表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
古の魔獣と龍の姫編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/164

第43話 「必ず救ってみせますわ」

『9142回目』


ラミスはゲイオルグの鎧に身に付け、城内の捜索を開始した。

現状、ラミスに出来る事はかなり限られている。ラミス一人の力では、到底解決出来ない問題が山積みなのだ。

……そして、謎。

この力の事、姉リンの居場所、姉ナコッタに宿る神々の力の正体。

前々からラミスは、一度城内の中も調べなければいけないと考えていた。

その一つが、父の書斎である。そこにある書物には一度、目を通しておいた方がいいだろう。

この現状を力業で解決は不可能である為、やはり何よりも重要な物は"情報"なのだ。


ラミスはまず、ラミスにカギを持ってくれたメイド、ロクサーヌに会いに行った。

ロクサーヌは最初、姫の鎧姿を見てヘルニア兵士だと思い、少し怯えていたが。ラミスが手を取り、無事脱出出来た事に感謝を述べると、ロクサーヌは涙を流しラミスの無事を喜んでいた。

自分の事だけでも大変だろう……。しかし、自分の事よりもラミスの身を案じ、涙を流してくれるロクサーヌの優しさに、ラミスもまた涙した。


ロクサーヌに別れを告げ、ラミスはまだ城内に残されてる人全てに話し掛けて回った。

ロクサーヌ同様、無理やり兵士の食事等の世話をさせられているメイド達、奴隷の様な扱いを受けている民達、牢に捕らわれている人達……。

ラミスはこれからの人々全てに、話し掛けて回った。今すぐに助けてあげれない事を、何度も泣きながら謝罪をし、情報を集めた。民達はこのような状況になりながらも、ラミスの無事を喜び、進んでラミスに協力してくれた。

これは民達の優しさも勿論あるのだが、理由の一つにラミスの人望の厚さがあった。ラミスは全員の名前を覚えており、一人一人の名前を呼び謝罪して回っていたのである。

ラミスの人徳もあり、様々な情報が集まった……。


将軍クリストフ

一人で敵兵約二千五百を(ほふ)り、その後姫ナコッタを敵兵の中から救出。ある怪物の一撃を喰らい生死不明。


将軍バラン

先陣を切り、一人で敵兵約七千を(ほふ)り。その後ある怪物と死闘を四時間繰り広げるも、敗北し戦死。


隊長ギリアム

剣豪の一人、敵兵約五百を(ほふ)り。ある怪物に敗北し、戦死。


隊長ゲッペルス

剣豪の一人、敵兵約百を(ほふ)り。その後姫ナコッタの救出の際に、ある怪物の一撃を喰らい戦死。


隊長ゴライアス

剣豪の一人、敵兵約百を(ほふ)り。その後、敵陣にて戦死。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
もう30歳が見えてきましたね、ラミス姫。
強い人、ほとんどみんな死んじゃってる〜(ToT) この怪物ってもしかして…
とにかく書斎には、神の力の謎もあるかも知れないので優先したいですね〜。 敵の情報もあるかも? 頑張れ、ラミス! ヾ(・ω・*)ノ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