新居
今日は僕がARCのチームの寮に移動する日だ。
ARCのメンバーはみんなこの寮で生活をしている。
寮までは僕のチームメイトが案内をしてくれる。
「ようこそ。我がチームへ」
寮に着くとミラさんが僕にそう言った。
「アークさん。試験合格おめでとうございます。」
続いてノエルさんが僕にそう言ってくれた。
「今日からここに住むことになるのですから、基本的には自由にしてもらって構いません。」
シオンさんが僕にそう説明してくれた。
「まぁとりあえずお互いに改めて自己紹介から始めよう。俺はガルド。このチームのチームリーダーだ。何か困った時は真っ先に俺を頼ってくれ。と言う訳でよろしくな。アーク」
ガルドさんの実力についてはよく知っている。
だから彼が同じチームなのはとても心強い。
「はい、よろしくお願いします。ガルドさん」
「一応自己紹介しますと、私はノエルです。家事とかは任せてもらって大丈夫ですが、偶にお手伝いを頼むことがあるかもしれません。何卒よろしくお願いします。」
無論、ノエルさんの実力はこの身で体験したので知っている。
先日の能力者との戦闘でも最適なアシストをしていた。
僕より幼いはずなのによくここまでできるものだ。
日常でも戦場でも最も頼れる存在になるだろう。
「はい。改めてよろしくお願いします。ノエルさん」
「自己紹介は既に済ませているので簡潔にします。シオンです。これからも困ったことがあれば手助けします。」
彼女の実力はあまり知らない。
だが、先日の能力者との戦闘で分身能力者の本体を探し当てた人。
しらみ潰しに戦っていたにしても、見極めて倒したにしても実力は上積みだろう。
「私はミラ。これからよろしくね。」
さて、今まで軽く流してきていたが、ミラと名乗る彼女の実力は底知れない。
と言うのも彼女は試験を一発で合格した内の1人なのだ。
一発合格なんて言うのは僕を含めても歴代で4人しかいない。
しかも彼女は僕よりも年下でARC入隊最年少記録も持っている。
噂程度に聞いてはいたが、こんなにもフレンドリーな人とは思っていなかった。
「ミラさん、よろしくお願いします。」
さて、チームメイト全員の自己紹介が終わり、次は僕の番だ。
「アークです。元々研究者だったので能力者について調べたいことがあれば頼って下さい。戦場でもみなさんと同じように立ち回れるよう精一杯頑張ります。」
そんなこんなで全員の自己紹介が終わった。
「よし!じゃあ自己紹介も終わった訳だしこれからは家のようにくつろいでくれ。」
「おっさん。まだ入ってきたばかりなのにそんなすぐくつろげる訳ないでしょ。まだみんなのことも部屋の間取りとかも分かんないんだから。」
確かにそんなすぐにくつろぐのも気が引ける。てか今ミラさんガルドさんのことおっさんって呼んでたな。
「とりあえず私が部屋を案内するね。」
そう言うとミラさんはこの寮を案内してくれた。
彼女の案内によるとどうやら全員分の個室まで用意されているとのことだ。
そんなこんなでミラさんの部屋案内が終わった。
「ありがとうございます。ミラさん。」
「いいっていいって。分かんないこととかあったら聞いてね。あっ後これこの寮の鍵渡しとくね。じゃあもう引っ越しとかで疲れているだろうから自分の部屋でゆっくり休んでてね。おやすみ。」
なんとなく子供っぽいと思っていたが意外としっかりしている人だ。
何よりプライベートを確保してくれるのはありがたい。
僕はとりあえず部屋に敷布団だけ敷いて眠りについた。
皆様大変長らくお待たせしました。
第二章が始まりました。
これからも「未確認来訪者」を何卒、よろしくお願いします。




