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始まりの鐘がなった
「暁、帰るぞ」
今喋ったのは幼馴染みのイケメンくん
朱音 棗だ
「うん。」
いつも通り手を引かれ
校門を出て歩いていた
そう…いつも通り…のハズだった
「棗、なんか………烏がいつも以上に飛んでる気がするんだけど」
烏が凄い勢いで私たちの周りを飛んでいく
「………何かが起こる前兆かもな」
そう怖い顔をしていった
すごく怖いよその顔
何だか棗じゃないような顔してる
「そんな顔すんなって俺が守るから」
それでも怖いものは怖い
本当にこの道で帰って大丈夫なのかな