僕の師匠は水を操るんだ。
貧層で、もう崩れそうなそんな村にも夫婦として過ごして今まさに、子供が生まれて至福が新たに生まれた。名前はノヴァと名付けられた赤ん坊その赤ん坊はすくすくと成長していった。父親は国軍を所属しているが、毎日上司にペコペコしていてどうなのかということであったり母親はこの父親のために家事をしている。
すべてを言っても幸せとは言えないかもしれないそんな夫婦はいつも笑っていた。ボロボロの木製の家。サビかかった机、椅子。たまに壊れてしまうこともある。そのたびに幸せそうに笑うのだ。
ある日父親はなにも知り由もないわかるわけの無いそのノヴァと名付けられた赤ん坊にいった。
「お前は亜種に殺させない。絶対」
その赤ん坊は楽しそうに喜び、父親の大きな指を掴み笑うのだ。眠りについている母親をいったん見て。父親は何を思って、国軍の仕事に就くのか。安定ではなく、守るものを見てより、亜種という怪物から守るという仕事がやりがいが見つかるのだ。ふと母親が起きてしまった。
「あなた。起きてたの?それともこれから仕事?」
父親は母親をそっと撫で、優しくこう言うのだ
「俺は今人生で一番幸せかもしれない」
ふっと笑いすっと顔が近づき口づけ。こう返した
「これからもっと幸せになる。私たちで亜種からこの子を守りながら。」
「そうだな」
二人は赤ん坊を撫でながら、そっと狼を過ごす。ゆっくりと月明かりに照らされて。ろうそくの火はゆらりと燃えていた。次第に火は消えゆく、まるで二人が夢に入ることや気を使ったのかはわからないだが狼は過ぎていく。
日差しがまぶしく兎となった。父親はいつも通り。さっさと支度をして、制服を着て出かけていった。出かけていくときに赤ん坊と母親のキスを忘れずにしてた。
「ノヴァ。今日はハイハイをベッドの上でしましょうねー」
ノヴァは言葉にもならない声を発するようになってから、もう3か月たっていた。あの日の夫婦の喜びようたらない。
ノヴァはハイハイをベッドの上でしていたが、落ちそうになったりご飯を作ろうとしてもいろいろと動いてしまう。母親は何かしようとしたらノヴァを専用のベッドに入れないと危険でならない。からベッドに運んでご飯や洗濯をしていくがノヴァが勝手に泣いてしまうこともあったりしたそのたびに何が欲しいのかというのもわからなければいけない。日がしずんでいき空が赤くなってノヴァの顔も赤くなっていきそろそろ烏になるそんな時、父親が帰って来た。
「ただいまー」
ノヴァは歩きながらに大好きな父親の元へと歩いていった。
「おい!俺のためにノヴァが無理して歩いてきた。」
父親はノヴァを抱きしめた。
「俺は嬉しい。」
「よかったねガル」
「あぁお前が頑張ったからだよサチ」
サチはいつかあるこの日をガルはいつの日かあるだろうと思ったこの日を嬉しく思った。と
「この日記に書かれています。」
その日から何年がたったのか。髪が長くフードの水着を着た少女は報告している。
「ではモカお前はこの日記はどこのものなのかわかるのか?」
モカは大きな水瓶をもった。
「はい私が思うに、前に起こった亜種による村壊滅事件の犠牲者だと思います。」
「あれは調べはついただろうもう生存している者はいないとそう」
「あそこは!!」
モカが力いっぱいに言葉を遮った。
「あそこの山の頂上はまだ幼い子でも生けていけると思います。」
上司らしき人は腕を組み、難しそうな表情を見せた。
「モカはここの出身だったな壊滅した村を見ても大丈夫なのか。心配なのはそれだけだ。」
静かに水瓶を握るモカ。
「はい。私はこの国軍戦闘員長ですが、同時に故郷を壊された人であります。あの村に誰かいるのなら私が育てます。クローバーも一緒ですし大丈夫だと思います。」
「さすが、金持ちは違うな。」
「そうですよ金持ちです。ですけどガルタさんの弟子になれませんから意味がないです。」
「モカが弟子入りを志願しても何回言っても同じことしか言わないが私は弟子はとらない。」
悲しそうにモカがガクリとなってしまった。そして大きく息を吸って落ち着かせる
「それで話を戻しますが。ガルタ様。私で山の上に行きます。」
「あぁよろしく頼む」
モカは礼をし、洋風のドアを開けた。
大きな宮殿に勢いよくドアを開けてすっと息を吸ってモカは叫ぶ
「クローバー!いるの!!」
風をなびかせながらにメイドが即座に登場する。その後、一例をしたメイドに対して
「クローバー!私は故郷に生存者がいると信じてジラガラル山を当たるわ。多分あの辺りは私くらいしかわからないと思うのだからあなたはシヴァと村の探索をお願い。」
「承知いたしました。では」
瞬間的にいなくなり、12歳くらいの少年を連れてきたクローバー。それを見ていつものことのようにこう言う。
「シヴァ私の弟子として初めての仕事よ。まだまだ。ここにきて全然だけど、クローバーならきっといろいろ教えてくれるわいつもみたいに」
シヴァという少年はそれでも地を見てるだけだった。
「シヴァ!」
はっとモカを見た。
「シヴァ?あなたはあの日私についていくと言ってくれたので。ここにいます。仕事も少し手伝ってくれましたね。ですが今回は手伝いではなく、クローバーと同じ仕事として国軍に貢献することとなります。」
