表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

勇ましき南北戦争の世界の終わり

作者: フランク大宰

全ての事柄が過去になっていくのは、不幸だ。皆それに耐えて、死んでいくにしても。

時として"そんな"普通のことに耐えられずにいる、人もいるのだろ。

きっと僕はそうだ。全ての過去が牙をむき出しにして前方にはだかっている。

Aのことに関しても亡霊はいつもすぐ側にいる。

まだ、生きてはいるSでさえ、彼女が誰かと眠りに就いている姿は僕を責める。

しかし、ながら誰も悪くないのだ。

誰しも勝手に生きとし生きているだけ。

包丁をもちながら、僕に迫ってくるやつはいない。でも、彼らは僕に牙を向けるのだ。

そして医者はいない。南北戦争でただ被弾した兵士の脚を切断するだけの医者もいない。

荒野をただ一人さ迷い太陽は上がらず、月は輝かない、この大地でさ迷い続け、

疲れはてても眠れずに、ただ啓治を求めてさ迷い続ける。

遠くに見える灯台からはそんな男が見えて、きっと、この世界の破滅を目にしている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