限界キッキング
聖書の裏表紙には 殴り書きされた君への「ア・イ・シ・テ・ル」
第一僕らはいつもそっぽを向いて 知らん顔して 舌出して祈りのポーズ
全然頭痛は良くならないけどいいんじゃない?
似合いのスーツをビリビリに引き裂くリーマン
カリカリしてて カッコ悪いんだ
スラングで僕を燃やしておくれ
真っ赤に 染まった体は
その血か 情熱のせいか 分かんないんだよ
「今の時代に夢を持つなんてムリだろ?」 インテリジェンスは背広を着て のたまって
昏睡状態の夢をひたすら運ぶ そんなキザなこともやっちゃいたいんだよ
乗り越えられない壁をぶち壊すのが ルール違反だなんて冗談だろ?
お似合いのスープを一飲みするバイター
セコセコしてて 無様なんだ
だからか それなりに帳尻合わせして
ホントは 乗り込む満員電車の
行き先を 爆弾でぶっ壊したいんだ
開いたままの口が塞がらないんだ
自分が冒した とんでもないスリルに
トリップしてて 呆気ないんだ
死に顔を 曝して 天国へ超特急
ホントは 文明社会って奴の
気取った 鼻をへし折ってやりたいんだ
激情 沸騰しそうなほどに
君を愛してて やまないんだ
伸ばした指先の 血液は
君への愛か 情熱か 分かんないんだ
だからか 身勝手な僕らは
近代社会と撃沈
ノリノリ 行けるところまで
壊して あとはただただ祈るだけ