表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/26

第2話 初めてのお仕事。

「おめえ、初仕事が決まったぞ。協会の推薦状も取った。行ってこい。」


マルクさんが仕事終わりにニコニコしてそう言った。


「あの屋敷はな、先代の奥様がいらっしゃるときは綺麗にしてたもんだがなあ…その後は庭師がな…。金だけかけて、ぐちゃぐちゃになっているらしい。」

「え?」

「当主がなあ、なんだかあんまり興味が無いみたいで。逆に、腕の見せ所だぞ?」

「まあ。そうなんですね?」

「ああ。ぐちゃぐちゃだから、時間はかかるかも知れないがなあ…。まあ、頑張ってこい。樹木の植え替えとか、力仕事の時は手伝いに行くから連絡して来いよ。」

「はい。頑張ってきます!師匠!!」


師匠の所に8つの時に弟子入りして早13年!初仕事ですわ!!


推薦状、使い慣れた作業道具と着替え一式。あとは何かいるかしら?カバンにどんどん詰め込んでいく。

大きなお屋敷になると庭園の隅っこに管理小屋がある。寝起きできるものもあれば、道具置き場と休憩所の時もある。できれば住めるぐらいがいいなあ。誰にも会わないし。


今回の紹介先はアシル侯爵家。

庭園と中庭。中庭は小さい子供がいるので、子供用に整備。ふむふむ。


師匠が、ぐちゃぐちゃだから、と言っていたが、まあ大方大げさに脅しているんだろうな。今時、侯爵家の庭園がぐちゃぐちゃになっているなんてなあ?ないな。


お父様とお兄様にご挨拶すると、ことのほかあっさりと承諾された。おばさまが手回ししてくださったんだろう。弟は学院の寮に入っているので、まあ、いいか。


「それでは行ってまいります!」


皮の大きめなカバンが一つ。

持ち手だけがこげ茶に変色してしまっている。

手袋をして、ハンカチで持ち手を包んで持つようにしているが、それでもやはり濡れてしまう。いっそ、カバン全体を触りまくって、こげ茶にしようかとも思ったが…。


まあ、出発!!










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