神様のくれた恋
私・高野 ユウは同級生で同じクラスの有野 すぐるが好きだ。
誰にも言えない。恥ずかしくなってしまう。冷やかされてしまう。すぐるに、私の気持ちがバレちゃう…。
そんなこんなで、四年もの時が過ぎた。
突然だが、私は偶数が大好きだ。偶数の学年になると、必ずすぐると同じクラスになれるから。
「ねぇ、すぐるってさ、レナちゃんが好きらしいよ!」
私の親友・ミキがいう。
えっ…!まぁ、なっとくもいく。毎年ミスコンでは、一位をかっさらう。
男子いわく、レナちゃんはキャビアで私達はカラスの卵だそうだ。
「そ…そうなんだ…?」
「うん!まぁ、すぐるも、ヤンチャしてるけど顔は良いしお似合いかもねー」
「ね!」
私は席に座ってラクガキしているすぐるに、偽りの笑顔で笑いかけて言う。
「ちょっとー!すぐるってば、レナちゃんが好きなんだって?
頑張れー。レナちゃん、人気だからねー」
…すぐる。好き…。
「あ?なに言ってんの。レナなんてタイプじゃねーけど」
「えっ?違うの?」
うそ…やった…!思わず、顔に出てしまう…。
「じゃあ、好きな人がいるのって本当?」
「なんで、女子そーいうの好きなの?冷やかしてーの?」
「もう、いーじゃんっ」
「あーもう。そーだよ、それは本当だけど」
「だ…だれっ?」
き、気になる…。すぐるの迷惑になんのは分かってるけど…。
「……やだ。」
「なんで?教えてよ!」
「……まぁ、ユウになら教えてもいいけど」
…好きな人には普通教えないよね?なら…私じゃない…。
すぐるは、私の耳に
「オレのすきなひとは──」
心臓の音で…よく聞こえそうにない。
脈がうっている。
私の耳とすぐるの口が、触れた。
「こちらこそ、よろしく」
は、はいっ?
「え?」
「え?ってお前、『すぐる…好き』って言ったじゃん」
「いつっ?」
「レナがどーのこーのの時」
「声でてた?!」
「うん」
「で、でも聞こえてなかったじゃん。ミキには」
「…そ、そりゃあ…。す、好きなやつの声なんて、わかるだろ…!
見てるし…ぜ、全部…。き、キス…したいなーとか考えてて…
そしたらユウが、すぐる好きって…」
「なんか照れる」
「…ま、ともかく…オレと付き合って」
「…はいっ!」




