いざカマクラ
雪合戦とは?
各々で雪玉を作り投げ合い旗を取り合う陣取りゲームであるらしい。
「第一次世界大戦たが二次世界大戦でスコットランドだかポーランドだかで弾切れした兵士がロシア兵だかドイツ兵に雪を投げたのが始まりとも言われている由緒正しい遊びです。」
※シャドの知識は適当なので正しくはWikipediaで。
「それは遊びなのか?」
「かなり昔からある遊びらしいですよ?」
「何故疑問系なんですか?」
「オレの住んでいた所は雪が降らなかったから知識としてあるだけです」
ニギニギと雪弾を作るシャドだが詰まりすぎて雪玉ではなく氷の塊にしか見えない危険すぎる。
「わかった雪玉は私が作るからシャドは防衛に徹して欲しい」
死人がでる前に作るのをやめさせないと…
「…わかった、じゃあ幾つかにコレを混ぜといて下さい」
シャドに手渡されたそれは手のなかでコロコロと転がった。
なんのへんてつもないただの 石
「アナタは人を殺す気なんですか?」
にっこりと笑うシャドですが、笑ってないで答えを下さい。
そもそも氷玉が危ないから私が雪玉を作ると言い出したのに何の為に石を仕込まなければならないんですか…
「これも作戦と言う…」
「シャドは色々おかしいです」
「…自覚はある」
あるんだ…




