☆★0R》エピローグ
あれから二日がすぎ……。
クレイは旅支度をしながらいろいろと考えていた。
そしてタツキはまだマインの森をさまよっていたが……。
ここはシェルズ城のクレイの部屋。
あれから二日がすぎクレイは旅支度をしていた。
そう、ドルマニールとミスティとともに城を出て、何か不穏な動きがないか調査をするためだ。
(いよいよか。せやけど、なんで城が結界で覆われてる? これじゃまるで、魔王城やんけ)
そう言いながら荷物の整理を終えると、メニュー画面を開きアイテムボックスの確認をする。
(そういうたら、龍騎が言うとったな。確か、アイツが召喚された異世界じゃ。
アイテムボックスから出しても、入れられへんかったって。この世界も同じなのか?)
そう思いながら目の前にある画面を手際よく操作した。
(なるほどな。アイツが言うとった通りや。まぁプリセットのほうで出し入れできそうやさかい。これなら、なんとかなりそうか。
だけど、どうも気になる。それに、確か秀一たちも城の地下で召喚されたはず。
でもまさか、同じ世界に召喚って事はあらへん思うし。……やっぱ、慎重に様子を見たほうがよさそうやな)
いろいろ考えたり荷物の整理をしていると、ドルマニールが扉を開け部屋の中に入ってくる。そして、クレイのそばまできた。
「クレイ。そろそろ出立の時間だ。準備はできたのか?」
「ああ。いつでもいける。ん? そういや、ミスティの姿が見えへんな」
クレイはキョロキョロと見渡した。
「ミスティなら、城の外で待機している。何か用でもあるのか?」
「そうか。いや、別に用はあらへん。ただ、いつも一緒におったさかい聞いただけや」
「なるほど、確かにな」
そう言いドルマニールは、フッと含み笑いをする。
「さて、そろそろ行くとするか!」
そう言うとクレイは荷物を持ち立ち上がった。
そしてドルマニールとともにクレイは、ミスティが待つ城の外へと向かうのだった。
__この時ドルマニールとミスティは、ニックの指示によりクレイを試すべく仕掛けをしていた。だがこの話は後程と言うことで……。
場所は移り、ここはマインの森。タツキは、あれから二日もこの森をさまよっていた。
(クッ、いったいなんなんだ! 俺はなんでこの森を抜けだせない。いくらなんでも、おかしいだろう。ん? そうか!? もしかしたらあの女神が、)
一瞬タツキは落ち込みそうになるが、女神のせいにし開きなおる。__まぁ、いまだに自分が方向音痴だと気づいていないせいもあるのだが。
そしてタツキは、さらに木々をかきわけながら広い森の中を歩きすすむ。
(そろそろ、森を抜けてもよさそうなんだけどな)
そう思い立ちどまり辺りを見まわした。
「……これは!? 魔獣の気配!」
そう思った瞬間、甲高い男の悲鳴が聞こえてくる。
それに気づきタツキは、瞬時に加速のアイテムを使いその声のほうへと向かった。
その後タツキは、リッツと再開し魔獣からたすける。そして二人は、一緒に旅をすることになるのだった。
__その後タツキとクレイは、同じ世界に約二年いても会うことすらない。だが約二年がたち、ある城で会うのだが。
まぁそれは別のお話であり本編にて……。という事で、今回のタツキとクレイの物語はここまでです。
では、またお会い出来る日まで__【 始まりの章・《 完 》 】
ここまで読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)
『おい!? なんで俺たちの物語が、ここまでで終わっている!』…by,タツキ
『タツキ。言うだけムダや! この作者にそんなん言うても通用せえへん。せやけどまぁ、通用するとしたらあの事を暴露したら思いとどまるかもわからへんがな』…by,クレイ
『ん? クレイ。あの事ってなんだ?』…by,タツキ
『いやなぁ。この前……ゴニョゴニョ。でなぁ……』…by,クレイ
『フムフム、なるほど。フッ、いい事を聞いた。まさかそんな事が……(〃゜艸゜)プッ。よし! これなら、あとで仕返しができる』…by,タツキ
『(*´-ω・)ン? なんか、いやな予感が……・・・(・∀・i)タラー・・・』…by,作者
と、いう事で……∩^ω^∩
この外伝2は、去年の1月26日に公開して、その後再びちょい体調を崩し休載していました。
ですが今年あるコンテストに応募するため、ちょうどキリのいいここで一旦一区切りとする事にし早急に書き上げました。
なので、物語がちょい駆け足になってしまいました。申し訳ないです……m(_ _)m
この続きを書くかは不明ですが。今連載中の作品の様子次第では、この続きを書くと思いますのでその時はよろしくお願いします。
それと完結後、閉じたまま修正します。
ちょい長くなりましたが。では、またお会いできる日まで……本当にありがとうございました(*^O^*)♪……m(*_ _)m






