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第6話 中庭。

中庭も大まかな整備が済んだ。


師匠の友達の大工さんがすてきなツリーハウスとガゼボを作ってくれた。

ブランコの強度も確認してもらった。

もちろん、子供でも上りやすいツリーハウス用の梯子段も作ってもらった。


後は手直しや養生や、剪定とか。

コツコツやろうと思う。


お金を使うところは修了したので、裸婦像とかの売り上げの残ったお金を、収支報告書と一緒に執事さんに渡す。結構余ったなあ。

あとは月々の運営費でらくらく間に合う。


「お仕事されている皆さんにもぜひ見学していただきたいです!足りないものを教えていただけたら嬉しいです!」


ここに来てから2か月近く。使用人の皆さんと毎食ご飯を食べているので、さすがの私もみんなと話せるようにはなった。が、見学となると執事さんの許可があったほうがみんなも来やすいだろうし。


「そうですね。それでは、明日の午前中と午後に2回に分けていくようにいっておきますね?」


意外なほどすんなりと許可が取れたので、庭師小屋に戻って、クッキーを焼く。

大きなポットも用意して、お茶の準備。

大人数に見てもらうのは意味がある。思いがけない危険な場所や死角の確認。自分一人ではどうしても見落としてしまうことがあるから。


「お坊ちゃまたちだけで登ると危険なので、梯子段の手前に門があるといいかもですね。」

ふむふむ。

「せっかく子供用にしたのに、なんか、殺風景じゃない?」

なるほど。

「花壇の周りのレンガは転んだら危険かも。」

ほうほう。

「ガゼボのテーブルがもう少し大きいとご飯も食べれますよね。」

そうかあ。

「ようやくガーデンパーティーが出来そうな庭になりましたね。」

ガーデンパーティー、かあ。


大きな敷物を敷いて、みんなでお茶にする。


「ところで、肝心のお坊ちゃまの事なんですが?」

「・・・・・」

「私、まだ一度もお会いしていないんですけど?」

「あーーー、家庭教師がね、厳しくて。」

「3歳と7歳に?遊ぶ暇もないほど?」

「・・・・・」


みんな急にもごもごしだした。言いにくいことがあるのかしら?


「私はね、反対です。あの先生の方針。」

「マノン!!」

「いくら侯爵家の御子息でも、あれでは息が詰まってしまいます!!!」

「・・・・・」

「せっかくこんなに素敵な庭が出来ても、外にさえ出れないなんて!!」


詰め込みなのね。ちらりと執事さんを見る。

そして、マノンはお坊ちゃまたち付きの女中さんなのね?


高位貴族の御子息となると、まあある程度は詰込みよね。兄上も家庭教師が2人もついていた。弟はのんびり育てられたけど。


「・・・そうですね。いろいろと問題があるとは思っているのですが…。」

「?」

「どうですか、エメリーヌさん、お二人を庭に誘ってみてはいただけませんか?」














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