り出しました。
モエは前に転がって悪夢の迷宮の攻撃をかわしつつ、悪夢の迷宮の背後に回りました。
「ウアッ!」モエは素早く悪夢の迷宮の方を向いてマジカルテックナイフで切りつけました。
悪夢の迷宮はモエの攻撃を受けて怯みました。
「ウアッ!ウアッ!」モエは悪夢の迷宮を連続で切りつけました。
悪夢の迷宮はモエの攻撃を受けながらもすぐさま体勢を立て直してパンチを繰り出しました。
「ウウッ!」モエはマジカルテックナイフを振って悪夢の迷宮の攻撃を弾きました。
「ウアッ!ウアアッ!」モエは悪夢の迷宮をさらに連続で切りつけました。
悪夢の迷宮は転倒して地面の上を転がりました。
「ウウッ……!」モエは呻き声を上げながらマジカルテックナイフを構え直しました。
悪夢の迷宮がよろめきながら立ち上がりました。
「ウウッ……!」モエが悪夢の迷宮の様子を窺いました。
悪夢の迷宮が魔法線を放ちました。
「ウアアアアアアアッ!」モエが走り出しました。
モエは悪夢の迷宮の攻撃を受けながらも走り続けました。
「ウアッ!ウアアアッ!」モエはまた悪夢の迷宮を連続で切りつけました。
「何なのアレ?」ミサが言いました。「あの力……芸術的!」
悪夢の迷宮が地面に倒れ込みました。
「ウウウウウウウウッ!」モエが左手を握り締めました。
悪夢の迷宮がよろめきながら立ち上がりました。
「ウアアアアアアアッ!」モエが左手でパンチを繰り出しました。
悪夢の迷宮がモエのパンチを受けてふっ飛ばされました。
悪夢の迷宮が全身から魔法のペンキを噴き出しながら立ち上がりました。そして悪夢の迷宮はそのままもがきながら爆発しました。
「ウウウウウウウウッ……!」モエは呻き声を上げながらその場を離れていきました。
「オインク!」オインクが言いました。
モエはそのままその場を去りました。
モエはとある路地にやって来ました。
「ウウウウッ……!」モエはその場でよろめきました。
「ううっ……!私は……?」モエはそう言ってその場に座り込みました。
そこへミサキが姿を現しました。
「あなたは……!」モエが言いました。
「どうやら闇の力を使いこなせていないみたいね。」ミサキが言いました。
「闇の力……!」モエが言いました。
「闇の力を使いこなすには強い精神力が必要になるわ。」ミサキが言いました。「特にその力を使うにはね。」
「くっ……!」モエがダークアダプターを見て言いました。
「残念だけど、これ以上のことは私にはしてあげられないの。」ミサキが言いました。「健闘を祈っているわ。」
ミサキはそのまま姿を消しました。
「強い……精神力……!」モエが言いました。
「ウッ……!」再びダークアダプターから闇の力が溢れ出しました。
「ムリ……!制御出来ない!」モエが言いました。
とある通りに一体のアイドラーが現れました。
「私がスターよ!」そのアイドラーが言いました。
そこへミチコとハルナが姿を現しました。
「変身!」ミチコとハルナが変身しました。
「あなた達何?」そのアイドラーが言いました。「私のジャマする気!?」
「ええ!」ミチコが言いました。
「まあ!魅力のない子の分際で生意気!」そのアイドラーが言いました。
「あなたを片付けるのに魅力なんて必要無いわ!」ミチコが言いました。
「カウントを始めるよ!」ハルナが言いました。
「フン!かかって来なさい!」そのアイドラーが言いました。
「ウッ……!」そのアイドラーが怯みました。
「えっ……?」ミチコとハルナが言いました。
「アアアア……!」そのアイドラーがよろめきました。
その瞬間、そのアイドラーの背後からマジカルテックナイフを構えたモエが姿を現しました。
「あなたは……!」ミチコが言いました。
「モエちゃん!?」ハルナが言いました。
「ウウウウウウウッ……!」モエが言いました。
「様子が変ね。」ミチコが言いました。
「闇の力……?」ハルナが言いました。
「えっ……?」ミチコが言いました。
「あなた……何……?」そのアイドラーが言いました。
「ウアアッ!ウアッ!」モエがそのアイドラーを連続で切りつけました。
「アアアッ……!」そのアイドラーが転倒して地面の上を転がりました。
「凄い。」ハルナが言いました。
「でも……完全に理性を失っているわね。」ミチコが言いました。
「うん。」ハルナが言いました。
「ウッ……!ウウッ……!」そのアイドラーがよろめきながら立ち上がりました。
「ウアアアアアアアッ!」モエがそのアイドラーに飛び掛かって切りつけました。
「ウアッ……!アアアアッ……!」そのアイドラーはそのまま倒れました。
「ウウッ!」モエがミチコとハルナの方を見ました。
「な……!」ミチコが言いました。
「待って……!」ハルナが言いました。
「ウウウウウウウウッ!」モエがマジカルテックナイフの刀身に巨大な闇の魔法の刃を生成しました。
「マズい……!」ミチコが言いました。
「まだカウントを始めてないのに……!」ハルナが言いました。
「ウアアアアッ!」モエがマジカルテックナイフを横に振ってミチコとハルナを攻撃しました。
「ウアアアアッ!」ミチコとハルナが巨大な闇の魔法の刃を受けてふっ飛ばされました。
「ウウッ……!」モエが言いました。
「くっ……!」ミチコが言いました。「なんて力なの?」
「どうする?」ハルナが言いました。
「戦っても良いことは無さそうだけど……。」ミチコが立ち上がりながら言いました。
「じゃあ撤退する?」ハルナが言いました。
「ウウッ……!」モエがよろめきました。
「えっ……?」ミチコが言いました。
「ウアアアアッ……!」モエはそのまま苦しそうにその場を離れました。
「行っちゃったわね。」ミチコが言いました。
「うん……。」ハルナが言いました。
「政府は何をやっているのよ?」ミチコが言いました。
モエはとある路地をよろめきながら歩いていました。
「ウッ……!ウウッ……!」モエが言いました。
おわり