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荒んだ心から愛を込めて  作者: わんちゃん
少女達と腋あいあいしたい次第でそうろう
7/13

ムービング ハート

楽しみにしていたかも知れない奴!遅れてすまん、そんな奴がいるかすら謎だがな


「とても可愛いですよ〜リリー様〜」


サラが俺に服を着せながらなんか喋ってる、今日は俺がこの身体で産まれてから丁度4年目になるので家族で祝うにが来た

その為通常の服とは違い布を何枚か重ねることで装飾の凝った物にしている、とは言っても無論銃弾はおろか刃も良く通る物だ



「ほら見てくださいよ〜黒いの生地に白いフリル!、とっても可愛いですよ〜」


俺に服を着せながら時折身体に顔を左脇に近づけてくる、場所にあった臭いにさせる為だろうか?

昔を思い出す…ジャングルで何日も待ち伏せしてる時なんかは泥で必死に臭いを消さないと獣の襲撃絶えなくなり待ち伏せ所ではなくなる



いつの間にかサラが脇に顔を埋めている


「臭いの方は大丈夫でしょうか?」


「え…あ、はい‼︎問題ありません」


「り、リリーお嬢様!わ、私も確認してよろしいでしょうか?」


横でサラの補佐をしていたメイドが聞いてくる、今回は臭いと言う物が相当な意味を持つ事を伺わせる。


しかしこの喋り方は性に合わないな…



「ええ、是非お願いします」


「は、はい!。で、では失礼します…」


そう言ってサラとは反対の右側の脇に顔を埋める

確認は重要だ、幾ら用意周到な準備をした所で確認不足1つで全てパーになる事だってある。


「スーハー…スーーハーー…ンフー!」


「スンスン…スーハー…ふわぁぁぁ…」


サラと名も知らぬメイドが両脇の臭いを確認しているが体臭は脇以外からも出ている、厳重な確認は必要だが一つを丁寧にやれば良い訳ではない。まだ確認すべき所はある



「脇の確認が済んだら首筋、肘、膝、足の確認も出来ますか?」


「ふ、ふぁい!、ただいま〜」


「ふ、ふぁかりましたぁ〜」



今日の流れは既に掴めている、昼頃に食堂に行くと料理の支度が済み家族が全員集まっている、そして昼食をとった後に暫し会話が行われる。

もう何度か経験しているからな


その後催し物(前回は記念に花を植えた)をする筈、そして小部屋に移動し菓子を摘みながら夕食まで会話。

夕食を取り家族及び使用人達からの贈り物を受け取った後に俺が感謝の言葉を述べ寝る時間が来るまで会話し解散といった流れだ。



「ンフ〜、リリー様の足は最高ですぅ〜」


「え〜脇が一番良いじゃないですか〜?」



また客人は居ない、この世界のルールか知らんがどうやら歳が7つになる年の春になるまで世間に俺の存在は公表されないらしい。



「ン、チュプ!、今リリー様は何かに集中している様ですから多少舐めてもバレないですよ?」


「ほ、本当ですね〜。では私も失礼します〜。ん、チュプ…プチュ…」



ガルトめ…期限を被せて来る上に公表の件を黙っていたとは抜かりない、まぁ家出から帰るか帰らないかは追々考えよう…その為の家出だ



「そろそろ時間です、確認は済みましたか」


「んふ?……は、はい‼︎。全く問題ありません‼︎」


「あ、ありましぇん‼︎」




その後は滞りなく予定が進んだ、ついでに今回の催しとして木の苗を植えた。去年花を植えたばかりだろうに…


ガルトの様子は普段と変わらず余り口を開かなかった、まぁ変に行動されるよりかはマシだがな…



そして夜になり各々から贈り物を受け取った



ユーナとシンシアからは魔術の本


使用人達からは白いブラウス?と白いスカート


そしてガルトは1人だけ大きめの箱を渡してきた、箱を開けてみると細い紙のクッションの上に革で作られてる肩がけの鞄が入っていた。

しかも鞄の中には五つほどのポーチが入っていた、大きめのポーチが二つに小さめのが三つ、側から見れば単に贈り物と見えるだろうがこの中身の意味を知る者は俺とコイツだけだろう。


