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教団殺しは異界を彷徨う  作者: 銀闘狼
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2.ステータスと確認

大洲のステータス公開&説明回です

俺は二つの死体のもとに戻っていた。彼らが持っていた物くらいは回収するべきだと思ったからだ。やがて死体から、長剣×2、ナイフ×2、中級回復薬×10、銀貨36枚、銅貨74枚、鎧一式×2を回収した

 ちなみに今の服装は高校の制服なので今手に入れた物をそのまま持っていくのは厳しいので元の世界で重宝していた魔術を使用した


 右手を前に出すと目の前の空間が歪み、黒い穴が開いた。俺はその穴に今手に入れた長剣とナイフをそれぞれ1本、それと中級回復薬を4つを残し、全てその穴に放り込んだ後、その穴を閉じた。そして中級回復薬をブレザーのポケット、ナイフをズボンのベルトに挟み込んだ


 魔術《倉庫》-空間に一時的に穴を開け、亜空間に物や生物を収納する魔術だ。収納限界や時間経過が無いので俺がよく使う魔術の一つである


 俺は森に戻り、近くの倒木に腰掛けると《倉庫》から煙草とライターを取り出し、口に銜えて火を着ける。この煙草はニコチンやタール等の有害物質は含まれておらず、多少の精神安定の作用がある。そして目の前に浮かぶ青白い半透明の板に目を向ける。そこには


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 名:大洲 拓郎

 性別:男                        ・STR 36293(50)

 種族:元人間ワーショゴス (人間)              ・CON 64572(20)

 スキル:異能≪不等価交換アンフェアトレード》  (  )     ・DEX 27857(10)

    :異能《旧きアカシックレコード》 (鑑定)     ・POW ∞(90)

    :異能《却本削省シナリオライター》(未開放) (  )   ・DEF 42564(20)

    :身剣一体 (剣術)              ・MDE 57387(30)

    :適応進化 (  )               ・HP 約952億 (150)

    :再生 (HP回復(小))            ・MP ∞ (200)

    :万生の記憶 (  )

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 と書かれていた。この板は《旧き鍵》の能力の一つで、これが俺のステータスらしい


 「『元人間』…か」


 俺は自嘲的な笑みを浮かべ呟いた。かつて遭遇した神話事件の結果手に入れた肉体だが、こう断言されると少し元の世界での孤独感が蘇った

 僅かに感傷にひたりながら能力を確認する

 

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 異能《不等価交換》 

 ・強弱、大小等を変化させ交換する。ただし系統は変化しない

 ・このスキルに干渉した対象の全てを略奪する。その後、同系統または保持している適当な対価を返還する

 ・このスキルは消失せず、交換時相手に付与されない

 ・このスキル自体を交換した時、適当な系統の能力を得る

 ・このスキルによって生まれた能力は自身から消失しない

 ・交換した物は自身が最も扱いやすいように最適化される。ただし系統は変化しない

 ・このスキルは所持者が認識している全ての範囲、存在に干渉する


 異能《旧き鍵》

 ・《真理之深淵》、《万象偽装》、《全言語理解》の複合スキル。情報系最上位

 ・《真理之深淵》:自身の存在する時空、次元の情報を解き明かし掌握する。偽装、隠蔽無効(???を除く)

 ・《万象偽装》:自身の存在する時空、次元の情報を偽装する。看破不可(???を除く)

 ・《全言語理解》:全ての言語を理解する


 異能《代本削省》

 ・???(未開放のため不明)


 《身剣一体》

 ・刀剣系最上位スキル。使用する刀剣の全てを理解し、能力を最大限引き出す

 ・自身と使用する刀剣のステータスを統合する


 《適応進化》

 ・ありとあらゆる状況や環境に適応するよう進化する

 ・成長限界を無効にする


 《再生》

 ・損傷や部位欠損を治癒する。その分、エネルギーを消費する


 《万生の記憶》

 ・ショゴス固有スキル。異世界の全ての生物の記録を持つ

 ・取り込むことでその生物を記録する

 ・記録した生物に細胞単位で変化する

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 「すげーチートですこと」


 元の世界でも《再生》と《万生の記憶》は使えていたがここまでではなかった。ちなみに《適応進化》と《身剣一体》は元々男達が持っていた《身体能力強化》と《剣術》が最適化されたものだったりする

 《代本削省》が気になるが見れないのでおいておく

  括弧かっこの内容は偽装したステータスで他の奴が見る時はこの偽装された方が見える

 

 そう言えばさっきの男達が『魔物のえさにする』とか言ってたが魔物って何だ?と、ふと疑問に思うと

 『魔物とは心臓部に魔石を持つ、または心臓もしくは脳の代わりに魔石そのものをコアとして生きている生物の事です。魔石にはその魔物の種族もしくは個体固有のスキルが込められています。また、魔石を失った魔物は死亡します』という声が聞こえてきた


 辺りを見回すが人影はなく、能力にもそれらしい反応はなかった。今の声は何だ?と思っていると『《旧き鍵》の《真理之深淵》の能力です』と声が聞こえてきた


 その答えに納得した俺は休むために、近くに村はあるかと脳内で問う。すると『およそ10時の方向、約250m先の場所に小規模の村があります』と返ってきた


 俺は先程引きずられながら見た街の光景を思い出す。街は始めに見たあの建物の様に綺麗で治安は良さそうに見えた。しかし、住民の顔色や活気がどうにも良く感じられなかったのだ。また、裏路地らしきものも見え、あの綺麗さは表面的なものだと思われた


 俺はそこまで考えると片手を握りしめると手を叩き、思考をこれからの行動に切り替えた


 「よっしゃ、行くか」


 そう呟くと俺は右手に長剣を持ち、その村を目指し歩き始めた

村に行きます

大洲は高1です

後、一般的なステータスの平均はSTR~MDEまでが20で、HP、MPが100の予定です。だいぶ適当なので変わるかもしれません

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