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趣味で書いてます、
季節は6月初め新入生もそろそろ学校に慣れ初める時期、高峰市にある高峰高校一年四組の窓側後方の席に彼(主人公)の姿はある。彼の名前は月神輝夜ボサボサの髪を伸ばし顔の大半も覆われていて容姿はよくわからない、身長は170センチ、体型は少し大きめの制服を着ているためわからない、そんな輝夜は体を少し猫背にしうつむきのまま本日最後の授業を受けていた。
キーン!コーン!カーン!コーン!
「……………であるからして、っと、どうやらここまでのようだな。これにて今日の授業は終わりだ。全員寄り道せずに帰宅するように、日直あとは頼むぞ」
担任の教師は日直に後をまかせ職員室に戻っていく、生徒たちはようやく終わった授業に皆それぞれ帰り支度や部活動の準備、友達とお喋りを始める。
そんなクラスメイトたちに構わずまた構われず輝夜はさっさと学校を出てある所へと向かう。
学校をでて歩くことに20分、輝夜はあるお店の裏口に入っていく、店の名前は『白百合の後宮』女性客限定のお店である。
~白百合の後宮~
このお店は週四で開く女性のみが入れる特別な喫茶店で、その店内は落ち着いた雰囲気の西洋風のカフェになっている。
そんなお店に今日もまたお客様がご来店なさる。
からん♪からん♪
『お帰りなさいませお嬢様』
ご来店なされたお嬢様を手の空いているメイド隊全員でお出迎えする。
このお店にご来店されたお客様は皆お嬢様と呼び、お嬢様が指名された従業員はお客様が出ていかれるまで一人の従者としてお嬢様のお世話をするのです。
「あ、あの私、今日が初めてなんですけど……大丈夫でしょうか?」
どうやらこのお嬢様は初めてのご来店のようで少し戸惑っているようですね。ここは副メイド長としてしっかり対応しましょう。
「はい、ここの白百合の後宮ではお越しになられた全てのお嬢様は主さまのお客様でございます。ですから例え初めてお越しいただいたお嬢様でも我々メイド隊は最高級のご奉仕をお約束しましょう。」
私の説明に落ち着かれたのかその表情から緊張が少しはとれていた。なので私は当店の説明をお嬢様にお教えすることに、
「では、初めてお越しいただいたお嬢様に我らが主の後宮である白百合の後宮についてご説明します。この後宮ではお嬢様方に一切の不自由を感じてもらわぬようにお嬢様方に一人ずつ専属メイドとして我らメイド隊よりお選び頂きます。専属メイドはお嬢様がお帰りになるかお嬢様が解雇されるまではお嬢様だけのメイドでございます。」
お嬢様は期待する目で私達を見ております。このお店にいらっしゃるお嬢様方は皆さん同じ目をして私達を見つめる。
まぁここは外では明かせない感情をもつ方ばかりですからね。もちろん働いている我らメイド隊もですが……違うのはあの方たちだけ……
「あの!そ、それでは貴女達から専属メイドを選んでいいんですね!」
っと、つい思考しすぎました。お嬢様はどうやら我慢が出来ないご様子、しかし、最後に忠告するべきことが残っています。
「ええ、そうでございます。が、その前に二つほどご忠告があります。ひとつ目は後宮の滞在時間は原則三十分でございます、何らかの事情がない限り延長は出来ません。ふたつ目は専属のメイド隊についてですが、専属だからとあまりごむたいを働いた場合、お嬢様は不埒者として永久に当宮にはお越し出来ませんのでご注意ください。私達はお嬢様に従えるメイドではありますが、本来の主は白百合様でございます。不埒者にはそれ相応の対処をさせてもらいます。」
私の忠告にお嬢様はまた緊張した表情に戻ってしまった。なので私はお嬢様の緊張をほぐそうと柔らかな口調で語りかけます。
