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名無し(3)

 風呂場でもがく女の力は次第に抜けていった。暴れもがいた女の腕や足は嘘のようにしなだれていき、やがてその動きを止めた。


『♪♪オフロガ、ワキマシタ♪♪』


 間抜けなアナウンスが聞こえた。

 この女はせっかちなのだろうか。風呂が沸きあがる前に風呂場に入るとは。そのおかげで不意を突く事が出来たわけだが。


 やった。久しぶりに何かを成し遂げた達成感で昂ぶっている自分がいる。


 とりあえず、これでいい。

 後は金目になるものを好きに頂く。そういう約束だ。その後の事は知らない。

 どうせ私の事を存在している人間として確認しているのは、あんただけだ。

 あんたが望む事はこれで果たした。


 それでは、さっさと退散する事にしよう。


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