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未確認来訪者  作者: 1N0R1
第二章
21/22

依頼

投稿できていないことに先程気づきました。

ご愛読されている読者様方に多大なるご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

今後とも『未確認来訪者』をどうぞご愛読下さい。

「アークさん、終わりましたよ。」

声をかけられ目を覚ます。

病院の照明が眩しくて目を細める。

左肩の痛みは和らいでいた。

「まだ回復中なので1週間ほどは激しい運動などは控えて下さい。それと1週間後にまた確認の為に診察したいので空いている日に来てください。」

「分かりました。」

「もう手術は終わったのでもう帰ってもらって大丈夫ですよ。」

「ありがとうございました。」

「はいお大事に」

風の音が聴こえる。

僕は病院を後にし、ミラさんを待たせているカフェに向かった。






カフェに着いたがミラさんは他の2人と相席している。

ガルドさんとゼノンさんだ。

「あっ!おかえりアーク。治った?」

「はい、一応1週間後にまた来るように言われました。それと1週間は安静にと言っていました。」

「そっか。らしいよガルド」

「えっと、ところで何故相席されてるんですか。」

ずっと気になっていたことを聞く。

「君に用があって偶然ミラと会ったから相席したまでです。早速だがその話題に移ってもいいか?」

「はい、分かりました」

「研究部隊からアークの手伝いが欲しいとの要請があった。強制ではないが、もし承諾するなら数週間ほど本部で宿泊することになるとのことだ。」

あまり意外性はなかった。

「例の件ですか?」

「詳しくは聞かされていないが、まぁそうだろうな。危険ではないとは言っていたが、アークの意思を尊重する。」

情報が少ない。

だが、僕を頼るということはあの件なのだろう。

断る意味はない。

「分かりました。引き受けます。」

「そうか。もし今から行けるなら本部の研究室に行ってくれ。それか準備をしたければ後日きても問題はない。」

「大丈夫です。今から行けます。」

「話が早くて助かる。」

ミラさんの視線が刺さる。

「ゼノンもアークも一緒に行くの?」

「あぁ、研究室までは同行してくれと言われている。」

「そっか、おっさん一緒に帰ろ」

「おう。じゃあアーク頑張ってくれ。」

「はい。それでは行ってきます。」

ガルドさんが会計を済ませるとのことで僕とゼノンは一緒に研究室に向かう。

「ゼノンさん、今研究部隊は何を研究しているんですか?」

「能力の原理について研究しているとのことだが、研究は滞っているように思える。」

「能力の原理、ですか」

能力原理は今まで数千年かけて行われてきたが、原理の1割すら分かっていないと言われている。

それ故、その分野を研究する研究者はとても少ない。

僕が元々所属していた研究所はそのことを研究していたが、分かったのは細胞の活性化などではなく臓器などの組織の動きの変化によるものだということだけだ。

「つかぬことをお聞きしますが、その依頼を出した方って、」

「あぁ、おおよそその考察で間違いないだろう。あの偉大だった研究者ノヴァの後継だ。」

風の音が止まった気がした。

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