いばらの道
終盤にさしかかり
道は狭まり
緩やかに
あと少しで たどり着けそう
一人ぼっち
暗闇だけれども
手には何にも持ちはしない
心の欲望も無に等しく
想い出も余計であって
何物にも執着せず
無となり
軽くなり
少し解ってきた
自分が歩いていた道
他人は自分を盲目で歩いている様なものと言ったけれども
そんな事はなかった
迷ってなんかいなかった
天国への道は狭く
いばらの道で
目印も灯りもない
お城の様に光り輝いて
聳えたってはいない
天国への道は
孤独な道
細く狭いから
一人ようやく通れるくらい
きっと、そうだと思う
たとえ、道が消えて
真っ逆さまに落っこちても
後悔はしない
何度でも
何度でも
求め止まない
そこへ
たどり着くまで
幸福も休息も後回し
自分を信じて
迷う事なく
一人で進め!
我が道を。
歓喜。