「お嬢様、別に不埒なことをしなければ良いだけです。そのようなことがなければ我らメイド隊はお嬢様に満足してもらえるご奉仕をお約束します。」
「わ、わかりました。」
そう言い私は頭をさげる。
お嬢様にもわかって頂けたのか、早速私達メイド隊から専属メイドを選ぶようだ。
とその時、奥の部屋から店長兼我々メイド隊の主である白百合様が私を呼びつける。
「副メイド長、少し来てちょうだい♪」
「かしこまりました。お嬢様、少し席を外しますので少々お待ちください。」
そう言い残し私は奥の部屋にさがった。
奥の部屋にいらっしゃる白百合様はその名前のとおり百合の華のようなお人で髪は白金の長い髪を腰まで流し、瞳は蒼く目は優しく我々見守る。肌は日に当たったことが無いと思うほど白い、身長は高くなくむしろ低い、150センチほどと聞いたことがある。体型はこれまた小学生のような慎ましやかなもので、とてもそそものが………ごほん、失礼しました。そんな彼女は先祖の方々が外国血を取り入れたのか北欧系の顔立ちをしています。
「何かありましたか?」
「いいえ、ただそろそろあの子が帰って来るから伝えとこうと思って♪」
「本当ですか!そういえば今日から平日でもアルバイトのほうができるようになったんでしたね!」
あの子とは白百合様のお子さんで通っている高峰高校は入学して二ヶ月間はバイト禁止らしく今までは土曜日に少しお手伝いしてくれる程度だったのだが、今日から本格的に接客してくれるらしい。
「ようやくメイド長がきてくれるのですね!」
「そうね、今までは貴女が副メイド長として頑張ってもらってたけどこれで負担が減ってくれるといいよだけれど……」
「むしろ仕事が無くなる気がしますが、メイド長がお手伝いに入った日は厨房のほうがやることが無くなると報告を受けてますから、あと目の保養になるとも聞いてます。」
私もあの艶姿をみたら我慢できる気がしませんが……
と考えたら白百合様はふふふ♪と笑っておられた。
「あの子は家でも凄いのよ、私が何か飲み物が欲しいなって思ったらすでに準備してあったり掃除しようとするともう掃除が終わっていたりと全くやることが無くってね、あの子で遊ぶ事しかないのよ~♪」
「白百合様!お家でいったいどのような事を!」
メイド長は何事にも落ち着き焦りなどを一切外に出さず完璧に仕事をこなす、そんなメイド長が家で白百合様にどのように遊ばれているのかとても!とても!興味があります!
その時、コンコン、と部屋の扉が叩かれ外から可憐な声が聞こえてきた。
「白百合様、入ってよろしいでしょうか。」
「えぇ、構いませんよ。お入りなさい」
「では失礼します。」
ガチャ、
扉を開けて入ってきたのは銀の髪をポニーテールにして後ろに流し瞳は白百合様と同じく蒼、目はキリッとしており凛々しい、肌は純白でまるで白雪の如しである。身長は170センチほど、体型はメイド服をきっちり着ているためその細さがよくわかる胸はDカップと大きく腰は見事な括れを描きお尻はスカートに隠れているが以前着替えを覗いて………ごほんごほん、見てしまったときにキュッと引き締まり少し小さいが柔らかそうな桃尻があったのを今もおかずに………ごほん!そんなメイド長は部屋に入り私や白百合様に綺麗なお辞儀をしてこちらを見つめる。
「白百合様、ただいま戻りました。これより仕事のほうに取りかかりますのでその前にご挨拶に参りました。」
「ふふ♪そんなに硬くならないでいいのよ輝夜、今は貴方と私と響ちゃんしかいないんだから」
「百合、貴女せっかく私達が頑張ってメイドになりきっているのに……」
「だって♪せっかく輝夜がメイド服を着てくれてるから弄らないと……家だとチャイナ服しか着ないんだもの」
