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紅眼の魔導術師(エクソダス)  作者: Gave
謎の使者編
6/27

光の神殿

汽車は二人の魔導術師(エクソダス)に別れを告げるようにロストリアへと走り始めた。


二人の国軍兵器を積んで、、


第6話 光の神殿


そうして汽車に乗ること3時間


グランとアダムはロストリアにたどり着いた。

汽車から降りると二人の魔術師が待っていた。


グランは少し驚いた顔を見せながら

二人に挨拶をした。


「久しぶり。二人共、今日ってミストラルで仕事なんじゃ、、?」


「なあに。お前に心配されるこたぁねぇよ。

これも大将からの指示だ。」

こいつはレオ大将と同時期にミストラルの国軍兵器になり、今では准将まで上り詰めた

鉄槌の魔術師 ゾリアス・レグノ


名前の通り自慢の腕と力で

相手をねじ伏せてきたことから鉄槌と呼ばれ

今では頼れる准将だ。


「グランとアダムには久々に会ったが

グラン、お前、、小さくなったな。」


「うるせぇよ!!」

そして今遠まわしにグランにチビと言ったのが

崩撃の魔術師 レヴィアナ・リラード

こっちはゾリアス達とは違い

1つ後の世代として入ってきて

今は少尉になっている。


しかし二人をここに送り込んだということは

あの大将も何か情報を握ったのだなと

グランは察した。


「そんで?例の反応ってのは??」

グランが二人に尋ねると

ゾリアスは申し訳なさ気に顔を合わせた。


「いやぁ、反応っても少しで消えちまったから

場所も確定できてないんだ。」


「はあ!?じゃあ俺とアダムがここに来た意味ねーじゃんか!!」

などと文句をこぼしつつ

グランは魂が抜けたかのように

膝をついた。


するとレヴィアナ少尉が笑顔でこう言ってきた。


「場所は特定できなかったが

石に関しての資料は探し出してある。

しかし、お前らの探す石ってなんなんだよ?」


グランはその言葉に食いついた。

石に関しての資料があると。


「少尉、准将。今すぐ俺たちを資料のとこに

連れてってくれ!!」


レヴィアナとゾリアスは顔を合わせ

二人で疑問を共有したあと

グランとアダムを連れて資料のある

ロストリア支部に向かった。


その間にグランのまだ知らない場所では、、、


そこはミストラルの地下深くの場所。

何か怪しげな空間が漂い真っ暗だ。


「あらら、あの紅眼の坊やが

ロストリアに来ちゃったじゃないの。

どうする気なの?このままほってたら

石のこと知られちゃうわよ??」


「なあに。心配ねぇよババア。

俺とアシュラで足止めに行くさ。

そのまま踏みつぶして二度と抵抗できないようにしてやるよ。」


「デスタ、あまりここで汚い言葉を使うんじゃない。しかし、彼は生かしておかなければならない

存在なのだ。あまり踏みつぶすことを

考えるのではない。」


「そうよデスタ。このアリア様に対して

ババアなんて、口が悪いにも程があるじゃない?」


「ババアは黙ってろ。

アシュラ、俺とお前で奴の足止めをしに行く。

いいよなぁ?ボスさんよぉ。どうせエースは

奴についてるんだからお前が決めるんだろう?

エースも自分で足止めすりゃあ楽なのになぁ??」


この暗闇の中で話している者達は

グラン達を知っている。だが

グラン達は彼らを知らない。


「そういうな、デスタ。お前とアシュラで足止めは

してもいい。だがデスタはエース担当だ。

アシュラはグランの足止めをしに行け。」


「俺がエースと殺りあうっての?

いいぜ。そろそろ殺したくなってきた頃だからなぁ?行こうぜ、アシュラ。」


「承知しましたよ、デスタ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その頃グラン達は資料の元にたどり着いていた。

そして四人でその中身を読み始めていた。


紅く染まりしその石は壊れることはない。


もちろん破壊することもできない。


ただ一つ。

石を所持している者に寿命はない。と


「この資料は何を物語っているのだ?グラン??」

ゾリアス准将が振り向くと

真剣な顔をグランは真剣な顔をしていた。


そしてゾリアスとレヴィアナは

二人の国軍兵器を資料の元に置いて

先に部屋で休んだ。


二人が休んでいる間にも

グラン達は解読を進めた。


「ふう、。今日はこの辺にしておくかアダム。

明日も忙しいし寝るとするか。」


「うん。でも寿命はないってどういうことだろう?

俺にはさっぱりわからないや。」

アダムは疑問を投げ捨て

グランに託していた。


「明日また解読を進めよう。

また新しいことを見つけるかもしれない。」



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