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28.課題のリフレッシュポーション、着手


 それからほどなくして、私のSNSアカウントに、一通のDMが届いた。

 内容は鈴の公式アカウントからだった。

 さっきの動画でも触れていた、チームを組んで一緒にプレイしている人に宛てた、出演可否や顔出し可否を確認するためのものだろう。

 早速そのDMを開封してみると――

「うっわ、めちゃくちゃしゃちほこばっているし」

 双子の姉妹なんだからこんなに丁寧なの送って来なくてもいいのにと思いながらすぐに返事を送る。

 別に私は密着配信に出演するのも顔出しするのも構わない。

 どうせ密着配信といってもゲームの中だけの話だし、私はユニーククラス引き当てた影響でアバターの外見も現実の私要素完全にゼロだしね。

 それに、身バレ云々はすでに鈴の配信内で私自らバラしてしまっているから問題外だし。

「えっと、『鈴へ――出演、顔出しも問題ないよ』っと――」

 鈴の方もまだスマートフォンは弄っていたらしく、すぐにレスポンスが返ってくる。

『密着配信への出演、顔出しの許可ありがとうございます。ご迷惑をおかけしないよう心がけますのでよろしくお願いします』

 うん、これでよしかな。

 とりあえず、後は本人と明日からのプレイスタイルを詳しく詰めていって――う~ん、忙しくなってきた。

 私も、鈴が炎上しないように心がけたプレイングをしないと。


 それから、鈴がその日の夕方に帰宅してきて軽く話を詰めると、その日はもうやることがなかったので、お互いがやるべきことをやって、就寝となった。

 鈴は帰ってきた後もマネージャーさん達と軽い打ち合わせがあったらしいけど、その内容に関しては翌日以降に話せる内容だけ話す、ということになっている。

 そして、私に関しては特別何かする必要はなくて、しいて言うならたまに流れているコメントに対してリアクションを取ってほしいといった程度のことだったので、おおよそ負担になるようなことはなにも要求されなかったといっていいだろう。

 なお、ゲーム内で私とばかり行動を一緒にするのは大丈夫なのかと聞いてみたところ、

「今更だね……。今のところ問題はないって言われてるから、大丈夫」

 と言っていた。

 曰く、身内ということもあり、今はゲーム内でのサポーターとしても見られているらしいので問題はないとのことであった。

 というわけで公式配信があった日の翌日、日曜日。

 私達は、早速ゲーム内にログインして、屋敷の中で合流することになった。

 迎えに行かなかったのは、鈴はすでに課題クエスト絡みで入館証を持っており、屋敷にいつでも顔パスで入ることが許されているからである。

 さて――鈴が来る前に、パパっと昨日のアプデで追加された称号システムの確認でもするかね。

 ふむふむ……数自体は意外とあっさりしている。それこそ両手で数えられる程度しかなかった。

 ただ、ユニーククラスだけあって、アップデートに伴って一気に取得済みとして追加された称号もかなり独特な構成になっていた。

 【最古参】という第1陣プレイヤーの中でも最も早い段階でプレイを始めたPL共通の称号などはいいとして、まず最初に吹き出してしまったのが『闇薬師見習い』と『闇薬師』という称号。

 薬師見習い系のクラスに就いていないのにポーションを一定量作り上げることが条件で、称号効果は完成品の品質指数がアップ。地味に助かるけど、字面がなんともなぁ……。

 それから『女番長』『盗人の天敵』『闇に狙われし者』。一定人数以上の特定グループに属するNPCから敵意を向けられることが条件で、効果はランダムクエストの発生率が上昇するというもの(ただし上限50%は変わらないまま)。

