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剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
王の名を持つ獣編

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第208話 「気分転換は大事ですわ」

ラミスは気分転換に、いつもと違う事をやってみようと考えた。

「久しぶりに、ゲイオスと戦ってみますわ。」


ラミスはゲイオスとの一騎打ちに勝利して以降、一度もゲイオスと闘った事が無かった。……それは、まだラミスがゲイオスの高速の剣を見切れていない為である。


ラミスがゲイオスに敗れると、必然的に姉ナコッタは死の運命から逃れられない事になってしまう。

未来を変えられるのはラミス姫、(ただ)一人だけなのだから……。


勿論、ラミスが死ねば時間が巻き戻るのだから、問題無いと言えば問題は無いのだが……。


その事を考えるとラミスは億劫(おっくう)になり、ゲイオスとの闘いを避けてミルフィーの待つ東の山へと向かっていた。

素直にバラン将軍や、姉リンに任せておいた方が無難だと考えたからである。


しかし、今なら……。今のラミスになら、"凄腕の剣士"ゲイオスの高速の剣を見切り、雷の力を使わなくても互角以上に戦えるのでは無いだろうか?


ツインデール城をバラン将軍達に任せ、そして東の山へはユミナとユリフィスに向かって貰い、ラミスは北西の村へと走って行った。


──シュババババババババ!

雷を(まと)い、草原を疾走するラミス姫様。既に、馬とは比べ物にならない程の速さである。


ラミスは一瞬にして北西の村へと辿(たど)り着き、村人達に北の街への避難を(うなが)す。……そしてついでにヘルニア兵も、まとめて殲滅していく。


──ドゴォ!!

ヘルニア兵達を蹴り飛ばし、瞬時に片付けるラミス姫様。村人達の避難が終わった事を確認し、ラミスは姉の待つ西の村へと急いだ。


「……ぐっ。」

二百人のヘルニア兵士に囲まれ、苦戦中のグレミオ達。


「ぐっ、ここで敗れる訳には……。ラミス、俺に力を!」

グレミオは覚悟を決め、敵陣の中へと斬り込んで行った。


──ドゴォ!!

「あら?どなたか今、(わたくし)の名前を呼びましたかしら?」

とりあえずヘルニア兵、二百を一瞬で蹴散らすラミス姫様。


「……は?」

雷と共に現れ、そして一瞬にして吹き飛ぶヘルニア兵達に驚くグレミオ。


「いやいや。……は?」

目の前に起きた現実に頭が追い付かず、口をあんぐりと開け、グレミオは(ただ)茫然と立ち尽くしていた。


「あら、グレミオ。……ごきげんよう。」

たとえ、ここが戦場であっても……。何時如何(いついか)なる時も気品を失わず、礼節を欠かさない優雅(エレガント)なラミス姫だった。


「あ、ああ……。」

……呆気に取られ、まだ驚いている様子の騎士グレミオ。


「いらっしゃるんでしょう?そろそろ出ていらしたら?……"凄腕の剣士"さん。」


「…………。」

あれ?出てこない?……おかしい。いつもならゲイオスではなく、間違ってセルゲイの方が出てくる筈なのだが……。


しかし良く見ると、いや良く見ないでもラミスの前にはヘルニア兵士が転がっているだけで、誰一人立って居ないのだが……。


残念ながらセルゲイは先程ラミスが放った"雷龍"の餌食(えじき)となり、既にあの世へと旅立った後だった。

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― 新着の感想 ―
セルゲイに言ってやりましょ。 「お前は既に死んでいる」 (⌐■-■) タッポイ、タッポイ、タッポイ、タッポイ♪ (*ノ・ω・)ノ♫
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