エピソード6
街へ戻るとため息が出た。
「「はぁぁ~~」」
今日一日色々あってとても疲れた。
メニューを開き時刻を確認する。時計には10時30分と表示されていた。
「さて寝るか。」
宿屋のベットの上で途切れかけた意識の中でふと違和感を覚える。
そしてメニューを見るとタクLV7 所持金1203457Gとなっている。
何だ、所持金が多いだけじゃないか。ん、あれ?
「えええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
「びっくりした。おどかすなよ。」
「だって所持金が…」
「何だよ、ただの120万Gじゃないか。ん?」
そこでシュンもようやく異変に気が付く。
「えええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
「ほらな。なんでだろう?」
「おい。まさかあのPKRたち元ギルド『ブラックナイツ』じゃないか?」
「『ブラックナイツ』?」
「βテスト時に散々PKしてた連中たちのギルドだ。やつら相当PKしてるな。」
「大丈夫なのか?」
「やばい。すぐにでも襲ってくるぞ。これ以上にレベル上げしないと。
『ブラックナイツ』のギルマスは極度のレベル上げ好きでな。βテスト時のレベ
ルランキングで2位に10レベ以上差をつけて1位だった。」
「マジか。」
「今すぐレベル上げに行きたいんだがいいか?」
「わかった。」
一度来た道を急いで引き返していった。
かなり短めですが明日追加する予定です。とか言っときながらできずにすいません
でした。