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絵空事

作者: 本宮愁

どうせ きみはなにもかも知ったうえで

その場所に立つんだろう

つまり 助けてほしいなんて 虚言

欠片も思っちゃいない

引き留めようとするわけではないなんて

最期のプレゼント きみへ


どうせとびたつなら

  とびきり

うつくしくいこうよ

    きみには

きっとよくにあうよ


ぼくの描いたオシマイを

まるで壁のラクガキだねと

笑い飛ばして 直ぐきみは


身を投げる

黒々と口を開けた

  峡谷へと


身を投げる

黒々と口を開けた

  郷国へと


ぼくの描いたオシマイは

まるで過度のイタズラだねと

笑い飛ばして 逝くきみは


どうせとびたつなら

    とびきり

うつくしくいけばいい

  ぼくには

ぜんぜんにあわない


きみへ 最期のプレゼント

引き留めようとするわけではないなんて

欠片も思っちゃいない 虚言

助けてほしいなんて

つまり その場所に立つんだろう

きみはなにもかも知ったうえで

どうせ――


嗚呼、

ぜんぶ

絵空事。

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