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1-1 発見

1章1話目

今日はUSのペンタゴン内にある全世界に流れている情報を全て収集する「第3世代エシュロン」にハッキングを仕掛けていた。


このシステムは通信量が膨大すぎるため、検索ワードでフィルターを掛け閲覧するしかないのである。

正規のオペレーターであれば更に詳細な情報の指定で、情報の保存など簡単に行えるのだが、当たり前ではあるが今回は非正規(ハッキング)なためそのようなことはできないのである。


今日は最新のネットワーク技術に関してあらゆる情報を集めていた。

その中でひと際目立つ物を見つけてしまったのである。


その情報は明らかにその他とは違う異質で非常に強固な暗号化を施されていた。

だが水宮拓哉にとって暗号化など取るに足らずなのである。

刹那の時間というべきだろうか、あっという間に暗号を解読し復号したわけだがその内容を見た俺は声にならない呻き声を上げてしまった。


「ッ・・・!!何だこれは・・・本当にこれが実在しているのか・・・?」

俺の目に飛び込んできたその文章は、US軍部関係者VIP層に対するVRMMO世界への招待状だったのだ。

ご丁寧に招待者はUS現大統領の"Brayden(ブレイデン)"となっている。ということはこれは国家機密レベルであり、国家公認のプロジェクトということが予測されるわけだ。


その後、様々な情報網を駆使し、この極秘プロジェクトVRMMOに関して調べ続けた。

調査の中でこのプロジェクトに関することは断片的にしか手に入らなかった。

全て国家機密レベルのセキュリティで守られているからなのだが、本当に極秘プロジェクトであることが伺える。


現在までに判明したことは以下である。

・本プロジェクトの正式名称は「Project libertas(リベルタス)」自由を意味している。

・現在はテスト段階ではあるが、安定稼働しているVRMMOであること。

・現在のプレイヤー総数は約1000人であること。

・ゲームプレイにはフルダイブ型の専用の機械が必要であること。

・専用の機械は東海岸のシリコンバレー周辺で生産されているということ。

・ゲーム世界での1年は、現実世界での1秒ということ。

・ゲーム内である条件を満たしたプレイヤーは、現実世界でも魔法や超能力といったような異能を手に入れることが出来ること。そしてその異能を軍部は兵器として利用しようと考えていること。


USの技術力に驚愕を受けながらも、拓哉はこの世界へ行きたいという好奇心は抑えられなかった。

本人は自覚していないが、ゲーム内部の情報が一切判明しなかったことも好奇心に大いに貢献しているのである。


俺は旧来の知り合いである仲間のAria(アリア)に協力を仰ぐため番号をコールした。

毎日更新していこうと思います。

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