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教団殺しは異界を彷徨う  作者: 銀闘狼
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5.盗賊戦

盗賊のアジトに入ります。後、最後の方に盗賊の頭視点になります

ブクマ登録してくれた方、ありがとうございます


気まぐれで書いているので投稿が不定期になりますが、これからもよろしくお願い致します


後、スマホでこの作品を見た時、ステータス部分が読みにくい事が分かりました。横にして見ると少しマシになったのでどうしても見にくい方はその様にして見て下さい

 「ここで一回休憩するぞ」

 「分かった」


 俺達は今、盗賊のアジトが見える木の上にいる。盗賊のアジトは元々あった洞窟を自分達でさらに掘って作った部屋が幾つかある造りになっている

 盗賊は【漁狗ぎょく】という名で、リーダーは片手斧使いのグレゴリー・ギルマンという男だ

 ちなみにギルマンのステータスはこうなっている


 ---------------------------------------

 名:ギルマン・グレゴリー

 性別:男               ・STR40

 種族:人間              ・CON55

 スキル:鑑定             ・DEX38

    :斧術              ・POW47

    :身体能力強化         ・DEF46

    :隠蔽              ・MDE31

    :怪力              ・HP185

 罪科:殺人、強姦、窃盗、恐喝   ・MP149

 ---------------------------------------


 俺はアジトに乗り込む前に、ステータスを見直していた


 ----------------------------------------

 名:大洲 拓郎

 性別:男                     ・STR 37469(60)

 種族:無貌の怪物 (人間)          ・CON 67492(30)

 スキル:異能《不等価交換》 (  )     ・DEX 30518(20)

    :異能《旧き鍵》 (鑑定)        ・POW ∞(90)

    :異能《却本削省》(未開放)(  )   ・DEF 45921(30)

    :異能《覚醒の種子》(未開放)(  ) ・MDE 60147(40)

    :適応進化 (  )            ・HP 約952億(150)

    :再生 (HP回復(小))         ・MP ∞(200)

    :魔力支配 (  )

    :近接の武神 (武術)

    :造形錬成 (錬成)

    :隷術の王 (  )

    :化身 (  )


 ----------------------------------------

 変更及び追加されたスキルの内容はそれぞれ


 ----------------------------------------

 異能《旧き鍵》

 ・《思念通話》が追加


 異能《覚醒の種子》

 ・未開放のため不明


 《魔力支配》

 ・半径8m以内の自身を含む魔力を支配する


 《近接の武神》

 ・あらゆる近接武器の全てを理解し、その能力を最大限引き出す

 ・自身と使用する近接武器のステータスを統合する

 ・近接戦闘時、STR、DEX、DEF、MDEを2倍する

 ・自身の半径3m圏内の空間の物体、魔力を把握する


《造形錬成》

 ・鉱物を錬成し、造形する


 《隷術の王》

 ・対象を強制的に隷属状態にする隷属印を刻みこむ事が出来る。また、その解除及び破壊ができる

 ・隷属系最上位スキル

 ・このスキルによって刻まれた隷属印及び隷属状態は隠蔽できる


 《化身》

 ・自身の思い通りにステータスを除くあらゆる肉体の情報を変化させる

 ・想像さえ出来れば既存の存在でなくてもよい

 ・肉体の変化は、変化一つにつきMP10×1分を消費する

 ・変化後は既存のスキルに加え、変化後固有のスキルを得る。これによって得たスキルは変化を終了した後に引き継がれない

 ----------------------------------------

 となっている


 「じゃあ、行くか」

 「えぇ」


 俺達は木から降りると洞窟に入る。そして他の部屋を無視して、真っ直ぐ盗賊が集まっている一番大きな部屋へ向かう

 目的の場所の前に着いたのでフェンに話しかける


 「危ないからここで待っててくれ」

 「一人だと貴方が危ないんじゃない?」

 「大丈夫だよ。それに周りが敵だけの方が考えずにいられるから楽だしね」

 「そう…気をつけてね」


 その言葉に俺は思わず笑う


 「まさか心配してくれるとは思わなかったよ」

 「失礼ね。早く行きなさい」

 「はいはい」


 そう言いながら俺は部屋に入る。するとそこには16人のがたいのいい男達が剣やナイフ等の武器をそれぞれ構えて、待ちかまえていた。そして、その奥に頬に傷を持つ、椅子に座る屈強そうな男が俺に問う


 「ガキがこんな所に何の用だ」

 「何だと思う?」

 「テメェ舐めてんのか?俺達が何だか分かってねー様だな」

 「少なくとも俺はお前らが【漁狗】っていう盗賊で、お前がグレゴリー・ギルマンって事は知っているが?」

 「よし分かった。死ね」


 その言葉と共にグレゴリー以外の男達が襲ってくる。それに対して俺は右手を前に出して魔術を発動する。この時、ギルマン達は気付いていなかったが大洲の手の甲から腕に向けて文字の様な傷が伸び、薄っすらと輝いていた


 「《クトゥルフの抱擁》」


 その言葉と同時にギルマン以外の男達が見えない何かに強い力で絡みつかれた様に、その場で動けなくなる。中には、ギシギシと音を立てながら、苦悶の表情を浮かべている者もいる

 やがて男達は気を失い、その場に崩れ落ちるのを見てギルマンは驚愕と困惑した表情を浮かべながら立ち上がった


 ---------------------------------------

(何が起きた…!)

 ギルマンは混乱していた。何故なら、彼は自身の持つ《鑑定》で大洲を見た時に魔法系スキルが存在していなかったからだ。さらにステータスが平均よりも高いとはいえ、自身が上回っている部分もあり、これだけの人数がいればこちらが負けるなど考えていなかったのだ


 そのため、目の前でこちらを小馬鹿にしたような笑みで見るふざけた男を殺す事にした。してしまった


 ギルマンは何故、自分達のいる場所に迷わずたどり着けたのか。何故、自身の名を知っていながら平然としているのかを疑問に思うべきだった

 そして、自身を見る大洲の目が獲物を狙う捕食者のものであったことに気付くべきだったのだ


 (偽装してやがったのか…!どうする、逃げるにしてもこいつが逃がすとは思えない。仲間も起きそうにない)


 この状況を打破するために周囲を見回す。そして大洲の後ろにいるフェンを見て最悪の選択をする

 (あの狼人族を人質にすれば!)


 ギルマンは大洲とフェンが一直線になる位置に素早く移動すると手に持っていた斧を投擲する。そしてそれと同時にフェンに向かって駆け出そうとしたその時、耳元で酷く冷たい声が聞こえた


 「狂気にのまれろ《心壊マインド・ブラスト》」


 その言葉と共にギルマンは正気を失った

大洲視点に戻ります

ちなみに漁狗の由来はそのまんま、漁る狗です

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