 こちらも心当たりは十分あるんだけど、正直効果自体はもうあまり気にする余地はないかなぁ。

 特性の効果で、常に上がりやすい状態が続いているわけだし。

 あと意外だったのは、貴族や令嬢関係の称号が全然つかなかったこと。

 このことに関しては運営からもメッセージが届いており、どうやら『異邦人初の貴族』という称号は用意こそされているものの、この称号の取得条件は『ゲーム内で初めてT.Rankが0未満から0以上になったプレイヤー』であり、最初から0以上の私は取得条件を永遠に満たせないのだという。

 また令嬢関係の称号についても、『用意はされているが初期クラスのランクIで取得できる称号は存在しない』とのことで、こちらも現状はなくて当たり前のようであった。

 まぁ、そういうことなら今後に期待、ということになるのかな。

 どういう称号があるんだろうなぁ。

 ――ガチャ。

「ハンナ、お待たせ」

 あ、称号画面見てあれこれ見てたらもう鈴が来ちゃった。

 私はそそくさと称号画面を消して、鈴の方へと振り向いた。


 本日のゲーム内での鈴は、昨日の配信で着ていたドレスをそのままアバター化しました、とでもいえそうなものを身にまとった姿だ。

 アイドルとしての鈴に与えられたパーソナルカラー、サファイアブルーのドレス。

 ところどころにちりばめられているのは、宝石だろうか。

 とても安いとは言えない意匠のそれを、彼女は見事に着こなしていた。

「や。ゲーム内の鈴のその格好見てみると、なんか屋敷内の雰囲気にぴったりマッチしてるね」

「私的には、動きづらいことこの上ない。でも、公式アンバサダーとしてはこれも宣伝の一つ。一応、【ドレス】スキルを取得したら少しだけましになった」

「貴重なスキルポイントが……」

 このゲームでスキルポイント3は結構高いよ?

「仕方がない。今後も、少なくとも一年はシーズンごとに新しいドレスを予定しているから」

「ちなみに、そのリソースはどこから?」

「この衣装は、運営から。でも、イベントが終わって夏シーズンが過ぎた後の新衣装は、ゲーム内では私達でどうにかしなきゃいけない」

「うわぁ、大変だ」

 ちなみに、すでに密着配信は始まっているらしく、鈴の側にはカメラユニットとコメントユニットが追従していた。

 カメラの方をチラチラと気にしつつ、今日の予定について改めて話し合う。

「それで、今日はまた調合三昧でいいんだっけ?」

「うん。そうなんだけど……」

 エレノーラさんの話によれば、あと数日で弟君――オリバー君が帰ってくるという話。

 もしかしたら、今日中に帰ってくる可能性もあるかもしれないし――そのことも考えると、一旦エレノーラさんに確認とってからの方がいいのかな。

 ということで、エレノーラさんの執務室に行って、確認してみることにした。

「エレノーラさん、今日は午前中は、アトリエにいようと思うんですけど大丈夫ですかね」

「えぇ、午前中であれば、問題はないはずよ。ただ――午後には屋敷の本館にいるようにしてちょうだいね」

「ということは、いよいよ弟君が?」

「そうね。早馬によれば、今日中には着くはずよ」

 うぅん、なるほど……。

 先にアトリエに移動していた鈴に、エレノーラさんからの返答を伝える。

「鈴、午後はもしかしたら一緒にプレイできないかも?」

「う~ん、そうかなぁ。それじゃ、私は図書館で、本を読ませてもらってようかな」

「うん、わかった」

 そうして、午前中だけでも二人で調合三昧をすることになった。

 本日は先日のヴェグガノース樹海で新しく手に入った、新素材である状態異常系の素材とリバシアリーフを用いた状態異常解除ポーションの作成、そしてその後に可能であれば課題のリフレッシュポーション作製に向けて動き出す予定だ。

 ミリスさんには、課題クエストの制限で見本を見せてもらうことができないので、ぶっつけ本番でやらないといけない。

 まぁ、失敗しても次があるので、本当の意味ではぶっつけ本番とは言えないのかもしれないけど。

「えぇっと、まずは解毒剤。材料は、(水)、リバシアリーフ、(毒素)。追加素材で(治療薬素材)と(魔力の源泉)か」

 ちら、と鈴の配信のコメント欄を見てみると、何を作っているのかとか、どのような性能のポーションができるのかを気にするコメントに紛れて、ファルオンの調合システムに反応している人も混ざっているのが見えた。

