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剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
王の名を持つ獣編

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205/245

第205話 「……一体、どう言う事か分かりませんわ」

「…………。」

……どうしようと悩む、ラミス姫様。


先程のゲイオルグの件もあり、流石に良心の呵責(かしゃく)(さいな)まれ。……ラミスには、もうヘルニア兵達を攻撃する事が出来なくなってしまっていた。


ラミスの頬に、一筋の涙が伝う。

……ラミスは想う。ヘルニア兵士の中には、こんなにも心優しい人達が居るのだと。ヘルニア兵の優しさを知り、ラミス姫の瞳から大量の涙が(あふ)れだした。


……ラミスの心から憎しみが消え失せ、そしてヘルニア帝国への戦意も完全に失われていった。


「ヘルニア帝国の皆さん……。」

ラミスは潤んだ瞳で、ヘルニア兵を見つめる。

「へっ、良いって事よ。困った時はお互い様だぜ?……嬢ちゃんよぉ。」

──キリッ!


……確かにヘルニア帝国は敵なのかも知れない。打倒すべき、敵なのかも知れない。


しかし、今この瞬間。……ラミスとヘルニア兵士との間で、確かな友情が芽生えていたのである。

……そんな友に、ラミスは拳を向ける事が出来なかった。


──だが、それとこれとは話が別である。


「オルァァア!!」

──ばちこーん!

「ギャース!!」


ばちこーんと、容赦なくヘルニア兵士をブチのめしていくラミス姫様。


……そう、ここは戦場なのである。敵に容赦等を掛けていては、この先生(さきい)き残る事など出来ない!!

ヘルニア兵士に情けを掛けていては、誰一人救えないのである。


たとえどんな理由があろうとも、他国に侵攻し愛する国民達を(しいた)げ、そして幼き子供達を奴隷の様に扱うなど言語道断なのだ。


(わたくし)の、お家はここですわー!!」

──ばちこーん!!


……そうヘルニア帝国兵が占領し、我が物顔で居座っているツインデール城こそ、ラミス姫のお家に他ならない。


「オルァァア!天誅ー!!」

──ばちこーん!

「ギャース!!」


極悪非道、極まりないヘルニア兵士に裁きの鉄槌を下すラミス姫様。

ヘルニア帝国を……。血も涙もないヘルニア兵を、許してはならないのである。


悪を許さない、ラミス姫の高潔な血が。……それを(ゆる)す訳はにはいかなかった。

祖国ツインデール公国を救う為、そして蛇王(バジリスクキング)を討つまでは……。


──ラミスには迷っている時間等、無いのである。

悪・即・斬!──即ち、悪は滅するのみ!!


──くるくるくる。

ラミスはヘルニア兵を殴り飛ばし、くるくると華麗に回転し始める。


「ツインデール公国に侵攻し、お父様を殺め、そして愛する国民達への悪行の数々……。たとえ天が許しても、このラミチュが許ちまちぇんわ!!」

……また噛んだ。

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― 新着の感想 ―
聖闘士に二度同じ技は通用した! (「`・ω・)「 先生きのこ、は「残る」をひらがなでは? (´・ω・`) これは敢えてなのか、誤字報告するべきなのか悩ましい。 (。ŏ﹏ŏ)
ラミス姫のお人柄が本当に大好きです。(*´꒳`*) いろいろ考えるけれど、最後は気持ちよくぶっ叩く!でもエレガント&キュートな感じなんですよね。╰(*´︶`*)╯ けどちょっと親切なヘルニア兵に笑っ…
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