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車の受付け

 さて。

 あるところに、大病を患う男がおりました。しかり男は出不精でぶしょうで、嫁はしきりに医者にかかることを勧めるのですが男は一向に出る様子がありません。しかしいよいよ具合が悪くなってきて、さすがに自分でもこれではまずいと思ったのか、男は根気よく医者を勧める嫁にこう言いました。

「医者にかかってやってもいい。かかってやってもいいが、しかし俺は自分の足では行きたくない。だから車を用意するならば、行ってやらないこともない」

 尊大そんだいな男の言葉に、嫁はとうとう堪忍袋の緒を切りました。そこで、そんなに言うなら用意してやると、馬車ではなく霊柩車を呼びつけ、男を担ぎ込むと医者のところへ突っ込みました。

 これにはさすがに百戦錬磨の医者も驚き、やって来る霊柩車を見て一言。

「さすがに死人は診れないなあ」


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