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荒んだ心から愛を込めて  作者: わんちゃん
少女達と腋あいあいしたい次第でそうろう
3/13

リリー様の脇舐めたい

「この男の人は誰でしょうか?」

「バリー」

「どんな人ですか?」

「仕事中によく遊んでる」

「ではこちらの女の人は?」

「弓と剣を教えてくれるひと」


リリー様の専属メイドのサラです

只今リリー様とお絵かきの最中です、3歳児の物とは思えない程絵が上手く棒人間の様に抽象的なものではなく実際にいる人物だとしたら即座ににわかる程上手く描けています


専属メイドとなって早3年になりますがリリー様は手の掛からない子というか落ち着き過ぎて逆に不安です、産まれた時から泣く事は無くその場にいた人達はかなり焦っていた様ですが何事も無くすくすくと成長しています


不安に駆られている毎日ですがリリー様はとても可愛いくて可憐で3歳ながらしっかりとした目をお持ちで専属メイドとしてとても誇らしい限りです


「サラ、そろそろ時間だよ」

「え、あ、はいそうですね‼︎ではそろそろお勉強始めましょうか」

私よりしっかりしていて辛い


絵かきの道具を片付け、勉強道具をだし字や文法の勉強をする

この時は歳相応な子供に見える、と言うよりも年上の威厳を保てる。リリー様は特徴的な字で熱心に勉強するが余り得意ではないのか所々間違いが見られる


「ここはこの字ですね、こちらは主語を始めに書いた方がわかり易いですね」


少しシュンとしているリリー様可愛い良いよ勉強なんて出来なくても私が一生付いていてあげるから、それにリリー様の歳ではまだ遊び盛りなんですからお姉様の真似をしなくても大丈夫ですよ


「サラ、もっかい」

「はい、わかりました」

健気すぎ脇舐めたい




………………



昼食の時間が近くなってきたわ、今度はしっかりお姉さんポイントを稼がないと!


「リリー様、そろそろ昼食のお時間になります。食堂へ向かいましょう」


「この問題が終わってから、仕事があるなら先に食堂に行ってて良いよ。怒られるぞ」


「いえ、私はリリー様の専属メイドですから食堂での仕事はありません。リリー様にお仕えするのが仕事です」


「そう…」


私の仕事の心配してくれている全身舐めたい

けどこれは私が頼りなさそうに見られているのかしら?複雑な気分だ




「そろそろ行こう」


「え?、答え合わせは良いんですか?」


「採点は既に終わらせた」


「いつの間に終わらせたんですか⁉︎」


いつの間にか答え合わせ様の冊子が手元から無くなりリリー様の手元に置かれている、これじゃ私のいる意味が無いじゃないですか‼︎


「おい、置いてくぞ」


「ええとこの問題は…あってる、ってああ置いてかないで下さいリリー様〜‼︎」


リリー様がしっかりし過ぎていよいよ私の地位が危うくなってくる…


……………………




「リリー、お勉強は進んでる?」


ドキリ、私がサボっていたなんて言われたらどうしよう…


「はい、滞りなく進んでいます。この調子で行けば今週中に終わると予想します」


「本当かしら?、私の見ない所でサボったりしてないサラ?」


「はいシンシア様、リリー様は大変真面目に勉学に励んでいます‼︎」


「なら良かったわ」


「リリーは昔から男の子みたいな性格だから裏では遊び惚けているのでは?」


「うっせ」


「そんな事ありませんユーナ様‼︎」



そんな事を言われてもリリー様は特に何も返さず黙々と料理を食べている


確かにリリー様は昔から変わった性格を持っている、何というか大人びている以上にまるで成人男性の様な振る舞い方をする。ガルト様に似ている様で何処か違う、ガルト様が獅子だとしたらリリー様は狼の様な獣の様な性格だ…やだリリー様を獣だなんて‼︎


でもリリー様はいつも険しいと言うかムスっとしている表情をしている、笑ったら絶対可愛いのに…あの険しい表情で罵られながらお尻で踏まれたい


「こらリリー、またそんな言葉使いして‼︎お母様も何か言って下さい‼︎」


「駄目よリリー、女の子がそんな事言っちゃ。もう、リリーはガルト様に似たのかしらね?」


こうして何事もない1日が過ぎていくのであった



はずなのに…

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