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教団殺しは異界を彷徨う  作者: 銀闘狼
4/99

3.ゴブリンと予定変更

今回は短いです


 村を目指して歩いていると草むらから一匹の醜い緑色の人型の生物が現れた。大きさは小学生くらいだ。手には木を削って作られたように見える棍棒を持っている

取り敢えずステータスを確認すると


 -----------------------------------------------

 名:no name        

 性別:男         STR15

 種族:ゴブリン      CON12

 スキル:棍術       DEX16

    :身体能力強化  POW10

    :繁殖        DEF3

                MDF2

                HP90

                MP100

 -----------------------------------------------

 となっていた。俺は確認し終えると同時に首を刎ねるために持っている長剣を軽く振った









 

 はずだった


 「はぁ!?」

 確かに俺はゴブリンの首だけを狙って剣を軽く横に振っただけだ。決して半径5m圏内を切り飛ばす様な事は一切していない。また、何かを切った様な感覚もなかった

 しかし目の前ではゴブリンの首と共に半円状に木が剣の軌道から上が消失していた。そして、《旧き鍵》で消えた首と木の場所を確認し、頬を引きつらせ後ろに飛ぶ

 その直後、俺が立っていた場所を中心に木が落下し、数本が突き刺さった。そして一拍遅れて首が落ちてきて俺の方に転がってきた

 「マジかよ」

 俺は額に冷や汗を流してそう呟くしかできなかった


 実はこれは何の不思議な事でもない。大洲の異常なステータスによって発生した当然の結果である。いかに元の世界で人外の肉体を持ってようとここまでではなかったのである。それ故に、ついいつもの調子で剣を振ってしまった結果がこれである

 ちなみに、ゴブリンや木を切ったのは剣本体ではなく、異常な剣速によって生まれた鎌鼬なので、剣には返り血どころか傷一つ付いてはいなかった。もちろん刃毀れもない

 

 俺は村を目指すのをやめ、先ずは自分のステータスに慣れるために魔物の巣を探した。そして近くにあったゴブリンの棲み処へと歩きだした

 

 ゴブリンの棲み処は簡単に言うと村だった。造りの粗さから彼らが作ったのだろう

 俺は草陰に隠れて脳内でこの村の構成を問う。すると

 『ゴブリン×214(68)、ホブゴブリン×153(37)、ゴブリンウィザード×63、ゴブリンモンク×59、ゴブリンナイト×31、ゴブリンジェネラル×13です。括弧内の数字は雌個体です。尚、ゴブリンジェネラルの一体が32秒後にゴブリンキングに進化します』

 マジかよ多過ぎんだろ。まぁ、いい訓練になるとポジティブに考える事にして俺は一気にゴブリン村へ駆け出した













 結論からいうと割りと早く体の制御に成功した。ゴブリンの特殊個体の何体かからステータスを手に入れる事も出来た。それはいい。それはいいのだが…


 「どうすりゃいいんだよ。これ」

 俺の目の前には銀髪の狼の耳を持つ美少女が横たわっていた

 俺はその少女の様子を見ながら駆け出した後の事を思い出していた


 

回想して少し進める予定です

大洲が行こうとした村は行く予定はありません

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