零話目、じこしょうかい
新番組連載スタ〜ト!これから生暖かい様な早さで頑張ります!
『既に作者は頭がオカシイです』
世界とは今現在進行しているものであるが何処をどう間違ったのか隣にもう一つの世界が生まれた
大袈裟に世界といっても小さい小さい世界だ
何故かって?
それは人がちょっと変わった力を持ってちょっと変わった生活をしているだけだからだ
力の名前は《ローレス》
不法という意味であり、世界の物理法則を全力で無視した力を持つ事が出来る
ただそれだけだ
歴史では表に出ていないが信長辺りの時代では既にいたらしい
一応組織擬を創り今現在の組織まで発展させてきたそうだがぶっちゃけ関係ないのだ
僕は僕らしくただ今の学校生活を満喫するだけだ
改めて自己紹介です
僕は佐我遊思、顔は多分真ん中辺りだと思う。髪は小学の低学年から白くなり、今では完璧に白髪となっている。
遊ぶ思いなんて意味不明な名前を授けた我が両親はお空の上に飛んでいった
親戚の悠さんから電話で死んだとしか言われていないので詳しくは知らない。もっとも常に仕事に多忙な両親なので余り顔を合わせる機会がなかったからさほど悲しくはないが
今現在は親戚の悠さんの家に住んでいるのだが悠さんは見た目は20代から30手前
実際は400そこらのオバ・・・・・・御姉さんです
そして角刈りにほりの深い渋いオヤジ、源さんは見た目50後半、実年齢700と超グランドファーザーだ
何故こんな長寿かって?
それはこの二人の力、ローレスの代償なのだ
老いる時を消し去った呪い、といっても二人は自らそうしたのだ。子供が口出しをする気はない
そして今僕はローレスを持つ子供が通う学校、赤帝学園高等部、二年D組で寝ている
それは何故か!
昨晩友達が部屋に押し入り延々とトークと言う名の拷問(寝るとマッハパンチ)により寝たのは二時だったからだ
そしてその押し入った犯罪者、世羅美樹は元気に登校している
理由は簡単だ
彼女のローレスは【リミッター】、人間は常に20〜30%程度しか発揮出来ない力を100%引き出すことが出来る
つまりこいつは人の三倍回復も力も強いと言うことだ
美樹は茶髪のポニーテールでチビッコ。顔は可愛いとしょっちゅう言われ、守ってあげたい女の子7年連続トップである
守る必要もない程強いのにな
「なんか言ったゆうちゃん?」
いつの間にか隣にスタンバってる美樹を軽くあしらう
「美樹はいつも元気で可愛いねって言ってたんだよ」
「もう、ゆうちゅんったら♪」
照れやな美樹は軽く俺をつつく
このつつくは林檎を貫通するつつくである
何故俺は無事か
それが俺のローレス、【白銀】の力だ
この力を簡単に言えば防御の力
大切なモノを守る時、全てを防ぐ最強の盾となる力だからだ
と言っても普通は死なない程度までしか力は発揮しない。これが僕の力の制限なのだ
ちなみに美樹は発動後、最低でも二時間は戻らない
つまり迂濶に誰かに触れば命の危険があるのだ
どの力にも制限が存在する
条件型、副作用型と大きく二つに分かれるが能力次第で上下する為さして気にする人はいない
それとこれは先に言っておこう
この学園全生徒が力を持ってるわけではない。大概その内の種は花を咲かすことなく枯れて力を獲ることはない
だから僕達の様な既に力を持つ生徒は変に特別扱いされ、その待遇の差に他の生徒から嫌われたりする事が多い
だから僕はこの学園が嫌いだ
でもま、僕は僕だし気楽に楽しむだけさ