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魔法少女モエ #9

 その日、モエはオインクと共にSSSの本社でアークを見つけました。

 アークは目を閉じてじっとしていました。

「これが……アーク……?」モエが言いました。

「オインク!」オインクが言いました。

「あっ……!」そう言ってモエがマジカルテックピストルを構えました。

 その瞬間、アークが目を開きました。

「な……!」モエが言いました。

「オインク!?」オインクが言いました。

「変身。」アークが変身しました。

「私はアーク。」アークが言いました。

「アーク……。」モエが言いました。

「足りない……魔力が。」アークが言いました。

「えっ……?」モエが言いました。

「私にはもっと魔力が必要。あなたの魔力が欲しい。」アークが言いました。

「いやー……渡したくないな。」モエが言いました。

「なら……あなたを倒す。」アークが言いました。

「どうやら戦うしかないみたいだね。」モエが言いました。

「ハアッ!」モエが魔法弾を放ちました。

 アークは目に見えない状態となりモエの攻撃をかわしました。

「消えた!?」モエが言いました。

 アークが翼で空を飛んだ状態で姿を現しました。

「ハアッ!ハアッ!ハアッ!ハアッ!」アークが掌から四発の魔法榴弾を放ちました。

 モエは次々飛んでくる魔法榴弾を走ってかわしました。

「ハアッ!ハアッ!ハアッ!ハアッ!」アークはさらに四発の魔法榴弾を放ちました。

 モエは全ての攻撃を走ってかわし切りました。

 アークは再び目に見えない状態になりました。

「あっ……!」モエが言いました。

 アークがモエの背後に姿を現しました。

「ハアッ!」アークが掌から魔法の毒を放ちました。

「くっ……!」モエがアークの攻撃をかわしました。

「ハアッ!」モエがマジカルテックピストルを撃って反撃しました。

 アークはモエの攻撃を受けても怯まずにそのまま目に見えない状態になりました。

 アークがモエの正面に姿を現し、拳銃を撃ってモエを攻撃しました。

「ウアッ……!」モエが怯みました。

 アークがさらに拳銃を撃ちました。

 モエは体勢を立て直してアークの攻撃をかわしました。

「マジカルスチール!」モエはアークの拳銃を自身の左手に瞬間移動させました。

「ハアッ!」モエはマジカルテックピストルとアークの拳銃を同時に撃ってアークを攻撃しました。

「ウッ……!」アークがモエの攻撃を受けて怯みました。

 アークが体勢を立て直すと同時に、アークの拳銃が消えました。

「あっ……!」モエが言いました。

「現れよ、私の鏡像。」そう言ってアークは目に見えない状態になりました。

 アークの分身が姿を現し、魔法の火炎を放射しました。

「くっ……!」モエは魔法の火炎をかわしました。

 アークの分身が消滅しました。

 二体目のアークの分身が姿を現し、魔法の氷を放ちました。

「フッ!」モエはマジカルテックピストルを撃って魔法の氷を破壊しました。

 二体目のアークの分身が消滅しました。

 三体目のアークの分身が姿を現し、魔法のコウモリを召喚しました。

 モエはマジカルテックピストルを撃って飛んでくる魔法のコウモリを撃ち落としました。

 三体目のアークの分身が消滅しました。

 四体目のアークの分身が姿を現し、弓から魔法の矢を放ちました。

 モエは身を翻して魔法の矢をかわしました。

 四体目のアークの分身が消滅しました。

 五体目のアークの分身が姿を現し、床に向けて魔法火炎弾を放ちました。

 魔法の炎が床に燃え広がっていきました。

 モエは魔法の炎に触れないように移動しました。

 五体目のアークの分身が消滅しました。

 六体目のアークの分身が姿を現し、モエに殴り掛かりました。

 モエは左腕でアークの分身の攻撃を防ぎました。

 六体目のアークの分身が消滅しました。

 七体目のアークの分身が姿を現し、魔法の稲妻を放ちました。