「え!それ本当なの百合!」
なんとこんなに綺麗な子が家でもチャイナ服ですって!それはぜひ見たい!そんな妄想をしていると
「父さんそんなに息子を苛めて楽しいの、確かにチャイナ服は着ているけど他にも踊り子とか巫女服とかも着ているよ。」
「ん?確かにそうね、だけどメイド服は着ないじゃない、なんで?」
「それは、ここのメイド服が好きだからそれを参考に今作ってるの、父さんがくれるのはミニスカートばっかりだし」
「だってだって!この店はミニスカートは使わないって決めてるからだったら家でくらいミニスカメイド見たいんだもの♪」
「だからって白兎にまでミニスカメイド服を着させないでくれ、白兎のやつ気に入って着っぱなしでうろうろするから危ないんだよ」
二人があーだこーだ話してるのを私、谷山響は眼福眼福と眺める、この店を経営しているこの月神百合は正真正銘の男性であるが、見た目は可愛い美少女でありその息子達も皆見た目は完璧な女の子である、兄である月神輝夜は涼やかで瀟洒な見た目の美女な男の娘で普段キリッとしているが親しい者と会話をしているとふわふわな雰囲気になる。弟の月神白兎は見た目は小学生で美幼女な男の娘である。容姿は輝夜を幼くしたものでその見た目からは想像できないことだが中学二年生なのだ。そして兄弟揃って成績は常にトップらしい。
この一家は外ではかつらを被り地味な格好をして過ごし家や店でのみ本来の姿になる。外で本来の姿で出ると他の男性がすり寄ってくるのでそれが嫌らしい、まぁ見た目がこれなら男は女性と勘違いするだろう。
男性が百合たちに変な気持ちを持たないようにこの店は女性限定にしている、従業員のメイドたちは全員百合が直接スカウトした女性なので、皆この一家の事情は知っているため彼らが女装していても平気なのだ。ちなみに女装は趣味らしい(むしろご馳走さまです。)
私は中学の頃から百合と友達なのでそのつてで働いている。だから百合が奥さんに不倫され別れたあと男(?)手一つで家族を養っているのも知っている。(別れた奥さんも私と中学の頃から知り合いだったが今は連絡すらしてない)
さてと、そろそろ戻らないと他のメイド隊に刺されかねないので私は姉妹に見える親子を止めることにする。
「百合、そろそろ接客に戻らないといけないから輝夜ちゃんをつれてくよ!」
「ん?あぁ、そうだね。輝夜今日から接客の方たのむよ♪」
「分かってますよ白百合様、それでは参りましょうか副メイド長、」
「えぇ、メイド長の手腕を拝見しますわ♪」
そう言い私達はホールの方に向かうのでした。
ホールには全部で十席あり今は全席埋まってる。我らメイド隊は十四人(メイド長と副メイド長あわせて)そのうち二人がいまはフリーの状態であった。フリーのメイドは玄関横の待機部屋で待ったり店内の様子を見てその都度お手伝いをしたりとサポートにまわるのだ。ついでにこの店には一定以上のご来店と信頼があれば奥の個室でメイドと二人きっりでお茶を楽しめるサービスもある(いかがわしいサービスではない)
そんなホールに私はメイド長の輝夜ちゃんと戻ってくる。私達が戻って来たのに気づくメイド隊のメンバーやお客様はメイド服姿の輝夜ちゃんに皆手を止めて見惚れていた。確かに輝夜ちゃんは遺伝なのか日本人だけど露系の容姿をしていてメイド服が完璧に似合う美女だけどお嬢様方を待たせるのは許せません。私が注意しようとすると、輝夜ちゃんが前に出て口を開く、
「お嬢様方、我が主の後宮へのお越し心より歓迎申し上げます。私は当後宮のメイド長を勤めておりますカグヤと申します。どうぞ当後宮でごゆるりとおくつろぎください。さぁ、メイド隊の皆さんお嬢様方のお相手を、」
パン!パン!
