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君の死に際  作者: たすく
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第0話 君の死に際

せせらぎだけが響く森の中に、その家はあった。

家の傍には、大きな二輪車が停まっていたが、苔やら雑草やらに覆われて、もはや動きそうにない。

家の中には、ベッドに寝ている老婆とそれに縋り付くように泣く少女がいた。

洗ったばかりであろうシーツに、染みが出来てしまっている。

老婆は、ただ少女の頭を撫で続けた。

しかし、その手は次第に無造作になり、遂には動かなくなった。


老婆は、泣きじゃくる少女と微笑む青年を一瞥し、眠りについた。

「おやすみなさい。」



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