「ウッ……!」モエが魔法の稲妻を受けて怯みました。

 七体目のアークの分身が消滅しました。

 大きな八体目のアークの分身がモエの頭上に姿を現し、モエに降ってきました。

「フッ!」モエは体勢を立て直して前に跳び、アークの分身をかわしました。

 八体目のアークの分身が消滅しました。

 アークがモエの前に姿を現しました。

 モエがマジカルテックピストルを構え直しました。


 SSSの本社の前ではミチコとヨウコとハルナとツバキとシュンコとフウとタマコとランがレイコとスプライト達と戦っていました。

 ミチコとヨウコとハルナとツバキとシュンコとフウとランが次々とスプライト達を倒していきました。

 タマコはレイコと対峙していました。

「勝負は分からないと言っていたけど、あなたが私に勝てる可能性は0%よ。」レイコが言いました。

「それはどうかな?」タマコが言いました。

「フン。」レイコが言いました。

「私にはモエとの友情のカードがある。」そう言ってタマコは“ランページ”のカードを取り出しました。

「そのカードは……!?」レイコが言いました。

「超変身!」タマコは“ランページ”のカードをマジカルチェンジャーに挿入し、変身しました。

「な……!」レイコが言いました。

 タマコがマジカルリボルバーを構えました。

「マジカルシュート!」タマコが強力な魔法弾を放ちました。

「ウアアアッ……!」レイコがふっ飛ばされました。

 シュンコが近くに倒れ込んだレイコを見てマジカルムーブを発動しました。

「地獄の炎に焼かれて、散れ!」そう言ってシュンコは空中へと移動しました。

「マジカルダイブ!」シュンコは魔法の炎を身に纏いながら立ち上がろうとするレイコに急降下しました。

「アアアアアアアアッ……!」レイコはシュンコの攻撃を受けてふっ飛ばされ、地面を転がりながら変身を解除し、そのまま意識を失いました。

「やったわね。」タマコが言いました。

「ええ!そしてこのまま全ての敵を殲滅するわよ!」シュンコが言いました。

 その瞬間、SSSの本社の屋根と最上階の壁面に亀裂が入り始めました。

「アレ……!」ハルナが言いました。

「何……!?」ランが言いました。

 そしてSSSの本社の屋根と最上階の壁面が砕け散り、地上に瓦礫が降り注ぎました。

「何なのよ!?」ヨウコが言いました。

「これは……“ブレイク”の魔法……?」ミチコが言いました。

「モエ……!」タマコが言いました。


「あ……。ああっ……!」モエが破壊された周囲を見回しながら言いました。

「粛清する!」アークが言いました。

 その瞬間、上空から無数の魔法弾が降り注ぎ始めました。

 モエは走って魔法弾を回避しようとしましたが、全てをかわし切ることは出来ませんでした。

「ウアアアアアアアッ……!」モエが床に倒れ込みました。

「トドメを刺す!」そう言ってアークは掌から魔法の水流を放ちました。

 魔法の水流が倒れ込むモエに向かっていきました。

 その瞬間、カエデが姿を現し、左手で構えたマジカルシールドで魔法の水流を防ぎました。

「あっ……!」モエが言いました。

「大丈夫!?」カエデが言いました。

「はい!」モエが言いました。

「フッ!」カエデが右手を振って魔法の刃を飛ばしてアークを攻撃しました。

「ウアアアッ……!」アークがふっ飛ばされて床に倒れ込みました。

 モエが立ち上がりました。

「ありがとうございました。」モエが言いました。

「うん。でも、お礼を言うにはまだ早いよ。」カエデが言いました。

「あっ……!」モエが言いました。

「ウッ……!ウウッ……!」アークがゆっくりと立ち上がりました。

「まだ……!まだ終わらない!」アークが言いました。

「ハアアアアアアアッ!」アークの全身に角と牙が生成され、獣のような容姿へと変化しました。

「これは……!?」カエデが言いました。

 そこへシュンコが飛んできました。

 そして魔法のロープでタマコも姿を現しました。

「コイツは……!?」シュンコが言いました。

