表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
門学園高等部神秘科グループルーム  作者: やなぎ怜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/29

記憶違い?

○●子供の頃の不思議な体験 2話目●○



194 :ななしの生徒さん

エレベーターに乗ったら異次元に行ってしまった、みたいな定番の話あるよね。

あれを小学校低学年くらいのときに実際に体験した話。


中学まで関西地方の某県の古い団地で暮らしていた。

団地暮らしで同じ年の奴は女子ばっかりだったから、俺は同年代で唯一の男子であるSとよく遊んでいた。

たしか夏だった。かなり汗かくまで遊んでた記憶がある。

で、喉が渇いたからSの家に行って麦茶飲もうという話になった。

古い団地についてるんで同じくらい古いエレベーターに乗って、五階にあるSの家に向かった。

(ちなみに俺の家は八階にあった)


それでエレベーターが五階に着いて、扉が開いた。

俺はすぐにはおかしさに気づかなかったが、先を行くSの背中を見ているうちにおかしいことに気づいた。

なんか、めちゃくちゃ廊下が長いんだよね。

一階につき何部屋あったかは思い出せないんだけど、とにかく廊下の先が見えないくらい長くなってる。

消失点だっけ?それが見えそうなくらい団地の廊下が長くなってた。

俺はそのおかしさに気づいた途端に金縛りにあったように全身を強張らせた。


でもSはどんどん先に行っちゃうんだよ。

Sの家はエレベーターがあるところから一番奥の部屋だった。

それでSはどんどんとクソ長い廊下の奥へ奥へと走って行ってしまった。

俺はそれを声も出せずに見送ることしかできなかった。


(思ったより長くなったんで分ける)



195 :ななしの生徒さん

(>>194の続き)


そしたら途中でSの体がクソ長い廊下の床を突きぬけて下に落ちた。

俺は「あっ」って思ったけど、声は出せなかった。

俺はSの体が廊下を突きぬけて落ちたのは、あの長い長い廊下が幻覚?幻影?だったからだ、と思った。

五階の高さから落ちたSは、頭の打ちどころが悪くて死んだ。

しばらく団地の子供たちの間ではメチャクチャ長い廊下を渡ろうとしたら転落死する、って噂で持ちきりになった。


…という風に俺は記憶していた。

でもこの前ふと思い出して二つ上の姉貴に聞いたら、五階から落ちたのは俺だった。

納得行かなくて親にも聞いた。

小二の頃に団地の五階から落ちたけど、奇跡的に両足を折っただけで済んだ、という話を聞かされた。


となるとSの存在も怪しくなるんだが、Sは普通に実在して今も生きているっぽい。

ただ俺が小三のときに一家で夜逃げしたらしい。北海道の方に行ったとか行かないとか。


そういうわけでSにあのときの話を直接聞きたくても聞けないので、今もモヤモヤしてる。

俺の記憶違いだったら、Sを死んだことにしていたのは悪いなと思う。

でもなんでそんな記憶違いをしていたのかがわからない。

あのとき、クソ長い廊下をだーっと走って行くSの背中はハッキリと覚えているんだけど…。


以上が俺の不思議な体験。



196 :ななしの生徒さん

>>194

親しかった友人が夜逃げで突然いなくなって、ショックで記憶を書き換えたとか?



197 :ななしの生徒さん

Sが落ちた瞬間は見た(と記憶している)らしいけど、落ちたあとは見たの?

見てないなら記憶違いなんじゃないかなと思った。

素人意見だけど。



198 :ななしの生徒さん

なかなか不思議度が高くて面白かった。

Sに話聞けたらいいんだけどなー。

194の家族が嘘言ってるってことはないよね?



199 :ななしの生徒さん

>>194は両足骨折した記憶ってあるの?

足に痕とか残ってるの?



200 :194

書きそびれたんだけど、姉貴は長い廊下の噂を知らなかった。

あんだけ子供たちの間ですごい噂になってたのに、二つ上の姉貴が知らないのはおかしいよな?



201 :194

>>197

すまん。落ちた後を見たかは思い出せない…。

でも頭の打ちどころが悪くて死んだ、っていう噂を聞いたのはハッキリと覚えてる。


>>198

うちの家族は変な嘘とかつかないと思う。

冗談言うほど親しいタイプの家族じゃないんで…。


>>199

それがない。

今足を見てみたけど特に痕っぽいものはないみたいだ。

ただ小二のときに食中毒で入院した記憶はある。



202 :ななしの生徒さん

やっぱ194の記憶違いでは。



203 :ななしの生徒さん

Sとやらが生きててよかったじゃん。



204 :ななしの生徒さん

これがSFだったらだれかが時空間を書き換えた影響で・・・とかいう展開になるんかな。



205 :ななしの生徒さん

>>204

妄想乙。



206 :ななしの生徒さん

なんかこう、Sの死が仮に事実だとしても、微妙に諸々の事象が繋がりそうで繋がらないモヤモヤ感があるな・・・・。



207 :ななしの生徒さん

家族はSが死んだことで194がショックを受けていたのを知っているから隠してる、はどうよ。



208 :194

なんか色んな意見聞いてるうちに俺の記憶違いじゃないかなと思い始めた。

Sの死は幼心にめちゃくちゃショックだったのを覚えてるから、もし彼がどこかの地で生きてるならそれでいいんだけど…。

Sの葬式に出たのも覚えてるし、おばさん(Sの母親ね)が泣きすぎて失神したのも覚えてる。

でも記憶違いなんかなーと…。

じゃあなんでそんな記憶を作り上げちゃったのかとか考えだすと頭おかしくなりそうなんで、ここらで消えるね。

じゃあ相手してくれてありがとう。



.

.

.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