表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未確認来訪者  作者: 1N0R1
第一章
3/22

準備

僕は試験の為に準備を始めた。

シオンさんに聞いた所、現場部隊の入隊試験には筆記と実技があるとのことだ。

筆記はまだ簡単だ。

危険度別の対応や、能力者詳細記録の読み方。

難しいものであっても避難経路の確保や対能力者戦闘の立ち回りだ。

これらは実際に過去にあった能力者事件を元に作った物もあるらしい。

そんなことより問題なのは実技試験だ。

実際に今まで出現した危険度2の能力者を参考にして作られた戦闘用ロボと戦うらしい。

問題なのは危険度2ということだ。

能力者は危険度0から5の6段階に分けられる。


危険度0は人体に影響を及ぼさないとされる能力者。

危険度1は命に関わらない能力者。

危険度2は人命を奪える能力と判断された能力者。

危険度3は危険度2の3体以上同時出現。また、それに匹敵する能力者。

危険度4は危険度3の3体以上同時出現。また、それに匹敵する能力者。

危険度5は組織が抑えきれないと判断された能力者。


基本的にいつも現れるのは危険度2の能力者だ。

だからこそ危険度2と言っても強さに幅がありすぎてそれに対応できるかが分からないのだ。

なので非公式ではあるが危険度2の中でも階級が定められている。

階級は1〜10の10段階から決められていて例えば、前に僕が出会った能力者が階級7に設定されている。


戦闘経験の無い僕がこの試験を一発で合格できるほど甘くは無いだろう。

実際に、これまで一発で合格した人は片手で数えられる程しかいないと言われている。

明確な数字を言えば3人だそうだ。

しかもそのうち2人は現役とのことだ。

そんなこんなで一発で受かるのは絶望的だが、それでも受かる気で試験に臨む。

だから経験を積む為にどうすればいいかを聞く為にシオンさんを探しているのだが、この施設内の何処にもその姿はない。そんなこんなで施設内を歩いていると。

「どうかされましたか?」

聞き覚えのあるような声が聞こえた。

振り返るとシオンさんのチームメイトであるノエルさんがいた。

「シオンさんを探しているんですけど、見ませんでしたか?」

「シオンさんなら先程買い物に行きましたが、もし何かお困りでしたら私も手伝いますよ。」

「ありがとうございます。それでしたら少し付き合っていただけませんか?」

そんなことで僕はノエルさんから色々と聞くことにした。

「なるほど、分かりました。では力になれるようフォローしますね。まず実技試験に臨むなら戦闘経験は必須です。」

「戦闘経験ですか」

「はい、なのでアークさん。私と今から試験会場に向かいましょう。」

そういうと彼女は僕を試験会場まで案内してくれた。

「ここが試験会場です。普段は組織の人達が腕を鈍らせないようにお互いに戦い合う広場として使われますが、最近ではあまり使っている人はいないですね。」

「あそこにいるのは?」

「私のチームのリーダーであるガルドさんと組織のトップであるゼノンさんです。あの2人はよくここに来るんです。」

いきなりそんなすごい人達と出会ってしまった。

「よかったら、一度2人の戦闘を見てみます?」

そんなこんなで組織の2トップとも言われる彼らの戦いを間近で観戦することになった。



***



「今日は久々にお客様が来ているな」

「そうですね。ですがいつも通りやりましょう。ガルドさん」

彼はそういうと一気に間合いを詰めてきた。

「不意打ちとは、やるようになったな」

「お互い、手加減は無用です。本気で来て下さい」

ゼノンが距離を詰めてきたと同時に俺は彼に向かって攻撃をちらつかせた。

構わずゼノンはこちらに突っ込んできて一気に間合いを詰められた。が、攻撃は間に合った。流石に彼も避けることに集中した。その隙を見逃さなかった。

ここで一気に畳み掛ける。

全ての攻撃を防ぐ彼、だが反撃はしてこない。

その隙を与えさせない。

だがこちらも決定打は無いこのままではいずれ隙をつかれて終わりだ。

だからここで一度距離を置く。

また彼が間合いを詰める為に走ってくる。

今度は相手の攻撃のタイミングをずらす為にギリギリで半歩動き先制した。

完全にゼノンの隙をついた。

「今回は俺の勝ちだな」

「えぇ、そうですね。ですが次は負けません。」

「こっちだって負けるつもりは無い。いつも昼飯を奢っていたら懐が冷えるからな。というわけで今日もいつもの場所で昼飯だ。勿論お前の奢りでな」

「はいはい分かってますよ。では行きましょうか」

そんな談笑をしながら俺らは闘技場を後にした。

というわけで第3話まで書きました。

一応最終話まで書く予定ですが、少し投稿頻度は落ちるかもです。よろしければブックマークや感想をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