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悼み  作者: 形・愛
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第一話:銃

今回の話も流血表現はありません。あと、編集する際のミスで無意味な改行になっている箇所が少々ございます…。読みにくいですがどうか大目に見て下さい…。すみません…。    長々と失礼しました。それでは、少しでも楽しんでいただければ幸いです。

その国は、貧しかった。

だから、資源が豊かな隣国に戦争をしかけた。

この戦争により、ある者は巨万の富を手にし、またある者は家族を、財産を、住む家を無くした。

戦いに決着はつかず、戦争が始まってからもうすぐ3年がたとうとしていた…。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「父上がしていることは、人殺しと同じだ…。」

窓の外を眺めながら、リフが呟やいた。

「…リフ様…?」

ルナのきょとんとした顔を見たリフは、にっこりと笑った。

「ルナは、変わらないね。ちっちゃいころからびっくりしたらその顔だ。」

「か…からかわないで下さい…!」

「?僕、怒られるようなこと言った?」

「そ…そんなことは…。」

ルナは、すぐ赤くなる己の顔を心底恨みながら、急いで話題をもとに戻した。

「あ…あの!」

「んー?」

「さっきの…旦那様のなさっていることは…その…。」

「ああ…人殺し?」

「…はい…。」

窓に向けていた体を、ルナに向け直しながら、リフは答えた。さっきの笑顔は、もう消えていた。

「だってそうじゃないか」

「え…?」

「あ、ほら。」

窓から離れ、ルナに外を見るように促した。

「あの兵士が持ってる銃、父上が作って、売ってるんだよ。」

「…それは…。」

リフの父親、クライブは、戦争が始まってすぐに、銃やその他武器の製造、貿易に目をつけた。その狙いは的中し、もともと裕福だったこの家は、

さらなる富を手にした。だが…クライブの一人息子で、心優しい少年、リフにとって、父親のその行動は許しがたいものだったのだ。そして、リフの成長に従い、当然のごとく親子仲は険悪になり、すれ違いも増えていった。リフの周りの環境も徐々に変化していった…。

「父上が売っているのは人殺しの道具だよ。育ててもらっていることはもちろん感謝してるよ…でも…銃が一丁売れるたびに…どこかで…誰かの家族が…殺されているんじやないかって…。」そういって…少し黙った。そして…小さな声で、続けた。

「…母上…みたいに…。」

リフの脳裏に、ルナに出会う少し前の記憶がよみがえり、足から力が抜け、そのまま床に座り込んだ。いつもと違うリフの様子に…ルナは、優しく声をかけ、肩にそっと、手を触れた。

「よろしければ…お話ししていただけませんか…?少しは…楽に…。」

「ありがとう…。ルナ…、話し…聞いてくれる…?」

「はい…。」


小説を読んで下さりありがとうございました!   内容は…私的には結構未消化な部分が多いです…。後々の話で取り戻せればと思います。そんなことしないでいいってのが一番ですが(汗)。いきなり主人公の過去話じゃ話しすすまん少年マンガ状態になりそうですね…「それでも次回も読んでやる!」と言って下さるあなた様は神様?仏様?   長々と失礼しました。ここまで読んで下さってありがとうございます。次回もよろしくお願いします!

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