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怪奇語

現代型ぬらりひょん

作者: 怪談屋

先輩Aさんの話


ある日、自分の住んでいるマンションに帰ると人の気配がする。玄関を見てみても靴はない。


空き巣か?


息を潜めてドアに耳を当ててみると、テレビの音がする。


テレビなんか何日もつけてないぞ…。


意を決してリビングのドアを開けてみると、そこにはテレビゲームのコントローラーを持った着物姿の老人がいる。


「え⁉︎」


思わず声を上げてしまった。


声に反応して振り向いた老人はどこか気まずそうな顔をしていたという。


老人は気まずい顔をしたまま立ち上がると、会釈をして消えていった。


Aさんは白昼夢でも見たのかと思ったそうだが、テレビの画面にはやりかけのゲームが写っていたそうだ。


「あのおっちゃん、絶対にぬらりひょんやで!頭の形が漫画で見たぬらりひょんやったもん!」


Aさんは鼻息を強くして語った。


妖怪もテレビゲームをする時代になったのだろうか。

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