と手を叩きメイド隊を正気に戻した。この音でメイド隊のメンバーは自分たちの手が止まっているのに気づき、再びご奉仕を再開するのでした。
私は輝夜ちゃんの役になりきる精神を見てさすが百合の子供だと思った。百合も普段はふわふわしているが役になりきるとその容姿に似合わぬ後宮の主としての貫禄を感じるのだ。
私達はそのまま玄関横の待機部屋に向かいお客様をお待ちすることに
「輝夜ちゃん凄いわね!本当にメイド長のように他のメイド隊を指揮してみせたわね!」
「それが今の私の仕事なので当然です、それよりも副メイド長、口調が崩れていますよ、いつお客様がいらっしゃるのか分かりませんので常に落ち着き清廉な気持ちでお待ちするのです。」
「は~い♪了解でありますメイド長殿。」
輝夜ちゃんは待機部屋に入っても座ることなくシャキっと背を伸ばして立っている。その姿は一枚絵画のようであった。
そのあとの輝夜ちゃんはくるお客様全員を魅了し完璧なご奉仕をしてみせ、その働きはとても接客初日には見えなかった。そして、輝夜ちゃんの仕事初日は終わり百合と一緒に帰宅していった。
~月神家~
輝夜と百合はまた地味な変装をして家へと帰宅する。時刻は午後18時を回った頃、家には白兎が一人でお留守番していた。
「ただいま~!白兎今帰ったよ~♪」「たたいま」
二人が家に入り声をかけると、家の奥からぱたぱた!と駆けてくる足音がしてくる。その足音は玄関で変装を解いている輝夜に向かってミニスカメイド姿の白兎が突っ込んでくる。
「兄ぃーお帰り~!」
「っと白兎お出迎えありがと、でもいきなり突っ込んできたら危ないぞ」
「えへへ♪ごめんなさ~い」
そう言うと白兎は少し離れ輝夜の横で待ち構えている百合に向かって助走をつけて突っ込む
「おと~さんお帰り~♪」
「むぎゅ~♪ただいま白兎~♪寂しくなかったかい♪」
「むぎゅ~♪大丈夫だよ~♪新しい服を作ってたらあっという間に暗くなってきたよ♪」
見た目姉妹に見える親子の包容を横に輝夜は一旦自室に向かいそこで制服から普段着の黒いチャイナ服に着替えて台所へ向かう。
チャイナ服は肩のとこで袖がないタイプで下はスリットが深く輝夜の純白の肌がよくみえる、そして、輝夜は腰の位置が高いので脚が長くチャイナ服がよく似合っている。
輝夜が台所に行くためにリビングに入るとそこには普段着である白の着物に着替えた百合とミニスカメイドのままの白兎が二人で新作の服を作っていた。どうやら次の服はウェディングドレスのようだがサイズ的に輝夜が着ることになりそうであった。それを尻目に輝夜は台所に入り夕食の準備に入る、本日の献立は気分的に中華料理を作ることに、酢豚や焼き飯、春巻き、青椒肉絲などをてきぱきと作っていく
そして作り初めて三十分で全品完成し、服作りに熱中する二人を呼び食事にすることにする。
「兄ぃの料理はどれも美味しい~の!」
「ふふ♪さすが俺の息子です♪美味しいですよ♪」
「ありがと二人とも、残ったら明日のお弁当のおかずにしようと思ったけどこのまま食べてしまいそうだね」
会話のなかに色々合っているけど似合わない単語が入るけど家族の誰も気にしない
食後は輝夜特製のパフェを食べて夕食は終わりになる。ちなみに料理の腕前は輝夜は世界各国の料理が作れるレベル、百合は世界各国の料理+マイナーな郷土料理や創作料理すら完璧に作れる。白兎はまだ和洋中しか作れない
食後はそれぞれが好きなことをして過ごす。輝夜は趣味の演武を舞、百合はそんな輝夜を眺めながら琴を鳴らす。白兎はウェディングドレスを完成させるため針をすすめていた。
しばらくたち輝夜達は皆で風呂に入ることに、月神家のお風呂は広く大人五人が足を伸ばして入っても余裕があるほど広い、そんなお風呂に輝夜たちがはいってくる。その身体には何も着けていないため艶かしい身体をさらけ出している。
「輝夜、貴方またお尻が大きくなったんじゃないか?」
「兄ぃはますます女の子ぽくなるの?」
「父さんも白兎もうるさいよ、他人の尻を気にするなら自分の身長を気にしなさい」
そんな会話をしながら月神一家は横に並び自らの艶肌を泡で流していく、そんな中、白兎は輝夜の後ろに回りその背中に泡を着けた自分の身体をくっつける。
「にぃ~♪洗ってあげる~!」
「こら危ないぞ、それと洗うふりして胸を揉まない」
「えへへ♪兄ぃ柔らかい♪」
「貴方達、早く洗ってお風呂に入りなさいよ、風邪をひくよ」
ゆりゆりする二人を兄弟を百合は早くお風呂に入るように伝える。
「わかってるよ、ほら早く泡を流しな」
「うん!」
二人は泡を流して百合が入ってるお風呂に浸かる。そのあとまたいろいろと艶やかな事件があったが割愛
風呂から上がり皆寝間着の着物に着替えてそれぞれの部屋に戻り明日の準備をして眠りにつくのだった。
某隣人部の一期のメイドさんをモチーフにしてます。




