終わりの始まり
「よお。狩りの時間らしいから迎えに来てやったぜ。感謝しな。」
そう一言男が呟くと
俺達は急いで場所を変えた。
第24話 終わりの始まり
するとそこには数え切れない数の
暴走危惧種が暴れていた。
そんな光景を見つめて騒然としてしまっていた。
グランはそんな空気を変えようと
暴走危惧種の討伐を命じた。
「よく聞け。これは魔導術師のリーダーからの命令だ。今から1時間以内にこの数の暴走危惧種を全て撃退する。
ガゼルは南、アダムは西、ライとドロシーで北の方にいるやつを倒せ。俺とフードの男で東を討伐する!!」
グランが大声で叫ぶと
一斉に暴走危惧種の群れに
突っ込んでいった。
アダムは走り込んでいくと
一気に辺りを総滅した。
「悪く思わないで!メテオクラッチ!!」
指を大きく鳴らして、アッドロームの足元から
大きな爆発を起こした。
ガゼルはこのフィールドならではの戦い方をしていた。
「この数を殺すのはキツイな。仕方あるまい。」
そういうとガゼルは右手を横に振った。
すると手元に大きな氷の剣が生成された。
「さて、始めるか。氷結の戦場!!」
この技はガゼル特有の技で
自分の身に触れている辺りを自由自在に操ることができる。
一方クロノスとグランも必死に討伐を繰り返していた。
「あーもう!消しとべ!!零マグナム!!!!」
辺り構わずぶちかました零マグナムの威力が強すぎたのか、視界で見れないところにいる暴走危惧種まで倒してしまっていた。
すると奥の方から人がゆっくりと
グラン達の方へと歩み寄ってきていた。
「そうくると思っていましたよ。魔導術師」




