☆11R》偶然〜目撃と道に迷う〜
グロウディスは辺境の地の様子を調べる為、ひたすら南へと向かいある場所に辿り着く。だがそこでは……。
一方タツキは、なぜか進む方向を間違え火山地帯付近にでてしまい。
ここは辺境の地の南東部。グロウディスは、辺境の地を探索しながら、ひたすら南へと歩いていた。
辺りは管理がされていないせいか、草花や木々が無造作に生い茂っている。
グロウディスは、茂みを掻き分けながら進み広い場所にでた。
そしてグロウディスは、ある光景をみて目を疑った。
「おい!これはどういう事だ」
そう言いグロウディスは茂みに隠れ、目の前で行われている事を信じられないと思いながらみていた。
そうグロウディスがみた光景とは、人々が奴隷のように扱われ何かを作っていたのだ。
(鞭を持った監視らしき者が数名。そして、あの様子をみる限り、まだ土台の一部しか出来てない。だがあれは、恐らく城らしき何かだろう。
しかし、いったい誰がこんな事を……。それに、奴隷は禁止されているはずだ。その禁を破り何をしようとしている)
グロウディスはそう思い、しばらくこの場で自問自答していた。
(ふぅ〜。まぁ、今ここで考えていても何も解決しない。そうなると、この件を調べながらオパールに向かった方が良さそうだな。
それに、もしかしするとセレスティナとリムティナの事が何か分かるかもしれない)
するとグロウディスは、あまりこの場に長くいるのはまずいと思い元きた道を引きかえす。
「さて、今日は野宿になりそうだな」
そしてグロウディスはその後、色々と考えながら野宿する場所を探し歩いた。
場所は移り。ここは、グレイルーズ国より遥か南部に位置する火山地帯付近の森。
火山の熱風がここまで漂い辺りは、あまりの熱さで木々が殆ど枯れていた。
そして、ここから火山地帯までの区間は、先に進むにつれ徐々に緑がなくなり砂漠地帯へとはいる。
タツキは、どこをどう間違えたのかここに来ていた。
「……」
立ち止まりタツキは、辺りをキョロキョロと見渡した。そしてタツキは、火山地帯付近の山の麓に視線を向ける。
「……って、何で俺は……。シェルズ城の方に来てるんだぁ〜!?」
そう叫ぶとタツキは頭を抱え空を見上げた。
(どこで道を間違えた?まぁそのお陰で、遠くからだが、シェルズ城がある周りの様子を確認する事ができた。
ん〜、ここからみる限り、城の結界が破られているようにはみえない。……って事は、今回の件にシェルズ城の者は関係していないのか?)
タツキは、昔のことを思い出しながら考えている。
(それに、そもそも200年前。俺と仲間たちで、奴らを全滅させたはずだ。
まさかあの時、奴らの子孫が城のどこかに隠れてたのか?
過去の例もある。その可能性も否定できない。だがそうだとして、どうやってあの結界の外にでた?
あ〜いまいち分からねぇ〜。今は情報が足らなすぎる。これは、かなり長期戦になるかもな)
タツキは半回転し辺りを見まわす。
「さてと、ここにいつまでもいても仕方ねぇしな。今からだと街や村を探すのは無理だ。そうなると、野宿できそうな所を探しながら歩くしかないか」
そう言いタツキはまた森の中に入っていった。
そしてその後タツキは丁度いい洞窟をみつけ、そこで野宿することにしたのだった。
読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)
『疑問が残ったが。シェルズ城の確認はできたし良しとしないとな。あとはグレイルーズに向かいその後オパールに行くだけだ』…by,タツキ
『タツキ。お前、何でシェルズ城の近くまで行ったんだ?』…by,グロウディス
『グロウディス!?いやこれには……。あっ!そうそう。急にシェルズ城とその周辺が、今どうなってるのか気になってな。……(^ω^;);););)』…by,タツキ
『なるほど。てっきり俺はタツキが道に迷ったのかと思ったが。まぁ流石にそれはないよな。(´-ω・`)チラリ...…』…by,グロウディス
『あ、ああ。流石にそれはな……。:(´°ω° `;):……』…by,タツキ
と、いう事で……∩^ω^∩
では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)






