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この命果てるまで…  作者: 賀来麻奥
本題=サタンとの闘戦記=
13/15

実験体破壊作戦

 実験体により被害は広がる一方だった。航空自衛隊や陸上自衛隊そして海上自衛隊が非常体制をとった。

 実験体は北へ北へと動いていた。そのたびに人的被害や物理的被害が及んだ。そこで自衛隊は海峡を通過する場所を破壊することを決定した。

 

 陸上自衛隊は15万馬力を二体、1万馬力を12体配備した。また対地上ステルス移動物体用艦2隻を配備した。空軍はレーダー誘導型空対地上ミサイルを搭載した最新鋭機を10機と主力機を30機取り寄せた。


 また機甲師団や小型船舶を多数配備することとしている。


 「X-dayに目標を封殺する」果たしてこの計画は実行されるのだろうか。




 そして迎えたX-dayとされた日である。夜はサーチライトであちこちが照らされていた。実験体が警戒するだろうがそんなことを言ってる暇ではないという奴である。30万馬力の暴走ロボットは橋の前に戦車大体がいることを確認すると

「ハハッハハハッ」と高らかに笑い出した。



 

 実験体はレーダーでこっちが既に確認されていることを察知していた。それを知りながら戦車が2列でいることに光学式5キロ視力で確認していた。



 すると前方2000メートルに躍り出たのである。戦車は狂いの無い射撃を始めた。地響きを起こす主砲の咆哮が始まった。



 実験体がいたところに着弾した。一瞬やったかという声が上がる。


 しかし…実験体は交わしていた。緊急回避で交わしていく実験体の両肩にエネルギーがたまっていくだけだ。航空支援も要請された。さらに船舶も地上に狙いを行った。ステルス機能など最初からつかえない実験体を狙うのなど造作も無いことだ。


 そして戦車が再び咆哮した瞬間青白い閃光が走った。

「戦車がやったのか?」橋の向こう側にいた自衛隊はそういう風に捕らえたが…それは間違い以外のなんでもなかった。


 方から0,01グラムの反粒子が空気中の電磁波にぶち当たり青白い閃光となりそれが戦車に向かって放たれたのである。


 戦闘の戦車から後ろの戦車まで破壊されてしまった。衝撃波で舗装された道路が破壊された。


 建物に亀裂が入った。




 実験体は数万馬力の筋力を発揮するとそのまま戦車の中を突き抜けていった。そこでロボット部隊が迎撃した。しかし1万馬力ロボットが確認するまもなく殴りかかられ沈黙した。1万馬力ロボットはなすすべなく沈黙するのだった。

 動けば動くほど衝撃波による電力と風力による電力がたまる。科学燃料が1万馬力のロボットから噴出すのを見た実験体はすばやく自分の燃料庫を開き1万馬力の燃料タンクを破壊して中のものを注いだ。



 再び方に電力がたまる。




 航空部隊がミサイルを放ってきた。すると方から先ほどとは小さい電磁波が放たれた。迫ってきた12発のミサイルはすべて迎撃されたのであった。


 しかし15万馬力部隊が後方から攻撃した。実験体の右手が吹き飛んだ。続いて奇獣が放たれたが…余力があった実験体は陽電子砲を一体に直撃させた。


 残る一体は左手で思いっきり殴られた。顔がゆがんだが攻撃力はまだある。だが機銃の銃口を握りつぶされた。これで砲筒内で爆発を起こして15万馬力ロボットはまともな攻撃が出来なくなった。


 それを海に投げ込んだ。それが船に直撃しそうになったすぐれた迎撃機能でロボットを破壊した。


 海上自衛隊は反撃をしようとしたところ瓦礫化した戦車をドンドン投げてきた。



 1隻がそれに命中した。欠陥兵器のごとくレーダー機能は完全に遮断された。


 そこで地上にある15万馬力の40ミリ機銃を自分の右腕に強制的に取り付けて船舶に打ちかけた。持ち前の脚力を生かして船舶に肉薄した。



 がけを駆け下りたのである。右腕を付けない様にしようとしたらしく、橋の紐や付け根部分を破壊した。さらに戦車の瓦礫も有る。ポジトロン砲で橋を破壊した。


 どうやらポジトロン砲で破壊せず機銃で殺戮していきたいらしい。


 橋が崩れ落ちるとそれに乗り接近していく。といっも5000メートルも離れている。


 

 「橋もろいなケケッ」と笑い出した。単純に破壊することが楽しいようだ。

「およがなくきゃな。面倒くさい」というと右手を出して水中を100キロで移動しだした。すぐに接近される。イージス艦はそのまま殴られるとそこに実験体がよじ登り甲板に上がり自分の目のサーチライトをつけて、機銃掃射を開始した。



 数十分後船は血で染まった。赤い血と黒い重油で海が染まった。他の船は遁走したらしい。



 そのなかを殺戮の実験体は泳ぎ陸に這い上がった。

 次回「対抗ロボット」

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