 どうやら、他のゲームとの違い、主に材料の自由性に目を惹かれたらしい。

 まぁねぇ。

 他のゲームだと、材料が固定されているケースが多くて。

 鈴の配信のコメント欄では、この調合風景を見て、他ゲームから移ってこようかと考え始める人も早速出始めているようだ。

「ハンナ、ちょっとV-POTベース分けてくれる?」

「うん、いいよ」

 VTポーションを作成する際に使用できる、V-POTベースαを棚から取り出して、鈴に渡す。

 ちなみに鈴が作っているのは『麻痺解消ポーション』だ。

 今日の目標は、エレノーラさんから出されている課題にある二種類のポーションのうち一つ、エリクシル薬効という付加価値が付いた『リフレッシュポーション』を作ること。

 なので、本日は二人して違う種類のポーションや中間素材を揃えていく予定だ。

 状態異常回復系のポーションには有毒物質にカテゴライズされた素材を材料として使用し、さらにそこへ『リバシアリーフ』を加えることで完成する。

 注意すべきは、この『リバシアリーフ』を投入するタイミング。

 『リバシアリーフ』は、調合中の薬液に投入した時点で発現しているすべての効果に作用し、それらの効果を逆転させるというもの。

 つまり、例えば『VTポーションに解毒効果を付与したい』からといって、VTポーションが出来上がることがほぼ確定した状態でこれを行っても、『VTポーションなのにVTダメージを受けてしまう残念なポーション』しかできないことになる(もちろん、付加価値の毒解除は正常に働くけど)

 そういう時は、あらかじめ解毒剤などを作成して置き、その後でVTポーションに作製済みの解毒剤を注ぎ込む、というようにワンクッション置く必要があるのだ。

「うん、うまくできた」

 私は、完成したばかりのポーションを鈴に見せる。

 正確には、出来上がったばかりのポーションをリスナーさん達にお披露目した、と言う方が正しいけど。


【解毒剤】消耗品/一般薬品

解毒作用(中)、VTを回復(微)

 生物の体内に入り込んだ毒に作用し、無毒化するポーション。

 一般市場に出回るポーションの中では少し品質が良い。

品質指数:325/700

対応カテゴリー:(薬剤)、(治療薬)、(治療薬素材)、(状態異常回復素材)

生産者:Mtn.ハンナ・ヴェグガナルデ


 ちなみに私が作ったこの解毒剤の品質は、DEXと【調合師】スキルの補正によるものでしかない。

 薬師クラスの鈴と違って、私にはそれしか関係するものがないからね。

「私もできた」

「出来栄えはどう?」

「う~ん、品質上限には達したかな」

 鈴の場合は、【博識】スキルがないので品質上限は300しかない。

 なので、実際には私よりも良いのか同じくらいなのかはわからないけど――多分、鈴と私はDEX自体は同じくらいだし、鈴にはそれに加えて『薬師』クラスの補正がある分、実際の品質指数は私の方が低いだろう。

「それじゃ、まずは二種類、完成かな。次は――私は『リゲインポーション』を作ろうかな」

「じゃ、私は『目覚ましポーション』だね」

 出来上がったポーションは一旦完成品を置いている棚に避けて、私達はリフレッシュポーション作りに必要な、別のポーション作りに取り掛かった。

 その二種類も、数十分後には無事に完成させることができて、残る材料はあと一つだけとなった。

「『解毒剤』、『麻痺解消ポーション』、『目覚ましポーション』に『リゲインポーション』。ポーション類で必要なものはこれでそろったね」

「うん。次は、中間材料の『エリクシルパウダー』の作製だね」

 私は、確認のためにその材料のレシピを表示させた。


レシピ:【エリクシルパウダー】消耗品/素材

エリクシル薬効(微~)、効果を纏める

 エリクスボールと、様々な治療効果のあるハーブなどの粉末を配合した特殊な粉薬。

 これ自体もある程度の効果を持つが、様々なポーションの混合液に投入することでエリキシルポーションを完成させることもできる。

必要な材料:エリクスボール、(治療薬素材)、(状態回復薬素材)、(水)、(凝固剤)