「後半年もしたらユーナも御披露目って考えたら早いわね〜」


「おひろめってどんな事をするのですか?」


「ユーナを祝う人が一杯集まってそれから〜」



その後も将来の夢だの何だの話した後に準備しておいた感謝の言葉を述べ解散した、その最中贈り物がメイド達に運ばれて行くので引き止める


「贈り物は私の自室に置いて下さい」


「かしこまりました、ではガルト様のプレゼントは中身だけお持ちいたしますね」


「いえ、このままで良いです。私が直接持って行きます」


そう言って箱を抱え部屋を出て自室に戻る



どうもこの箱はキナ臭い、紙屑の下に絶対何かある。このまま持って行かれると下手したら計画が台無しになる、もしくは何らかの形で不利に働く。


そう思ってる内に自室に到着する、何故だかサラは付いてきていない為好都合だ、早速中身を確認しよう。





ーーーーサラ&着付けのメイドーーーー


皆さんが自室に戻った為残ったメイド達で部屋の片付けを始める。


「うわぁ、リリー様カゥワイィー…」


「よっぽどプレゼントが気に入ったのですね〜、小さい身体で大きな物をせっせと運んでる姿は見ていてキュンキュンしますね‼︎」


「本当ねーリリー様と私を巡り会わせてくれた神様とガルト様には幾ら感謝しても足りません…」


「いいなーサラさん、リリー様の専属メイドの枠増えてくれませんかねー?」


「だ、ダメよ!それじゃまるで私じゃ役不足みたいになるじゃないですか‼︎」


「まぁ実際リリー様の身体を舐め回す駄メイドですけどね」


「そ、それはあんたも同じでしょうに!」


「そりゃ目の前で「あんな事」されたら我慢出来ないでしょ‼︎それよりサラさん、リリー様に置いてかれてるけど?」


「え?、あ‼︎リリー様待って下さい!サラを置いてかないで下さいー‼︎」



ーーーーリリー、自室にてーーーー


予想通りクッションの下にもう一つ皮の袋が敷かれていた、開け口に布を通しただけの袋の中には銀貨が6枚と町の位置が記された地図が入っていた


銀貨をポーチに入れ鞄の中にしまい地図を開く、現在地である屋敷は地図には記されていなかったが地図の上の方に新しいインクで丸が書かれている、恐らくここが屋敷の位置だろう



町の位置を確認すると屋敷からまっすぐ南にナムルという大きな町があるが追ってを考えるとできるだけ遠くに行きたい、だがどの位の縮図で描かれているかはおおよそでしか分からない上に地図の精度がどの位かも知らない為下手に遠くに行くと迷い兼ねない


リリーは指で道を辿っていくとある場所で指を止める、そこはナムルから更に南へ続く道の途中で南西に分かれ進む場所にあるメーム村と言う場所だ


村の規模はナルムとは比較にならない程小さく記されている、リリーは指でメームまでの道筋を指でなぞり記憶すると地図を4枚に折りたたみ鞄へしまう



暫くしてからサラが息を切らしながら部屋に入ると


「申し訳ございませんリリー様!」


と謝罪しながら頭を下げるが「構わない」と

答える



その後残りの荷物を受け取った後、身体を拭きながら今日の事について聞かれた


「今日は楽しかったですか?」


が適当に肯定しておく


「はい、とても素晴らしい1日でした」



その後寝巻きに着替えベッドに入るとサラが手を握ってきた


「リリー様、リリー様が眠るまでの間手を繋いでもよろしいでしょうか?」


「ええ、良いですよ」


「こんな時に限って」と一瞬リリーは思ったがいつも通り寝たフリをしていれば気がすむだろうと目を閉じる



寝たフリを始めて15分程経つが一向に離れる様子がない為リリーは薄く目を開け横目でサラの方を見るとサラはベッドに身体を預けスヤスヤと眠っている


リリーは起こさない様に慎重に握られた手を解きベッドから降りるがサラは起きる様子は無い、そんなサラを見てリリーは小さくため息を吐き既に準備が整ってる鞄を箱から出し肩に掛けると今日貰った服が目に付く


思えば寝巻きのまま行動するのも不審がられそうな為貰った服を丸めて鞄の中に突っ込みついでにユーナとシンシアから貰った魔術の本も入れ不足が無い確認する



確認が終わり最後に部屋の中を見渡すとサラは変わらず既に無くなっているリリーの手を握っている


リリーは布団を半分めくり自分の身体より大きいサラを持ち上げベッドに乗せ布団を被せても起きる気配は無い


ドンくさい奴…


リリーはいつもの様に部屋を抜け出した










リリーは自室を出た廊下の窓を開け外側の窓縁に捕まり器用に窓を閉め中庭の茂みに降りる、リリーの自室はそれなりに高い位置にあるがそこから落下しても傷一つ無いのはリリーの身体だからこそなのだろうか?


茂みに着地しそのまま外壁の近い左手に進む

月明かりに照らされ中庭に咲く花や何時も通りの警備も何も変わらない光景にリリーは歩きながら少しばかり思い出に浸っていた、前世の記憶も現世も…


長く住んだ場所を離れる寂しさを始めて感じるリリーはいつもより緩やかに歩いた、今まで過ごした場所を懸命に思い出し歩き続ける


そうしている内に外壁が近くなりリリーは足を止める、この壁を超えたら任務も無く自由に生きる事が出来る。しかしそれは今まで見ているだけだった場所に降り立つ為漠然とした不安が同時にこみ上げてくる。



この生活は危険に侵される事も無ければ飢えに苦しむ事も無い、今ならまだ引き返せる。自分と同じ声の持ち主がそう言う


リリーは壁に向かって走り出す、その声を聞かない様にする為。これまでの人生で得られなかった物を求め


そして右足に力を込め跳ぶ、その跳躍は5メートルはある壁を易々と超え壁の外に広がる鬱蒼とした森は前世で幾度となく見た光景だったが彼女にとっては別の姿に見えたかもしれない


タイトルは基本てきとう、変態ちっくな奴は大体俺が個人的にシコリティ高い奴だ!皆も「無知な幼女にこんな事したいぜ‼︎(百合)」があったら教えてくれ!俺は兎に角幼女の身体を舐めまわしたり唾液を塗りつけてマーキングするお姉さんや幼女でシコりたいんだ‼︎


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