「僕にできるんでしょうか。」
クローバーが何かを察して口を開き。
「あなたならできます。きっと」
「そうよ。その手は何のためにあるの?」
シヴァの手には砂がくるくると回っている。
「これは師匠が教えてくれたというかその・・」
「違うよ私は水しか扱えないの、クローバーは神速の能があってこれはできないの。そうシヴァ」
ゆっくりとシヴァと身長を合わせた。
「あなたにしかできない能なの。」
水瓶からハートになっている水の束がある。
「モカ様。」
「ん?」
「シヴァが痛そうです」
がっちりとシヴァの腕に握っていたモカ
「あぁ!ごめんね、クローバー!シヴァみてやってよー!」
やれやれとため息を吐きクローバーはシヴァに近づく。
「シヴァ見せてください?」
「モカさんは。。。僕を怖がらないのがとても不思議です。」
「あたりまえじゃない。私もそうだった。すべてに不安だったけど、この能も嫌だった。でもね。ガルタさんに亜種との戦いで使い物になる、絶対にって言われちゃって。」
「モカ様はちょろいんです。」
「あれは誰が言われてもそうなるわよ。さぁシヴァ、クローバー出発しましょう。」
「が、頑張ります」
クローバーの足をつかみながらに小さくしゃべる。
「さぁシヴァ行きますよ」
ここから出発する。モカとシヴァとクローバー。
一方そのころ。森の中。少年は全速力で木の枝をつかみながらに素早く駆け回り、鹿、猪、木の実をかじりながらに生活していた。
「今日で両親が死んでから1096日・・・あいつを殺すまで生きてやる…」
カサッ…!!
何かの音が聞こえ、反射的に作成した槍を投げた。
「おい!亜種か出て来い!!ここは俺しか人間はいねぇぞ!」
「みーーーけ!!」
「おい!!出てこい!」
「出ていったら槍飛んできそーだから少し我慢してね~」
音のした方から水が飛んできた。
「うぁ!」
拘束された少年は藻掻くがほどけない
「くっそ!」
ほどけない。
「くそがあぁあ」
右腕だけ筋肉が肥大化した。
「さーて私は人間だよ。大丈夫だよーってあの右腕なに・・・?」
モカは草むらから出ながら言ったが、疑問に思ったら水の拘束を解いた。
「人間なら…そのすみません両親が亜種に殺されてしまって…」
「それってもしかしてつまりあなたはノヴァ?」
はっと図星を言われ戸惑いながらにノヴァは驚きながらに言う
「何で知ってるんですか‥」
あたりまえのようにモカが教える。
「あなたの両親の日記が見つかったの。だから迎えに来たのよ。」
「それ僕のにしていいですか」
「もちろんよ。まずここから出ましょう。私は国軍のモカよ。あなたを保護しに来たの。」
「や、やっとここから出れるんですね助かります‥」
モカとノヴァは川に来て
「じゃあ」
川の水を使いながらにノヴァを巻き込みながら水を操り、山をそのまま下りながら。モカはノヴァを引く。
「これはなんですか。」
「これはね私の能『ウォーターポル』っていうの。水を自由に操る能だよ。」
「ぼくにも一応あります。デスウバっていうらしいです。」
「そ、それって」
「もかさーんー!!」
シヴァが腕を振りながらにモカを大きな声で呼ぶ。それを見てモカは俊敏に地面に当たることとシヴァとクローバーを思い、モカとノヴァの体分の水で地面に着地する。
「クローバーみて!子供がいたの!」
「モカ様の予想はよく当たるんですね。素晴らしい限りです」
「モカさんこの子どうするの?」
シヴァは人見知りを発動して、クローバーの裏に隠れた。
「この子は日記の赤ちゃんだと思うの。」
モカはシヴァにやったように身長をノヴァに合わせた。
「ノヴァ、あなたが決めるの。両親はまだ死んでるとは限らないという扱いになっているの。あの時なんで死んでるって言ったの。」
「それは目の前で尻尾と耳が生えた人みたいな怪物に殺されたからです。」
モカは何かを察して。口を開く。
「あなたを弟子にしたいの。ここで訓練して私の手伝いをしてほしいの。」
モカの目には握られた手があった。子供とは思えない力でぐっと握られている。ノヴァの顔を見ると怒っているように見えた。
「僕にできるでしょうか‥」
「あなたならできる。ちがうな…」
すっとモカはノヴァの頭をなでた。
「あなたじゃないと出来ないわ」
「モカ様また子供を増やして…訓練の子たちをだれが支えてると思ってるんですか?」
「クローバーこの子は能もちだから絶対にいるの。この子に限っては私の階級ウルフにも出てきてもおかしくない。時間の問題だと思う。そんな子。」
ノヴァは困ったようにしている中こんな密とした秘密を吐かれている。そんな気分になった。それに気づいたクローバーはこういった。
「私の宮殿は子供何人でも来てもいいと考えてます。このお方は国軍の幹部をしてます。あなたの父親と同じ仕事だったことも知ってます。その方の誠意もあなたがそれを受け継いでほしいのです。」
「国軍に入ればあ、亜種を…僕の大切なものを奪った亜種とかいうやつらを殺しても許されるんですか…?」
「そ。それは…」
クローバーは言葉に困った。即座にモカがいう。
「えぇ。殺せるわ。それが国軍の最高機密事項の一つ。亜種を根絶やすことだから。」