必要なスキル:調合

対応カテゴリー:(複合治療薬)、(治療薬)、(魔力補給剤)、(治療薬素材)、(融合媒体)、(粉末)、(燃料)


「まずはエリクスボール……これは、前にミリスさんに教えてもらったときに実践して作ったのがいくつかあるからいいとして――」

「治療薬素材はV-POTベースやM-POTベース。状態回復素材は今作った解毒剤とかの素材が使えるね」

「うん。あとは水と、凝固剤……スライムゼリー、よく使うよね」

「捨て値価格だから、不足してたらいくらでも買えるしね」

 材料はもうすべてそろっているので、後は実際に作るだけだ。

 これが作れたら、いよいよ『リフレッシュポーション』と、『エリクシルポーション』の作成に入れる。

「さて、それじゃエリクシルパウダー、いってみよう」

「だね」

 私達は改めて気合いを入れなおし、後半戦へと突入した。

 エリクシルパウダーを作成するあたり、まずは作業分担をすることに。

 話し合いの結果、私は完全に固まった状態のエリクスボールを粉々に砕く係になった。

 一応、比較的大きな粒でもすぐに溶かせるような便利魔法はあるから大体の大きさに砕くだけでも完成させることはできるんだけど、そういった効率化の魔法を使うと完成時の品質に減点が入るので、今回はめん棒で砕いた後は、すり鉢で地道にゴリゴリすることにした。

「鈴、こっちはうまい具合に砕けたよ。そっちはどう?」

「うん。リバシアリーフを入れて効果が反転したところ」

 どうやら、作ったポーションをそのまま使うのではなく、もう一度素材からベースを作っているらしい。

 まぁ、そっちの方が結果として材料の節約にはなるからね。CPの問題もあるし。

 ポーションそのものを材料に使うと、CPの消費量が割高になってしまうのだ。

 ミリスさんが、適宜リラックス効果(CP回復効果)のある紅茶を入れてサポートしてくれるとはいえ、やはり節約できる者はしておきたいのが私達の心情だ。

「うん、準備完了だね。残りの素材、一気にいってみよっか」

「うん」

 そして鈴が用意してくれた『状態異常回復素材』を投入した薬液に、凝固剤以外の残りの材料を入れたところで、生産ウインドウの完成品予測が『エリクシルパウダー』へと変化した。

「うん、いけそうだね」

 最後に私達は、凝固剤としていつも使用しているスライムゼリーを入れて溶かし込む。

 スライムゼリーが作用し始めたのか、鍋の中の薬液は一気にその粘性を上げていき――そして、最終的には手で持てるくらいにもちもちした触感へと変質していった。

「じゃ、作業台に取り出すよ?」

「うん」

 餅状のそれに変わった薬液だったものをかき出して、作業台の上に落とすと、手ごろな大きさにちぎって丸めていく。

 あとは簡単便利な【調合師】スキルのアビリティの登場だ。

「『ドライ』――うん、固まった」

「じゃ、砕いたら完成だね」

「うん。はい、鈴の分のすり鉢とめん棒」

「サンクス」

 こうして、エリクシルパウダーは無事に完成した。


【エリクシルパウダー】消耗品/薬剤

エリクシル薬効(微)、効果を纏める、

 エリクスボールと、様々な治療効果のあるハーブなどの粉末を配合した特殊な粉薬。

 これ自体もある程度の効果を持つが、様々なポーションの混合液に投入することでエリキシルポーションを完成させることもできる。

 市場に出回るものの中ではかなり品質が良い。

品質指数:300/300

対応カテゴリー:(複合治療薬)、(治療薬)、(魔力補給剤)、(治療薬素材)、(融合媒体)、(粉末)、(燃料)

