表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
王の名を持つ獣編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

230/246

第230話 「また、出てきそうな予感が致しますわ」

ラミスの前に現れた、その白い毛並みを持つ人狼(ウェアウルフ)は、美しく白い毛並みを風に(なび)かせ、王者の風格を(ただよ)わせていた。


また新たな色の毛並みを持つ人狼(ウェアウルフ)が出てきそうな気がした為、一応確認を兼ねて狼さんに尋ねてみようと考えるラミス姫様。


「貴方が、その……。狼さんの王様で、よろしいのですの?」

答えてくれるかは、分からないのだが……。念の為、一応聞いてみるラミス姫様。


「ソノ通リダ、俺ガ人狼(ウェアウルフ)達ノ王、真ノ人狼王(ウェアウルフキング)ダ!!」

……きちんと答え、名乗り出てくれる心優しい狼さんだった。


──しかし、不味(まず)い。

悠長に名前を聞いてる暇など、ラミスには無かったのである。


まず先に、ラミスはやるべき事が二つあった。

それは、姉ナコッタに宿る神々の力"守護の力"で守ってもらう事。

……そして"剣王"ベルモント将軍を"蘇生の力"で黄泉返らせる事。


「ナコッタお姉様、すぐに"守護の力"を───。」

急いで姉に呼び掛けるラミスだが……。残念ながら、それが間に合う事は無かった。


人狼王(ウェアウルフキング)は目にも止まらぬ凄まじい速さでラミスに襲いかかってくる。

その人狼王(ウェアウルフキング)の爪がラミスの首元を捉えても、ラミスは身動き一つ取れずにいた。


人狼王(ウェアウルフキング)の爪がラミスの首を貫く、その瞬間───。


──ガキィン!!

その攻撃を、間一髪で防ぐ"剣王"バラン。


「バラン将軍!!」

「遅くなって申し訳ありません、姫様。」


バラン将軍が間に合い、何とか一命を取り留めるラミス。

どうやらバラン将軍はヘルニア帝国の"剣王"を倒し、すぐにラミスの元へ駆け付けてくれた様である。……その頼もしさに安堵(あんど)するラミス。


「……ホウ。少シハヤル様ダナ、人間ヨ。」

人狼王(ウェアウルフキング)の爪がバラン将軍に襲いかかる。


──ガキィン!!

激しく撃ち合う"剣王"バランと人狼王〈ウェアウルフキング〉。


──ドガガガガガガガガッ!!

その激しい攻撃の数々は、既にラミスの目では捉えきれず、全く見えてはいなかった。


「ぐっ……。」

人狼王(ウェアウルフキング)の爪を受け、切り裂かれるバラン。

何とか致命傷は避けているものの、ラミスの目にもバラン将軍が追い込まれているのは明らかだった。


……確かに豚王(オークキング)は強かった。

あの硬い外皮に(おお)われた強固な防御力、そして恐ろしい(まで)の回復力。……その強靭さに、ラミス達は何度も苦しめられていた。


しかし、その豚王(オークキング)でさえもバラン将軍の剣技の前に圧倒されていたのである。


だが、この人狼王(ウェアウルフキング)の強さは───。明らかにバラン将軍の強さを上回っていた。


その強さに絶望するラミス。この人狼王(ウェアウルフキング)豚王(オークキング)とは違い、バラン将軍一人では到底倒す事の出来ない、真の化け物なのだと理解する。

しかし───。


こちらには、"剣王"が二人居るのである。


ラミスの背が燃え盛る朱色の光を放ち、神々の力"蘇生の力"で死より舞い戻る"剣王"ベルモント。


「さあ、反撃開始と行きますわよ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
反撃開始! (*ノ・ω・)ノ♫
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