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苦手な方はご注意ください。

Kei.ThaWestの戦うエッセイ達

異世界恋愛作家になろう~追放ざまぁハイファンが読者によって追放ざまぁされた結果、異世界恋愛しか読まれなくなったようです~

作者: Kei.ThaWest

またこんなものを……書いてしまった……

 皆さんこんにちは。世界平和と男女平等社会に貢献したい初心者エッセイストのザウェストです。

 普段は別の場所で連載をしているのでなろうの事はあまり詳しくない素人ですが、どうかお手柔らかにお願いします。


 さて、では早速本題に入っていきましょう。

 最近のなろう小説、


 異 世 界 恋 愛 が 多 す ぎ る !


 僕らのファンタジー小説はどこへ行ってしまったのか。

 あの、どこを見渡しても追放ざまぁばかりが席巻していた頃の楽しいなろうはいずこへ?

 ハイファン書きは一体、何をしているのか!?

 こんなに異世界恋愛ばかりの現状に危機感を覚え、涙が止まりません!


 誰かに、このツケを払わせなくてはならない。

 犯人探しや! 吊し上げろ!!!


 そもそも何故、こんなに異世界恋愛ばかり蔓延るようになってしまったのでしょう?

 ハイファンの作者たちがつまらないゴミみたいな駄作ばかり量産しているうちに、異世界恋愛系の堅実なお話を書く作者さんに逆転されてしまったのでしょうか?


 否ッ!

 断じて、否ッ!


 現在のなろうが異世界恋愛に埋め尽くされている主たる原因は作者ではなく、読者!

 読者のせい!!!


 ここで注目!

 僕はさっき“ハイファンの作者たちがつまらないゴミみたいな駄作ばかり量産している”と書きましたよね? 数行前に。

 こういう文言、エッセイジャンルの読者さん達なら嫌というほど見てきたでしょ?

 そうです、なろう批判のエッセイですよね!


 かつてはエッセイジャンルの花形だったなろう批判エッセイ。その中でテンプレのように繰り返されたこの言葉こそが、現在のなろうの異世界恋愛一強時代を紐解くキーワード。


 今まさに凋落の一途を辿っているハイファンタジーですが、このジャンルの主な読者は男性。

 そして男性読者、特にどこぞの戦うエッセイストのような中年オヤジ世代の作品に対する評価は本当にシブい。シブいくせに感想欄でやたらとうるさく吠える!

 評価点も入れないで作者の創作意欲をへし折るような残酷な言葉を平気な顔して吐いてくる毒者が実に多い!


 対する異世界恋愛、こちらのメインターゲットは女性。

 女性読者は気に入った作品や応援したい作品には気軽に評価点を入れてくれるし評価自体も男性読者と比べてやさしい。つまり異世界恋愛はハイファンと比べればポイントを伸ばしやすい環境にあると思われるわけです。


 え、でもじゃあなんでこれまで異世界恋愛よりハイファンのほうがずっと強かったんだよ? 適当コイてるんじゃねぇぞクソエッセイスト! という暴言が男性読者から飛んできそうな気がしますが僕は進歩的フェミニストなので補足しておきます。


 これはあくまで予想に過ぎないのですが、とある時点まで、なろうの読者層は男性=主としてハイファンを好む層が多かったのでしょう。それが段々と女性読者も増え、その数が一定以上になったときに逆転現象が起こった。そして一度立場が逆転してしまえば、元から評価されにくい状態であったハイファンは一気に転落、代わりに異世界恋愛が頂点に君臨するようになった、というようなことが起こったのではないでしょうか? これ、僕の妄想です。


 恐らく転換点となったのは、かの有名な『ゴブリン令嬢』以降のことだと僕は考えています。

 そして現在のシステム上、短編のほうが長編よりもまとまった評価を受けやすいという土壌自体が、異世界恋愛の流行ともよくマッチしていて更なる追い風になっているのかと。

 あと地味ながら異世界恋愛がジャンル別ランキングの一番上に表示されているのも見逃せない点ですね。やっぱりトップに表示されているとお客さんも集まりやすいですしね。なろう運営は即刻エッセイジャンルをトップに配置せよ!


