5/11
姉妹ー奇跡ー友情
「待って。」
亜紀だった。
さっきでさえ、びくつかれてたのに、もう俺には亜紀の顔を見るのが怖かった。
俺には何を言いたいのか分からなかった。
『な、なにか』
「あなた、私に何の用?」
亜紀は何歳になったのだろう。身長も伸びている。女の俺の身長を追い越している
『あ、その…』
俺は返答に困った。
だから無茶してこう言った。
『亜、亜紀と一緒に育ってきた、もう一人の……………家族』
亜紀は黙りこくってしまった。
当たり前といえば、当たり前である。
おそらくずっと前に死んだ兄と言われたり、もう女体になったひとに「あんたの兄だ」なんてゆわれたら、気がひける。
俺は覚悟した。なんのことに覚悟したのか、自分でもわからないが。
「お、お兄ちゃん…なの?」
返ってきたのは予想だにしなかった言葉だった。
まさか、本当に信じてくれているのだろうか?
ただ、1つだけわかった。ゆう前とゆった後は、言葉使いが違うことに。
『うん』
そう答えるしかなかった。
絶対警戒されるだろうと思っていた。
しかし、あいつは不可解な行動を示した。
すると…
左手首が疲れた(笑)
ヤバイ