陸 日記
短めになっております。
――5:45AM――
{まさか生徒会の話だけで2時間も超えるとか…………}
重い瞼を無理矢理開けて階段を下りる。
「会長はまだ寝ているようだし、朝食でも作るか」
よくよく考えてみると俺が勉強を教えて欲しいのは今日で終わる分なのに明日の夜に会長が帰るようになっている。
「何考えてるんだろうかあの人は」
そう思いながら朝食を作った。
――6:00AM――
先に食べてしまったがまだ会長は起き無い。
「あの人は朝は弱い方なのかな?様子を見に行こうっと」
会長が寝た部屋は、母と思われる人物の部屋だ。内装は和風で、今だとレアな畳がある。写真とか置いてい無いから親がい無いとばれ無いと思うのだが…………
ドアをノックする。
「会長起きてますか?」
「……………………」
返事が無い。
「開けますよ」
と言った同時に開ける。
会長はまだ寝ていた。机?の上に日記らしきノートが置いてある。まさかこれお書いていて寝るのが遅くなったのか?
「か…鎌……鼬…………様?」
日記を読んでみる。⇦会長にとってのプライバシーの侵害行為の部類です。
/鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい鎌鼬様に会いたい…………/
{俺は何も見てなかった。そう何も見ていない}
気を取り直して最初っから読む。
「えーと一番最初が、2240年10月26日」
{この日って確か任務が有った日だったけ?}
「薄暗い。怖い。知ら無い人が私を囲んでいる。私は縄に縛られていて動け無い。私が1人娘だから人質にされたの?そう思った」
{あ、思い出した。この日は貴族令嬢の1人娘の救出だった。叔父さんからは自由に殺っちゃって良いて言われたから全員晒し首にして見たんだっけ。時間がかかってけど}
まだ続がある。
「でも、急に私にナイフを向けていた人の首が飛んだ。怖かった。でも嬉しかった。まだ生きているから。次々と私の周りの人の首が飛んでいく。一瞬だけだけど誰かが首をはねられた時、引きを持ってい無い人が首をはねるところが見えた。顔には狐のお面?みたいなのを付けていた。私は運命だと思った。一目惚れしてしまった。仮面の奥の目に」
ここで、この日の日記が終わっている。
「2240年ハロウィン」
急に日付が変わっている。気が向いたら書くのだろう。
「今日、隣のクラスに鎌鼬様に似た目の男子生徒見かけた。その人はいつも1人で友達が少なさそうだと思った」
{友達が少ないって可哀想だなその男子生徒}
「名前は■井 拓■くん」
字がぼやけて読めなくなっていた。
{あれ?さっき鎌鼬って…………}
そう思った時、背後から一陣の殺気が漂ってきた。
「ねえ。見た?私の日記……観たよね?」
「ハイ、サイショノページトソノツギノページダケデス」
思わず(片言で)答えてしまう。実際、読んだのはその2ページだったが、パラパラとめくった時に恐ろしい光景のページを見た事は黙っておこうと思った。
「よかった〜」
何がよかったのだろう。
「そう言えば会長。会長は一回誘拐された事は有るんですか?」
「そ、そんな事より朝ご飯を食べましょ?」
「俺はもう朝食を取り終えましたよ」
「そ、そう」
「一応冷めても大丈夫なやつなので温めなくて良いですよ。あと、コーヒーは要ります?良かったら淹れますよ」
「じゃ、じゃあお願いするわ」
会長が朝食を食べていると
「ちょっと今日は私に付き合いなさい。私の日記を読んだんだから…………」
と俺に言う。
「………………ハァ。分かりました」
{面倒臭さい…………寝てたい…………頭が痛い………………}
と思いながら渋々答えた。
happy birthday to me