 で、僕がこのエッセイで言いたかったことを端的にまとめると、やっぱり今のなろうの環境は読者が作ったものだよなぁということです。

 ゴミみたいな小説を量産しやがってクソ作者めと吐き捨てるだけで良作をスコップしようともしなかった読者たちのせいでハイファンが不人気になり、代わりに優しい読者さんが多かった異世界恋愛が覇権を握った。

 まぁ、それだけのことでしょう。これは個人的な推論です。


 しからば再びあの熱狂的なハイファンの隆盛を迎える方法はただ一つ!

 読者がちゃんと、好きな作品を評価したりして応援すること。

 好きなジャンルを積極的に盛り立ててゆくことでしょう。


 は? 知らんわ。作者が名作を書きまくればええだけやろ。本気の名作やったらいくらでも評価したるわ、どアホ! と今思っているそこのアナタ!

 いいですか、ちゃんと土壌に水を与えないとどうなるかお教えしましょう。

 干ばつに強い植物しか育たなくなるんですよ。つまり、厳しい環境下でもすくすく育つ強い作者、安定感のある展開しか伸びてこなくなるんだよっ! それがテンプレが大流行する原因じゃい!!!


 与えましょう。

 そして育成しましょう。


 あの、純文学もヒューマンも推理もホラーもアクションもコメディーもSFもその他も、全部が全部ハイファンだった頃を取り戻そう!(過激派)

 俺たちのなろうファンタジーを!!!


 てな感じて今回のエッセイはここまで!

 初心者なので煽り足りない部分も多々あったかと思いますが、僕のフェミニストっぷりに免じてご容赦ください。

 なお、男性読者は~、女性読者は~と言及している箇所についてはソース、特にありません! エビデンスなら勝手に探せぃ!! ツイッターあたりに転がってるやろ!!! そして感想欄やツイッター上で活発な議論をしろっ!!!


 以上、エッセイジャンルを輝きで満たしたい初心者エッセイストの戯言でしたー。

なお、一応補足しておくとハイファンも異世界転生もまだ完全に死んだわけではありません。

やはり良作は未だにランキングにどんどん上がってきますね。それでも相対的に見ればかつてほどの勢いはありませんが。

ハイファンの場合、2020年後半から2021年前半までのような、とりあえず追放ざまぁならポイントも入るしランキング跳ねるという気軽なムーブから、じっくりと読ませるちゃんと面白いものが評価される風潮に変わりつつある気配を感じます。そのぶん、作者的に見るとコスパの悪化著しいので、エコな創作をしたいランキング志向の作者の多くが異世界恋愛に移動しちゃってるような。


更にサイトの外へ目を向ければ、異世界転生や現地ハイファンなんかは恐らく今後、カクヨムが主戦場になりそうな感じ。作者へのマネー還元も充実してきましたし、なろうで手堅くポイントを取れていた作者さんならカクヨムでひと月に数万円をコンスタントに稼げているみたいですよ。

あとはアルファポリス。最近ランキングが男性向け/女性向けに分かれたことでこれまでの女性向け異世界恋愛一強から少しずつ変化してくる兆しがあります。こちらもインセンティブあるサイトですので、なろうのハイファンがしょっぱいままだとアルファへの移行ももしかしたら進むかもしれません。


……ん? これもしかして後書きの方が有益な情報ですか?w

まぁええか、ワイ雑語り系エッセイストやし!


さて読者の皆さん! ここからはクレクレのお時間です!

このエッセイが面白い、役に立った、クソ野郎め! と思われましたら是非ともページ下部の☆☆☆☆☆をいくつか点灯させてもらったりブクマしたり感想書いたりしてください!!!

ちなみにザウェストのエッセイはランキング載ってからの方が(感想欄が)面白いので、投稿されて三日目以降、また覗きにきてくださいね(笑)。

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― 新着の感想 ―
[一言] いつも素晴らしいエッセイをありがとうございます! なろうハイファン帰っておいで~(´;ω;`)
[一言] 私の感覚としては「イナゴの群れに食いつぶされたから」というのが最もしっくり来ます。 ハイファンは自由度が高いことから人気を獲得してきましたが、これだけオリジナル要素が量産されてしまうと分か…
[良い点]  エッセイジャンルで全てわかります。  エッセイジャンル自体も、過激なものからほのぼの系に変わってきました。読者を煽るのではなく、共感させるようなエッセイが伸びている気がします。  ケイさ…
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