エピソード5
シュンと共に街への帰路を歩いているとまわりにプレイヤー反応が10ほど出た。
「有り金とアイテムすべて置いてきな。」
「ただのPKRだろ。俺たちのレベルにはかなわないさ。」
「ほんとにそうかな~?くっくっく。」
「何っ!!」
なぜかそのPKRたちはLV3や4だった。
「なぜだ?」
「それを聞くのは俺たちを倒してからだっ!!いけぇぇぇ!!!」
リーダーらしき人物がそう言うと一斉に飛び掛かって来た。
シュンが5人ほどさばきながら言う。
「俺らの方がレベルは上だ。双剣のアーツを使え!!」
「わかった。」
腰につけていた鞘から双剣を抜く。そして一番近くまで来たやつにアーツを使おう
と思い、ふと思った。
「アーツってどうやって使うんだ?」
双剣で攻撃しながら聞く。
「技名を言ってイメージするだけだ。双剣のアーツは≪ソニックスター≫だ。」
「わかった。はぁぁっ≪ソニックスター≫!!」
二つの剣が光を帯びる。そしてシステムのアシストにより三連撃が繰り出される。
アーツの効果かレベルの違いかは分からないが一人目を倒した。
シュンはすでに2人倒していた。
「まだやるか?」
「ちぇっ。逃げるぞ野郎ども!!」
そして彼らは風のように去って行った。そして緊張感が解け地面に座り込む。
「ハァ~。疲れた。」
「こんな事で疲れてたらボス戦で痛い目見るぞ。」
雑談を交わすうちに疲れもだいぶ癒された。
「街に戻るか。」
「ああ。」
二人は街へと向かった。
今回ちょっと短めです。
次回衝撃のことが判明します。