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吸血鬼達と特別な血を持つ者  作者: ゼロときどき春真
始まりは
2/2

始まりの鐘がなった

「暁、帰るぞ」


今喋ったのは幼馴染みのイケメンくん


朱音 棗だ


「うん。」


いつも通り手を引かれ


校門を出て歩いていた



そう…いつも通り…のハズだった


「棗、なんか………烏がいつも以上に飛んでる気がするんだけど」


烏が凄い勢いで私たちの周りを飛んでいく


「………何かが起こる前兆かもな」


そう怖い顔をしていった


すごく怖いよその顔


何だか棗じゃないような顔してる


「そんな顔すんなって俺が守るから」



それでも怖いものは怖い


本当にこの道で帰って大丈夫なのかな

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