生産者:Mtn.ハンナ・ヴェグガナルデ、山田鈴


 次は普通のリフレッシュポーションと、現段階で作れる最高品質のポーション。

 ここまでくるともうあとは完成品を混ぜるだけなので、本当に単純作業でしかなかった。

 エリクシルパウダーにたどり着くまでが大変だった分、こうして実際にリフレッシュポーションを作ってみるとずいぶん呆気なく完成したように感じてしまった。


【リフレッシュポーション】×5 消耗品/エリクシルポーション

リフレッシュ薬効(中)、探索復帰(VT回復小)、デバフ予防(短)

 各種異常回復ポーションの混合液にエリクシルパウダーを投入し、効果を一纏めにしたポーション。

 気絶した仲間を戦線復帰させる効果もある。

 一般市場に出回るポーションの中ではかなり品質が良い。

品質指数:713/1050

対応カテゴリー:(複合治療薬)、(状態回復薬)、(治療薬)、(予防薬)、(治療薬素材)

生産者:Mtn.ハンナ・ヴェグガナルデ


【エリクシルポーション】×5 消耗品/エリクシルポーション

エリクシル薬効(中)、探索復帰(VT回復小)

 エリクシルパウダーを様々な薬効のポーションの混合液に投入し、その効果を高めた混合ポーションの一種。

 VT、MPを同時に回復できて、毒や麻痺、睡眠状態も回復できる幅広い効能を有する。

 職人が作るものの中ではよく見かける品質のもの。

品質指数:767/1050

必要な材料:(治療薬)、(魔力補給剤)、リフレッシュポーション、リゲインポーション、エリクシルパウダー

必要なスキル:調合

対応カテゴリー:(治療薬)、(魔力補給薬)、(複合治療薬)、(秘術の片鱗)


 うんうん、完成品の詳細を見ても、いい感じにできてる。

 あとは、エリクシルポーションを材料が許す限り作って――これを使って、改めてリフレッシュポーションを作れば――


【リフレッシュポーション】×5 消耗品/エリクシルポーション

リフレッシュ薬効(中)、探索復帰(VT回復小)、デバフ予防(短)、エリクシル薬効(小)

 各種異常回復ポーションの混合液にエリクシルパウダーを投入し、効果を一纏めにしたポーション。

 気絶した仲間を戦線復帰させる効果もある。

 一般市場に出回るポーションの中ではかなり品質が良い。

品質指数:907/1050


 やった!

 できた、ついにできたよ!

 エリクシル薬効の効果が付いた、付加価値付きの『リフレッシュポーション』が!

「まぁ、お嬢様。お見事です。こうもたやすく、課題のポーションの一つを完成させるとは……このミリス、心の底から感服いたしました。すぐに奥様へとご提出なさいますか?」

「もちろん! 何かの拍子に使っちゃわないうちに、提出しておくよ!」

「賢明ですね。では、こちらのポーションは後ほど奥様に提出しておきましょう」

「ありがとう、ミリスさん」

「いえ。お嬢様と鈴様が成し遂げたことですよ」

 よし、これで残すはエリクシルポーション(品質指数1200以上)だけになった。

 う~ん、こっちは品質指数の上限突破も必要ということで地道に進めていくしかないし、急ぐ必要はい、か。

 さてさて、目下の目標が一つ片付いたところで、昼ご飯の時間も近づいてきたし。

 一旦、ログアウトするとしましょうかね。


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[一言] 全ての作品と更新に感謝を込めて、この話数分を既読しました、ご縁がありましたらまた会いましょう。(意訳◇更新ありがとな、また読みに来たぜ、じゃあな!)
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