「これがSSSの開発した兵器……?」タマコが言いました。

「うん……!」モエが言いました。

「フン……!」アークが言いました。

「倒せると思う?」タマコが言いました。

「倒すよ、必ず!」モエが言いました。

「ええ!」シュンコが言いました。

「私達で……!」カエデが言いました。

「ハアアッ!」アークが殴り掛かりました。

「フッ!」カエデがマジカルシールドでアークの攻撃を防ごうとしました。

「ウアアアッ……!」カエデはアークの攻撃を防ぎきれずにふっ飛ばされ、床に倒れ込みました。

「ハアッ!」タマコがマジカルリボルバーを撃ってアークを攻撃しました。

「フン!」アークがタマコの攻撃を両腕で受け止めました。

「フッ!」シュンコが飛び上がりました。

「マジカルマーダー!」シュンコが魔法の炎を纏わせたマジカルナイフでアークを切りつけようとしました。

「フウウウン!」アークが両腕でシュンコの攻撃を受け止めました。

「ハアアアッ!」アークはそのままシュンコを弾き飛ばしました。

「ウアアアッ……!」シュンコが床に倒れ込みました。

「マジカルバースト!」モエが魔法弾を五連射してアークを攻撃しました。

 アークはモエの攻撃を受けても怯まずにモエに殴り掛かろうとしました。

「ハアッ!」タマコがモエの前に立ち、走ってきたアークにパンチを当てました。

「ウッ……!」アークが怯みました。

「ハアアッ!」アークはすぐに体勢を立て直してタマコを殴り飛ばしました。

「アアッ……!」タマコが倒れ込みました。

「タマコ……!」モエがすぐ傍に倒れ込んだタマコを見て言いました。

「フン!」アークがモエに攻撃しようと構え直しました。

「あっ……!」モエが言いました。

 その瞬間、魔法の触手がアークに絡みつきました。

「ンッ……!?」アークが言いました。

「えっ……?」モエが言いました。

 そこにはイクコが立っていました。

「ユイ……!」イクコが言いました。

「イクコ……!」シュンコが倒れ込んだまま言いました。

「大丈夫、私が一緒よ。」イクコが言いました。

「ウウウウッ……!フン……!」アークが魔法の触手を引きちぎろうともがきました。

 イクコは魔法の触手を生成したままアークに近づき、アークに抱きつきました。

「ウウッ……!」アークが言いました。

「コレを……!」タマコがモエにマジカルリボルバーを差し出しました。

「うん……!」モエがマジカルリボルバーを受け取りました。

「良いの?」モエがイクコに言いました。

「ええ。」イクコが言いました。

 モエがシュンコの方を向きました。

 シュンコは頷きました。

「行くよ。」そう言ってモエはマジカルリボルバーのシリンダーを回してから構えました。

「マジカルシュート!」モエが強力な魔法弾を放ちました。

 強力な魔法弾がイクコとアークに直撃し、爆発が起こりました。


 後日、モエはとある通りでオインクと話しました。

「マジカルカードのオリジナルの魔力は消滅したけど、まだ見つかってないカードがあるかも知れないから、これからはそこら辺を警戒しなくちゃいけないね。」モエが言いました。

「オインク。」オインクが言いました。

「活動規模が小さくなって他のみんなとはお別れになっちゃったけど、まあいっか。」モエが言いました。

「オインク。」オインクが言いました。

「そう言えば、SSSの新しい代表取締役にはレイコが就任したみたいだね。」モエが言いました。

「オインク。」オインクが言いました。

「トップが変わればあの会社も少しはマシになるかな?」モエが言いました。

「オインク?」オインクが言いました。

「まあ、どっちでもいっか。」モエが言いました。

「オインク。」オインクが言いました。

「これからまた二人で頑張って行こう!」モエが言いました。

「オインク!」オインクが言いました。


 おわり

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