見知らぬ世界
また読もうと思ってくださりありがとうございます。
全開の続きです。最後のほうは結構ほのぼのしていますが
楽しく読んでいただけたら幸いです。
グハッ…私は口から赤黒いものが飛び出してきた。
「「その者の羽をもぎとれ」」
女王様らしき声の命令と共に私は深い痛みに襲われた。
背から力が抜け背筋に何かが滴っていく。
それと同時にまた強い痛みに襲われる。
グァァァァア そして目の前に透明に近い白色の羽が無造作に置かれる。
上から赤黒い液体が滴り落ち、見る間もないほどに赤くそして黒く羽を染めていった。
ギャァァア背から再び痛みが入る。
羽がもぎ取られるところを今まで私は見て笑ってきた。
今同じことが自分の身で起きていると思うと顔が青ざめていくような気がしていた。
鞭で打ちつけられ服は既にほとんどが裂け、血という名の液体で汚れていく。
恥をさらしながら泣きたい気持ちをこらえた。でも流石にそろそろ限界…
眼から滴が一粒二粒とこぼれていく。
十字架に架けられているので身動きもできず、ただただ痛みに耐えるした方法はなかった。
私は気が付けば雲に包み込まれていた。
どれほど落ちたのだろうか? 十字架は既に外れて裸状態だった。
下界の地が見えてきた。ゴミが浮き汚染された空気。
天界とは違いすぎる風景に私は漠然とした。
下着姿で何とか短パンをはき季節は夏だったらしく寒くはなかった。
周囲からは変な目で見られ、変なおっさんが近づいてきたりした。
勿論追い払ったが君が悪く休むのも怖くなってしまった。
言語は同じようだが私には理解に苦しんだ。
そうこうしていくうちに辺り一面が茜色に染まってきていた。
少しずつ冷え込んでくる。身体をさすりながら一生懸命に暖を取る。
目眩がし、段々とひどくなってきた。
「君何しているの?こんなところで風邪をひくよ?」
同じ年くらいの男の子だった。私は返事が出せずに泣くことしかできなった。
彼の家へ着いた。少し立派な一軒家で私は服を借りた。
食事をごちそうになり男のこと話をした。
彼の名前は 泉 たくや というらしい。双子で空良という弟がいるんだとか。
私の名前も聞かれ 凜 と答える。 苗字は?と聞かれ、頭を傾げたからか、説明され
『仲島』とその時にパッと思いつき答えた。
たくや君の両親にも話を訪ねられてあの場所にいた理由を答える。
家族が事故で無くなり家を追い出された。ととりあえず言ってみる。
祖父母に見捨てられた、と。下界にはいい人もいるものだと関心しながら、帰るところがないため家へ住ませていただくことにした。
家と呼ばれる建物の中には凜が初めて見るものばかりが置いてあり目を輝かせた。
たくや君には妹が二人弟の空良君の4人兄弟で両親は共働きしているらしい。
会話をしていると学校という単語が口に出されていた。
私はたくや君たちと同じ年で同じ学校へ通うように言われた。
早速採寸をし必要不可欠なものを買いそろえてもらった。
「いってきます」少し恥ずかしながらもたくや君達と家を出た。
初めての学校生活に胸を躍らせながら足を運んだ。
途中たくや君の友達らしい人と合流し怪しまれながらも学校へ到着した。
たくや君は人気者ですぐに人が集まってくる。私はそっとその場を離れ体育館へいき先生と呼ばれる人の話をじっくりと聴いた。
あれから何か月かたった。まさに秋というような風が程よく肌に通り抜けていく。
名前はよく分からないものの綺麗な花が咲いていてまるで花が笑っているみたい。私はそう思った。
近くの公園で時間つぶしに遊んでいた。
いつもなら家で何かしているのだが、今日は天気も良かったので少し遊びに来ているのだ。
「あぁ! それ僕の玩具だよ。返して!」
「やーだよ。返してほしけりゃ取り返してみなぁ~ …!? 痛い…うわ~ん」
急に話し声が聞こえて砂場のほうを見ると小さい男の子2人と女の子1人の3人が遊んでいるみたい。
一人の男の子が泣いている。
「ほらぁ 連君が意地悪なんてするからバチが当たったんだよ。きっと…」
子供たちは怪我をした男の子の膝やお尻の砂を払い砂場から逃げるかのように走っていった。
私は フフフッと少し笑いながらもそろそろ公園から帰ることにして花を眺めていた。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
2話どうでしたか?ぜひコメントお願いします。
凜ちゃんの今後に私自身もワクワクしながら書いていますが、
今後どうなるんでしょう?今からノートに向かって考えてきます♪
では次回でお会いしましょう。




